2010年05月30日
ありがとうハンク
ハンク・ジョーンズ 5月16日 永眠。
享年91歳。
冥福を祈るばかり。
・・・冥福。
冥府での幸福を祈る。
美しい言葉ですね。
今NHKFMの追悼特集を聞きながらPCに向かっています。
「枯葉」「My Funny Valentine」などの名曲が流れるなか、
酩酊状態でほとんど聞き取れません。
ごめんよハンク。
さっきまでハンクの似顔絵や小林まこと版「沓掛時次郎」の
時次郎の似顔絵を筆の遊び(すさび)と描いていたのに
なぜか余勢を駆って記事投稿。
なんとなく今日この日は家でPCに向かうことはあるまいと思っていたのに。
何を飲んだのか順立てて言えないくらいなのですが、
現行は日田老松酒造の「梨園」という梨のリキュールで小休止しています。
品のいい甘さのお酒です。
無論原液ストレートです。
アルコール度数僅か12度。
薄めるべくなどなかりせば。
濃厚なブルーチーズと一緒に頂いています。
この組み合わせを咄嗟に思いついたアタクシ様は大変立派だと思います(酔ってます・・・)
ハンク・ジョーンズはJAZZの生き神様でした。
あのマリリンモンローがプレジデントにお誕生日の歌を歌っていたときの伴奏もしています。
おお、ププッピドゥー。
ハンクの死を知った夜は
「貴方にこのウイスキーと美しい日本を捧げます」
といいながら、京都御所の清涼門や承明門、桂離宮の写真を見ながら
頂き物のウイスキーを空けました。
ありがとう ハンク。
享年91歳。
冥福を祈るばかり。
・・・冥福。
冥府での幸福を祈る。
美しい言葉ですね。
今NHKFMの追悼特集を聞きながらPCに向かっています。
「枯葉」「My Funny Valentine」などの名曲が流れるなか、
酩酊状態でほとんど聞き取れません。
ごめんよハンク。
さっきまでハンクの似顔絵や小林まこと版「沓掛時次郎」の
時次郎の似顔絵を筆の遊び(すさび)と描いていたのに
なぜか余勢を駆って記事投稿。
なんとなく今日この日は家でPCに向かうことはあるまいと思っていたのに。
何を飲んだのか順立てて言えないくらいなのですが、
現行は日田老松酒造の「梨園」という梨のリキュールで小休止しています。
品のいい甘さのお酒です。
無論原液ストレートです。
アルコール度数僅か12度。
薄めるべくなどなかりせば。
濃厚なブルーチーズと一緒に頂いています。
この組み合わせを咄嗟に思いついたアタクシ様は大変立派だと思います(酔ってます・・・)
ハンク・ジョーンズはJAZZの生き神様でした。
あのマリリンモンローがプレジデントにお誕生日の歌を歌っていたときの伴奏もしています。
おお、ププッピドゥー。
ハンクの死を知った夜は
「貴方にこのウイスキーと美しい日本を捧げます」
といいながら、京都御所の清涼門や承明門、桂離宮の写真を見ながら
頂き物のウイスキーを空けました。
ありがとう ハンク。
2010年05月12日
■■■口蹄疫2■■■
先日に引き続き、口蹄疫に関する記事です。
YOUTUBEに見ていただきたい動画があります。
今貼り方をおぼえたのですが(簡単なんですね)ここに貼るよりも
お時間があれば関連動画もご覧になっていただけたらと思うので
タイトルのみにて失礼いたします。
いずれも検索ワードは「口蹄疫」で出てきます。
・【口蹄疫】20100511農水委員会 江藤拓(自民質疑1/5)【政権野党】 ※1~5まであります。
江藤拓議員の「私なんか」のくだりで泣き、おばあさんの話で号泣でした。
こういう危機のときにこそ、人の鼎の軽重が問われるのですね。
この温度差は何なんだ。
・口蹄疫パンデミックの現場から[桜H22/5/10】
先日お伝えしたブログの方が電話で桜チャンネルに出てらっしゃいます。
あまりにも悲痛な涙声。
・2010年_宮崎県口蹄疫_県広報CM
東国原知事出演のCMです。大変なご心労のようで痛々しいほどのやつれ方です。
