香り

あさ

2009年02月15日 00:48

香りというのは、やはり精神状態を左右しますね。
好ましい香りは概ねよい思い出と直結しているようです。

部屋の香りにはいただき物のクラシカルな石鹸の香りのサシェがメインで
クローゼットには白木蓮のサシェを使っています。

副次的に掃除の後「朝霧」というお香を炊いています。
色味のろくにない服を着て、香と掃除と沈黙(独り言はノーカン)の毎日。

・・・これなんていう作務?
尼寺へ行け、尼寺へ!!(BYハムレット)←こいつもたいがいな奴ですな。人のことは言えんが。





嗅覚が鋭い方というのは頼もしいですね。
見合いの釣り書に「鼻がいい」と書かれたらキュンキュンしてしまいそうです。
生存能力が高そうで素敵じゃありませんか。
「鼻が利く」という慣用句を考えた昔の人は、センスいいなぁ。

我々が古代の人より格段に劣った五感が嗅覚だと言いますが、
やはり匂いでものを判断しなくても
生きていける現代はありがたいぬるま湯です。
アタイ、甘い汁とぬるま湯がダイスキ!!

だめすぎる。
でもいいのです。
先代の努力の恩恵に感謝し、
竹島やら尖閣諸島やらの急務でない問題は
次代の叡智に委ねましょう。
じゃないと大概ケンカになるじゃないですか。
ぬるま湯万歳。




ぬるま湯でふやけきったあさちゃんですが、
これでも多少は艶めいた話があったりなかったり。
梅の香りに纏わる思い出です。

山道に白い梅の花びらが落ちていた季節です。
散りかけとはいえ、雅致に於いて欠けるものではない梅の古木の前で偶然あった人が、
後日私にまた逢えるかと思い、その梅の木がある古道をひとり登ったという話を後日聞きました。

我ながら清らかな話です。

これがいつの間にか、梅を見たらコートを頭から被って

「紅天女!!」


とかやる、ちょっとアレな30女になっていようとはその方も思わなかったでしょう。
時の流れは残酷ですね。
思い出は美しいままで香りと共にしまっておきたいものです。



そういえば昔ジバンシィの「AMARIGE」という香水を恩師から頂戴しました。
「AMOUR(愛)+MARIAGE(結婚)」の造語です。
「愛に溢れた結婚をなさいね」というメッセージだったのかもしれません。

・・・。先生ごめんなさい。
マヤちゃんと真澄さんが結婚するころには
我が身もどうにかしたいと思います。
100年先ですね。








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