墓掃除

あさ

2008年11月23日 00:25

墓掃除に行きました。

「墓参り」でなく「墓掃除」。

好きなのです。墓掃除。
石という磨けば光る素材、野晒し故の適度な汚れ、油気がないのでケミカルな洗剤なども一切不要。
いいわー、墓掃除。

さらに家のは父方母方、同じ墓地にあり、山肌ゆえに景色も明媚で適度な運動にもなります。
高い所から見下ろす町をみて、

「人が蟻のようだ」

と嘯くこともできます。


先祖に対する畏敬の念が足りてないので、本当に掃除「だけ」をして帰ることもままあったのですが、
今年になって、母方の墓に血のまったく繋がらない人の墓石があると知ったので
「他人様なら手の一つも合わせねば」
というわけで、最近はちょっと拝んでから帰ります。

メインの墓石の後ろにいっぱい墓石があって、誰が誰だか分からなかったんですよね。
今でも分からないのがいくつかあります。
どちら様?

上記の「血の繋がらない人の墓石」という、少し変わった書き方をしたのは理由がありまして、
骨などはなく、本当に墓石だけなのです。
遠い北の大陸で戦禍に巻き込まれなくなった母子。骨など拾えようはずもありません。
望郷の念だけを残して凍てつく大地に眠る二人。
あ、いかん。
書いてるだけでちょっと涙が。

この墓のことを知る前から、
「1945年」 「ロシア軍南下」 「ヤルタ会議」 「瀬島龍造」(これは灰色か)などの単語を聞くと
人より多く頭の血管が切れていたのですが、
なんとなく、こういうことなのかななどと、少し縁のようなものを感じました。

でもね!きっとね!生まれ変わってるからね!
前世でエライ目にあったから、きっと今世はすっごい幸せになってるんですよね!
千の風になってビュービュー言ってる場合じゃないですからね!!
親子そろって、川井郁子やすわない晶子(漢字がでない)みたいな美人で才能もあって、
岩崎弥太郎邸みたいなとこに住んで、ランボルギーニ乗って、毎日ロオジェやら久兵衛やらに行ってるんですよね!!
(これが私のお金持ちに対する想像力の限界)

ん?ということはやっぱり墓を拝まくてもいいのか?





拝んでやれよ。

南無三!!









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