早くも行く年来る年

あさ

2009年11月01日 22:00

早くも来年の手帳を購入しました。
関西の言葉で「イラチ」というのでしょうか。大変せっかちなところがあります。
こないだも松原淳子の「ひとりの老後」とか読むし。
せっかちというより見切りがはやいのでしょうか。

今年の手帳と同じものです。
今年はどういうわけか遊びに行くことが極端に少ない一年でしたので、
来年はその辺の予定を手帳に書きたいものです。


…。
そうです、悉く遊びの予定が泡のように消えた一年だったのです。

・大分市美術館のやなせたかし展
・同、明治の日本画展
・福岡の阿修羅展
・新酒祭&天ぷら屋さん
・薪能
・小豆島
・修道士のおじい様との東京でのデート

他多数。


このままでは素敵マダムに教えていただいた出光美術館の琳派展まで逃しそうです。
あれだけ薪能に行ったるわ!ゆーてたあさちゃんですが、
普通に出勤日でした。
そもそもなんで休みだと思っていたのか得心がゆかん。


今年は遊び呆けず目の前の為すべきことをせよ、という天啓と思い
上記は諦めがつきましたが
敬老の日が仕事だったのには身悶えしました。




「もしも私に憐憫の情をかけてくださるなら、敬老の日にあるかもしれない
『百歳バンザイ』のスペシャルを録画してくださらんか!!」




知り合いに大声で懇願したらたいそう笑われました。
その場で調べてくれたのですが(みんな優しいなぁ)、今年のスペシャルはなかったようです。
司会のえなり君の都合が付かなかったのかしら。


いいわ、私にはヤングの祖父(92)がいるもの。
とはいえ定時で上がって祖父宅に行っても、就寝時間を過ぎてしまうので
この日は素敵年寄の尊顔はひとっっつも拝めませんでした。


代わりにハンク・ジョーンズを延々聞いています。
御年91歳、現役ジャズピアニストです。
今も聞いているのですが、特に「サマータイム」と「マイファニーバレンタイン」は絶品です。
何を弾いてもその旋律の底にある「明るさ」。
楽観主義とも諦観とも違うそれは、
老いることで得られる、自分の人生を肯定する心とも言えるでしょう。

来年の9月20日(月)は休みでありますように。
2010年の手帳を見ながらお祈り中です。
アテクシ、干し柿のしわしわだけで満足出来るような安い女じゃなくってよ!



そんな欲望で脂光りしているような手帳ですが、
買うと1ページ目に毎年同じことを書きます。

「節制」「沈黙」「規律」「決断」「節約」「勤勉」
「誠実」「正義」「中庸」「清潔」「冷静」「純潔」「謙譲」

東郷平八郎 十三訓

一.至誠に悖るなかりしか
一.言動に恥ずるなかりしか。
一.気力に欠くるなかりしか。
一.努力に憾みなかりしか。
一.不精に亘るなかりしか。

五省


“Rehoboth”=十分な部屋 (ヘブライ語)




前年の手帳を見なくても書けます。
なぜ覚えているのに毎年書くかって?








フッフフ。
ロクすっぽ守れておらんのでな!!








…来年は真面目に生きていきます。


毎年同じことを秋口に誓って、年末には忘れているこの体たらく。
どうにかならんのでしょうか。








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