阿片王ー満州の夜と霧ー
「阿片王ー満州の夜と霧ー」読了。
満州で阿片王と呼ばれた日本人、里見甫(はじめ)とはいかなる人物だったのか、
当時の満州の情勢、阿片の利権に群がる関東軍、政治家、財界人の暗躍。
砂上の楼閣であった満州とはなんだったのか。
戦後まで続く満州人脈が、日本をどう動かしてきたのか。
以前ここで書いた「下山事件」もですが、
戦中戦後の日本の上層部が何をしてきて、どうお金を動かしてきたのかものすごく気になります。
昔々の話ではなくて、今の政治経済を動かす人間に連なる話だから。
戦後60余年たって、ようやく少しずつ明るみに出た感です。
でもまだまだなんだろうなぁ。というよりわからないままのことの方が多いのでしょう。
9.11で誰が得をしたのかもすごく知りたいですが、まだ早い。
あと10年は待たないと、薄っぺらい謀略史観がふるいから落ちない。
待つか。
祖父に貸したら、3分の1で読むのを止めたとのことでした。
次は何を持っていくかのぅ。
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