2009年01月18日

放浪の天才数学者エルデシュ

「放浪の天才数学者エルデシュ」 ポール・ホフマン著 読了

ハンガリーの数学者、エルデシュの伝記です。
1913年に生まれ、85年の人生を閉じるまで実に1475本の論文を著し
そのすべてが高い質を誇る内容でした。

彼が愛したのはコーヒーと子ども、そして数学でした。
定住地を持たず、どこにも所属せず、
持ち物は古びたスーツケースに入った着替えとノートだけ。
1日19時間数学の問題を解き続けたそうです。

たまに行う講義の報酬や、あまた受けた数学賞の賞金を
自分の慎ましやかな生活を維持する分だけ引いたら
残りはすべて寄付していたそうです。


私にとっては憧れずにはいられない一生です。
ものを持たずに生きていきたい。


この本は彼の一生を辿るだけでなく、
合間あいまに数学の話が出てきます。
素数やらなんやら見事忘れていました。
学生の頃は嫌いだった数学が、今になって面白く感じます。









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Posted by あさ at 14:07│Comments(2)
この記事へのコメント
数学いいですね
フェルマーの最終定理
素晴らしい睡眠導入剤です
Posted by ちょもり☆ちょもり☆ at 2009年01月18日 19:41
同感です。
「ドリ~ムウェル ドリ○ル♪」ってかんじでした。

ぐぅ。
Posted by あさ at 2009年01月24日 22:35
 
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