氏のツイッターでの情報では5月12日現在の殺処分対象家畜は
牛豚合わせて77168頭。
現場の方のご苦労を思うと胸が詰まります。
上記の動画を全部見ても1時間かかりません。
お時間がございましたらご覧ください。
YOUTUBEに見ていただきたい動画があります。
今貼り方をおぼえたのですが(簡単なんですね)ここに貼るよりも
お時間があれば関連動画もご覧になっていただけたらと思うので
タイトルのみにて失礼いたします。
いずれも検索ワードは「口蹄疫」で出てきます。
・【口蹄疫】20100511農水委員会 江藤拓(自民質疑1/5)【政権野党】 ※1~5まであります。
江藤拓議員の「私なんか」のくだりで泣き、おばあさんの話で号泣でした。
こういう危機のときにこそ、人の鼎の軽重が問われるのですね。
この温度差は何なんだ。
・口蹄疫パンデミックの現場から[桜H22/5/10】
先日お伝えしたブログの方が電話で桜チャンネルに出てらっしゃいます。
あまりにも悲痛な涙声。
・2010年_宮崎県口蹄疫_県広報CM
東国原知事出演のCMです。大変なご心労のようで痛々しいほどのやつれ方です。
氏のツイッターでの情報では5月12日現在の殺処分対象家畜は
牛豚合わせて77168頭。
現場の方のご苦労を思うと胸が詰まります。
上記の動画を全部見ても1時間かかりません。
お時間がございましたらご覧ください。
2010年05月10日
■■■■■■■■■■■■
新着記事一覧で目立つにはどうすればいいかだけを考えた浅知恵故のタイトルです。
変な記事ではございませんのでどうかご安心を。
時間も早めに投稿します。
昨日の投稿でもちらと書きましたが、隣県宮崎で猛威を奮っている口蹄疫についてです。
ここに来て如何に「情報」が我々の生活を左右するか思い知らされました。
私たちはネットの恩恵により、容易に一次情報、一次資料を入手出来るようになりました。
そしてその信頼度はひとえに発信する「人」の「良心」がすべてであると、
この21世紀に改めて知ったのです。
重要なのは媒体でもなく、技術でもなく、「人」そのものであると。
もちろん情報の真贋を見極めてこその言い分ですが、
やはり赤心偽らざる言葉というものは玉が如し、必ずわかるものです。
以下に川南町で牧場を営んでらっしゃる方のブログをお知らせいたします。
お時間がございましたら是非お読みください。
記事内には東国原知事への不満もお書きですが、知事もツイッターなどを拝見すると
憔悴の中、大変なお働きのようです。誰も悪い人なんていないのでしょう。
今この瞬間も続くこの方のご心労を思うと、読み返す度涙が出ます。
対岸の火事ではございません。
事実昨日書きました鹿も「移動が出来る偶蹄目」です。
大分県下の畜産に関わる方達のご心配もいかばかりか。
本当に色々憤りを書きたいところですが、
私の言葉で皆さんの捉え方に色がついてはいけません。
政治、経済、畜産、農政、マスコミ、食の安全、地場産業、地方行政、職業倫理、
道徳心他、個々人の多様な視点で感想があると思います。
そのたくさんの視点の根幹が「良心」であることを信じるのは、愚かなことではないはずです。
ご覧になられたら、私のようなただの伝書鳩のところにコメントなどはご遠慮下さいませ。
一日のアクセスが二桁のここでは
貴重なご意見を頂戴しても埋もれさせてしまうだけです。
思うところがございましたら、是非ご自身のブログや、近しい方にお話下さい。
ご紹介いただきやすいよう、政治色は抜いて書いております。
ただただ「現場の方にとって」「長期的な」「最善の」事態の収束を心から祈念しております。
http://green.ap.teacup.com/mutuo/
ああ、ところどころにブチ込んだ嫌味が隠しきれん・・・。
とりあえず私有権者でよかった。
変な記事ではございませんのでどうかご安心を。
時間も早めに投稿します。
昨日の投稿でもちらと書きましたが、隣県宮崎で猛威を奮っている口蹄疫についてです。
