土鍋と炊飯器
朝夕の涼しさに秋の足音を聞く思いですが、
皆様いかがお過ごしですか。
私は来週あたりから炊き込みご飯の量産体制に入ろうと思っています。
栗も出回りはじめましたし、九里四里うまい十三里もお色もよくて、大きなものが
お店に並んでいます。
土鍋の底が乾く間もないくらい、炊き込んでやりますよ。
土鍋がかち割れるか、私が飽きるかのデッドレースです。
土鍋でご飯を炊くと、一つしかない火の口が塞がるので
その間他の料理が出来ないので、効率が悪いのですが
炊飯器だと具を入れることが出来ないのです。
私の炊飯器は1.5合炊きで、3食きっちり0.5合ずつ食べて1日が終わります。
この1.5合で炊飯器に余裕なくぎりぎりいっぱい。
そんなわけで若干容量に余裕のある土鍋で炊いています。
さらにいうと、残ったご飯を冷凍したり、1食だけパンや麺にする習慣と知恵がないので
パンなり麺なり一回食べたら、その日はご飯つぶなしです。
どうしてこうも融通が効かんのか。
(まだまだですが)持ち物の少ない私の宝物の一つがこの炊飯器です。
「圧倒的にシンプルであることは、秀でるための最良の方法である」 ボードレール
「優れた作品がシンプルに映るのは、それが極めて優雅である証拠」 シャネル
こんな言葉を思い出すようなシンプルな炊飯器です。
保温だのタイマーだの早炊きだの一切ありません。
ボタンはただ一つきり。
電子音も鳴らないので、私にはこれ以上のものはありません。
一生使う気満々です。
この炊き込みご飯量産期に休んでもらって、
長生きしてもらいたいと思っています。
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