ペンキの続き

あさ

2009年07月04日 21:34

前回の「ペンキ塗り」はなんのまとめもなくばっさり終わっていました。
ペンキで頭がラリパッパになっていたのかしら。
普段が普段だからわからないわ。

そんなわけで補足と思ってお読みください。

夕涼みに行ったカフェですが、途中おば様方3名がみえました。
何やら大盛り上がりです。
サライを読みながら、「アバンティ」の教授よろしく耳をそばだてると(下品ですね)
一人のおば様の憧れの男性のお話でした。

恋バナ?女子トーク?
あまりに縁遠くて、最近はどういう呼称がなされているのかわかりませんが、
とにかく華やかでとても楽しそうです。

こういう話が出来る人は一生出来るのでしょうし、
私のように出来ない人間は屋根に登ってペンキ塗ったりするのでしょうね。

概ね前者の方が多いわけですが、
恋愛という人との濃密な共生を欲求する人たちが
「出来ない人間」に対して、ひどく奇異な目で見るのは何故でしょうか。
自分と違う考えの人間がいることを意識した方が、
彼ら、彼女らの求める恋愛関係が維持できると思うのです
・・・まぁいらん世話です。

そんな取り留めのないことを考えながら、話を聞くともなしに聞いていました。
見た目こそ品が良さげなおば様方で、話も女子校生のようでしたが、

「しばらく鍵を閉めて寝られんな!ハハハハハ!!」

にはコーヒーを吹きかけました。
何だその赤松啓介みたいなオチ。

あー面白かった。


お店を出て界隈を散歩したのですが、
近くある祇園祭のお囃子のお稽古の音が聞こえてきました。
石畳を歩く中、線香の匂いでしょうか微薫が漂う夕凪の時間です。
祭囃子は渦中にあるより、遠くに聞こえる方が夏を強く感じるのは何故でしょうか。




歩いて歩いて。
少し孤独に甘えて、また歩いて。

摺鉦の高い音がやがて掠れて聞こえる頃。







道に迷った。


なんと寓意的な。
いつものことなので全然気にしません。
仏舎利塔が左に見えるのと、坂を降り切ることだけを考えて駐車場を探しました。
迷ってもなんだかんだで帰り着くんだからいい。



そんなわけでいい夕涼みだったのですよ。
おちまい。


関連記事