冷や汁賛歌

あさ

2009年06月28日 01:08

暑い毎日が続きます。
皆さんいかがお過ごしですか。

私はもうガス台に立つ気ゼロです。
1日1回です。

その一回で何を作るか。




冷や汁です。




もう冷や汁の鬼になっていました。
(ここで「キックの鬼」の歌を歌って頂きたい)




宮崎の郷土料理として巷間に流布していますが、県南でもモリモリ作ってモリモリ食べます。
もう冷や汁大好き。冷や汁の嫁になりたい。
今日も冷や汁、明日も冷や汁です。
(ここで「コロッケの歌」を歌って頂きたい。ところで日本で最初に家庭で作られたのが
 あの小泉信三宅というのは本当でしょうか)


まずは基本に忠実にアジで作りました。
トッピングもキュウリ、シソ、すりゴマと慣れ親しんだ味です。アジだけにな!(笑え)
アジ独特の下品(げぼん)の旨みと香り。
魚好きにはたまりません。
汁だから最初から最後まで魚味だしね。


次、エソ。
品のいい白身が田舎味噌独特の麦の味に良く合います。
魚を焼く用の網を持っていないのでフライパンで焼きます。
ついでにトースターもないのでパンもこれ。フライパンだけにな!(笑ってくれ)
物が増えるのがなによりストレスなので。
この日もフライパンが大活躍です。

エソの身はその味同様柔らかく、焼いてるそばからほぐしてそぼろにします。
菜箸も調子に乗るというものです。
ですがエソを扱ったことのある方はご存知の通り、大変骨の多い魚です。
フライパンに広がる数多の骨。
何、このキリングフィールド(殺戮の荒野)。
少しだけラジオの音量を上げて、挫けない様に骨をちまちま取りました。

苦労と時間が調味料になったのか、やはりエソの冷や汁は美味しい。
ナスのカラシ醤油漬けを乗せていただきました。


さらに冒険して鮭。
石狩鍋もあることですし、そう珍妙なものでもありません。
ただやはり上記二つよりも脂があったので、薄朱色のアブラが浮いていました。
見た目の清涼感は若干損なわれましたが、
夏の暑さに赤もまた似合うというものです。
オクラと温泉卵をのせて、隠し味にオイスターソースをいくらか落とします。
鮭だけにな!(笑っていただけないでしょうか)


この辺から何を作ってるのかわからなくなってきます。


もっと手軽に冷や汁を楽しみたいのよ!

そんな乙女ちゃんの願いを叶えたのがこれ、シーチキンです。
近いものが出来ましたがやはりやや旨味に欠けますし、あの油の匂いも気になります。
ここは薬味とトッピングでカバーしましょう。
柚子胡椒とゴマ油で揚げたナスを乗せて解決。
油を吸ったナスはどうしてこうもうまいのか。


さらにほたての缶詰でも挑戦しました。
おお、淡旨是絶佳也。
カボスの爽やかな香りも引き立ちます。




私の体には冷や汁が流れているの。
うふふふふ。









私の体には(略)…ご結婚おめでとうございます。












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