ここに来て如何に「情報」が我々の生活を左右するか思い知らされました。
私たちはネットの恩恵により、容易に一次情報、一次資料を入手出来るようになりました。
そしてその信頼度はひとえに発信する「人」の「良心」がすべてであると、
この21世紀に改めて知ったのです。
重要なのは媒体でもなく、技術でもなく、「人」そのものであると。
もちろん情報の真贋を見極めてこその言い分ですが、
やはり赤心偽らざる言葉というものは玉が如し、必ずわかるものです。
以下に川南町で牧場を営んでらっしゃる方のブログをお知らせいたします。
お時間がございましたら是非お読みください。
記事内には東国原知事への不満もお書きですが、知事もツイッターなどを拝見すると
憔悴の中、大変なお働きのようです。誰も悪い人なんていないのでしょう。
今この瞬間も続くこの方のご心労を思うと、読み返す度涙が出ます。
対岸の火事ではございません。
事実昨日書きました鹿も「移動が出来る偶蹄目」です。
大分県下の畜産に関わる方達のご心配もいかばかりか。
本当に色々憤りを書きたいところですが、
私の言葉で皆さんの捉え方に色がついてはいけません。
政治、経済、畜産、農政、マスコミ、食の安全、地場産業、地方行政、職業倫理、
道徳心他、個々人の多様な視点で感想があると思います。
そのたくさんの視点の根幹が「良心」であることを信じるのは、愚かなことではないはずです。
ご覧になられたら、私のようなただの伝書鳩のところにコメントなどはご遠慮下さいませ。
一日のアクセスが二桁のここでは
貴重なご意見を頂戴しても埋もれさせてしまうだけです。
思うところがございましたら、是非ご自身のブログや、近しい方にお話下さい。
ご紹介いただきやすいよう、政治色は抜いて書いております。
ただただ「現場の方にとって」「長期的な」「最善の」事態の収束を心から祈念しております。
http://green.ap.teacup.com/mutuo/
ああ、ところどころにブチ込んだ嫌味が隠しきれん・・・。
とりあえず私有権者でよかった。
2010年05月09日
鹿おいさんと貰い物
前述にもありますが、ここのところ終の住処を探して物件巡りをしています。
現政権への不信感がピーク(今がピークと思いたい)であることと、
単純に死に場の確保の為です。
賃貸じゃあオチオチ死んでもいられねぇやい。
資産価値下げちゃ申し訳ないですからね。
とはいえ、5月9日現在(なぜわざわざ日付を入れたかお察し下さいましね)の
現政権の口蹄疫の尋常ならざる対応を鑑みると
手元に動かせる現金を置いておいた方がいいかもとも思いますし、
少し悩んでおります。
とはいえ考えるだけに時間を使うのはもったいないので
地元のおもしろ物件を一手に扱う
不動産屋さんのナビゲートでぐるぐる市内を回っているところです。
何時電話をして、何方とお話ししても、とても感じのいい対応をしてもらっています。
とりわけ私の担当になって下さっている営業課長さんは
大変気さくでらして、親しくさせていただいております。
面と向かって言ったことはありませんが
私は心の中で氏のことを
「鹿おいさん」
と呼んでいます。
そのいきさつは2009年冬に遡りーー。
空気の冴えた冬の日です。
この日私は人生最期の寝床を探し、車の助手席で
凍れる枝が過ぎていく窓の外を眺めていました。
不動産屋さんの社用車で、片道30分以上かけて山の道を走ります。
おそらく地図をみたら等高線しか書いていない様なところでしょう。
眼下に流れる美しすぎる清流は、いかに人の手が入っていない土地なのかを教えてくれます。
「こんなに山深くて、私、通勤できるのか?」
内心思いつつも、念願の平屋がまさかの●●万という事実が
私の夢見がちっぷりに拍車をかけていました。
『そうよ、キャッシュで買えるんだし、
借金なしなら畑でもしながら静かに土に帰ることも出来るワ!
