30代
もう半年もすれば、30歳になります。
このような30代になりたいというのがあるのですが、
そのひとつが
酒井抱一の「白蓮図」です。
琳派の流れを汲む抱一の絵は、儚げでありながら迫るような情感のあり、
これが文化文政の粋人の感性なのねと長く私の心を捉えます。
その中でも特に好きなのがこの「白蓮図」です。
上下に大きな蓮の葉を配し、左にすっと立つ瑞々しく清らかな白い蓮。
右下にはうっすら緑色がかったつぼみがあります。
このように控えめながら上に向いて清廉に咲き、
その葉でつぼみを朝露から守るように
後進を育てる30代になりたいものです。
・・・今?出来てないすわー。
ごめんなー、S君よ。
奇矯ぶりだけで言ったら、私の20代後半は若冲の「群鶏図」でした。
まずは京都の細見美術館に本物を見に行きますかな。
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