「レッドクリフ」を見ました。
その日の温泉に行く、庭を見に行くなどの予定をうっちゃって
いきなり見に行ってしまいました。
「人形劇三国志」からこっち、私の心をすっかり占めておりました。
この恋情は2007年に寺尾聡にはまった以来です。
誰彼かまわず捕まえては
「ルビーがキラキラしているのですよ!!」
と一席ぶっていました。
ルビーとは無論寺尾氏のことです。
「♪くぅもりガラスの向こうは○?@#¥※ あーなたを失ってから~」
これしか知らないのに、佐伯で一番のファンは私だ!!などと言い張る。
ムチャクチャです。
でもそんな私に回りはTV出演の日時などルビー情報を提供してくれました。
ありがたいことです。
「ああ、ルビー!!あなた今煌めいてるよ!!眩しいよ!!モンビジュー!!」
みんなほんとよくかまってくれたよなぁ。
そんな激情が今三国志に向けられています。
その勢いでみた「レッドクリフ」ですから、面白いことかないません。
「どうして観客に読み取らせる演出をしといて、後でそれ説明しちゃうの?野暮チンねぇ」
(そりゃある程度分かりやすくしないといけないのはわかるが・・・)
とか細かいところはありましたけど、面白かったです。
首の座ってなさそうな阿斗ちゃんを心配したり、(もうすっごい不安になる)
八卦の陣の美しさにうっとりしたり、(やっぱ中国、人多いわ)
孫権の妹、尚香がベッキーにしか見えなかったり、(これが劉備の嫁になるかと思うと・・・)
曹操が竹中直人にしか見えなかったり、(異論は受け付けますわ)
周喩と小嬌ちゃんのエロシーンにご勘弁と思ったり、(この後この人たちはエライ目に遭うんだなぁと思えば見れる)
孔明の細かい「美形演出」に笑ったり、(位置的におかしいのに目や髪に光が入る)
ステゴロ張飛が食べ物に見えたり(肉団子の黒酢あんかけにしか見えなかった。丸くて黒い)
見ていて大忙しでしたよ。
唯一泣いたのは
「民を守れ!」と劉備に言われた雑兵が、
その民とたいして変わらないのに、民を守ってバッタバッタ死んでいくところでした。
ああ、ここに地上の星がいるよ!!何で皆空の星(劉備や孔明など)ばかり見てるんだよ!!
ツバメよ、教えてくれ!!
そんな中で一番愛してしまったのが美髯公こと関羽雲長です。
義侠心に溢れ学問を愛し、たなびく髯の美しいこと。
そしてなにより強い!!デタラメに強い!!アホみたいに強い!!正に一騎当千!!
私は強い男が好き!(誰の台詞でしたっけ?)
踏まれた自軍の旗を取り返すときの、ドッスドッス走るのも愛らしい。
それと面構えがいい。顔かたちでなくて面構えが。
戦いの中の彼の眉毛が一番のCGでしょう。
ありえない吊り上り方。かっこいいぜ!!
横浜の関帝廟が思い出されます。
彼は神様として祭られているのです。なぜか商売の神様。
あ、信義に篤いのが商いの基本だからってこと?
いつ行っても線香の煙でもうもうとしていました。
煙の多さから信心の篤さが伺えるというものです。
右隣に目元が孔明、口元が周喩に似た超ド級の美形が座っていましたが、
スクリーンの中のおっさん、関羽にメロメロでした。
第二部が楽しみです。