「自閉症裁判」
「自閉症裁判 レッサーパンダ帽男の罪と罰」 佐藤幹夫 著 読了
最近文庫化されました。
裁判員制度スタートに伴い、こういった本が手に入りやすくなったのでしょう。
著者は障がい児教育に20年携わってきた方ですが、
過剰に加害者側に肩入れすることなく、被害者の遺族の声にも真摯に向き合っています。
というより「そうでなければ」という、物を書くものとしての葛藤が端々に滲み出ていて、
障がい者の犯罪について、我々は何を考えればよいか示唆してくれます。
やはり真面目に物を言おうとする人の言葉というのは、ちゃんと伝わるものなのですね。
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