社会との接触面を最小にして、何も残さず、誰の記憶にも残らずに死ぬのが私の大望じゃない!
フッフフ。気が早いと言ってくれるな!
「葉隠」を紐解くまでもなく、死は常に身近にあるものさ。
「メメント・モリ、メメント・モリ」と召使いに言わせなくても
こちとら無常を知る文化に生きてんだっつの。
朝に死に、夕べに生まるるならひ、ただ水のあわにぞ似たりける、よ。
つか、方丈記を引き合いに出しといて、人生で一番の所有物であるところの
家を買うっておかしくね?
兎にも角にも
ドリームカムトゥルー!!
50年後くらいに家主が死んだらすぐ家も土に還るような
ミラクル新技術が開発されたらいいなぁ!
遠足地は来た時よりもきれいにして帰りましょう!
現世は永遠の輪廻の中の一瞬の遠足!
バナナはおやつですか? おやつはバナナですか?私はバナナですか?吉本隆明の新刊は出てま・・・』
ドーーーーーーーン!!
車体に不自然な振動と鈍い衝撃音。
何事かわからず車を止めてみると、運転席側の側面に鹿が突撃したようです。
当の鹿は、数メートルで後ろでフラフラしています。
私も驚きましたが、運転していた営業課長さんはなおさらだったようで
仔鹿ちゃんさながらにアワアワヒヨヒヨしていました。
そりゃアワアワもしますよ。
こんなに明るいうちから鹿が山から下りてきて、走っている車に接触するなんて。
とりあえずこの地域の振興局に電話しました。
(先ほどから田舎ワード頻出ですが、お街の方は読んでご理解いただけるのでしょうか)
すると山から「わんわん」と犬が、
後から「おうおう」と猟銃を抱えたおじさんが降りてきました。
ようやく合点。
彼らから逃れようと山を降りてきたところを、我々と接触したようです。
おじさんの軽トラに乗せられた鹿を遠く霞むまでただただ見送りました。
営業課長さんは思った以上に繊細な方だったようで、
まだかなり緊張が残ってらしたので、コーヒーを買ってきてしばらくその場にいました。
「ビックリしましたねー」なんていいながら、同調をはかっていたのですが、
匙加減はあんなものだったのだろうかと考えるも、今でもわかりません。
自分の肝の据わり方は他人を傷つけかねないなぁというのを昨年末から考えていたので。
結構な案件のような気がするのです。
ようやく運転も再開できるようになって、さらに深山を進み目的地に到着しました。
営業課長さんはそれからは本領を発揮されて、色々説明して下さいました。
もうこの時点でお顔まで鹿に似ているような気がしてきましたが、
大変仕事の出来る方のようです。
『年長の方に向かって、仔鹿っぽいなんて思ってごめんなさい~』
心の中で平謝りしながら室内外を見て回りました。
結局この物件に決めることはなかったのですが、いつの間にか売れていたようです。
ちなみに●●万円という価格は、いわくつき物件などではなく、
その集落の物件の平均価格だそうです。
根性なしの私は通勤とお手洗いの構造(アレですよ・・・)で逃げてしまいましたが、
おばあさんが住んでいらしたそうで、和室はとてもきれいに使われていました。
その後しばらくバタバタしていてご無沙汰していたのですが、
先日これぞという物件を紹介してもらいました。
その道すがら
「もうここに住みよ。ここに決めたらお祝いに鹿肉持ってくわぁ」
と言われました。
おっさん、あんた懲りてねぇな!!
もうこの時点でこれくらいフランクな話し方をされるくらい仲良しになっていたので
こちらも遠慮なく脳内あだ名は「鹿おいさん」とさせてもらいました。
案内してもらった物件はこちらも老婦人が一人でお住まいで、
彼女も物件を探しているそうです。
いくつもお家をお持ちのようですが、お車をお持ちでないそうで
より便利なところをお望みとのことでした。
またも理想の平屋建て。
鹿おいさんが有能過ぎて眩しいわ!!
ここでまたも始まる陀羅尼ばりの脳内妄言。
『ここは書斎で、ここが寝室で、私の持ち物数ならタンスだのの家具は一切置かずにイケルから
リビングに一人掛け用のソファだけ置いて、ここで毎晩飲みながら本読んで、
好きな水拭きもしやすいようにラグの類も敷かないで
こざっぱり生活するの・・・!!
素敵生活なの・・・!!』
完全独走状態の妄想をキープしつつ庭をみれば、手頃な大きさの畑があります。
『ご機嫌伺いにまず豆を植えて、最終的におみおつけの実と漬け物の材料は
全部ここで作れるようにするの・・・!!
週末には七輪出してビール飲みながら豆炊いたり、鹿肉ジワジワ焼いたりするの・・・!!
またも素敵生活なの・・・!!!』
止めどなく湧く泉の如き妄想。
一人だったら牛並みに涎が出ていたと思います。
お住まいのご婦人もとても穏やかな方で、人柄が家の使い方に表れているようでした。
帰りにご自身でお作りになったという無農薬のレモンやミカンを頂いて帰りました。
不動産屋さんに戻ると、別件で出勤してらした社長さん(この人もかんじのいい人だった)も
ご一緒くださってリフォームの見積依頼をした後、宮崎の帰りということで
マンゴーのお菓子を頂戴しました。
帰宅後、頂いたレモンでジャムを作りました。
皮を刻んでいるあたりから台所中、爽やかな香りが立ち込めます。
煮ている間にお礼状を書いて、間取り図を見ながらニヤニヤしてから
知り合いの家に「テルマエ・ロマエ」を持って行きました。
ツイッターをしている彼女に
「うどんを食べたと呟くと、加ト吉から『いつもありがとうございます!』と来るのは本当ですか?」
と訊ねましたが、
「デマじゃない?」とのことでした。残念。
お暇しようとすると、「らぶやん」と「エクセル・サーガ」の最新刊と
キャベツを一玉持たせてくれました。
貰い物で生きているような気がします。
テルマエ・ロマエ・・・古代ローマの設計技師ルシウスが、風呂限定で現代日本にタイムスリップし
その高い文明を持ち帰るというマンガ。シャンプーハットという利器を前に
「軍事力で領地を拡げるのは簡単だ・・・ しかし文明は・・・文明はそうはいかぬ!!」
と打ちひしがれたりしている。
この人も日本に来る度なんかかんか食べ物飲み物を貰っている。
現政権への不信感がピーク(今がピークと思いたい)であることと、
単純に死に場の確保の為です。
賃貸じゃあオチオチ死んでもいられねぇやい。
資産価値下げちゃ申し訳ないですからね。
とはいえ、5月9日現在(なぜわざわざ日付を入れたかお察し下さいましね)の
現政権の口蹄疫の尋常ならざる対応を鑑みると
手元に動かせる現金を置いておいた方がいいかもとも思いますし、
少し悩んでおります。
とはいえ考えるだけに時間を使うのはもったいないので
地元のおもしろ物件を一手に扱う
不動産屋さんのナビゲートでぐるぐる市内を回っているところです。
何時電話をして、何方とお話ししても、とても感じのいい対応をしてもらっています。
とりわけ私の担当になって下さっている営業課長さんは
大変気さくでらして、親しくさせていただいております。
面と向かって言ったことはありませんが
私は心の中で氏のことを
「鹿おいさん」
と呼んでいます。
そのいきさつは2009年冬に遡りーー。
空気の冴えた冬の日です。
この日私は人生最期の寝床を探し、車の助手席で
凍れる枝が過ぎていく窓の外を眺めていました。
不動産屋さんの社用車で、片道30分以上かけて山の道を走ります。
おそらく地図をみたら等高線しか書いていない様なところでしょう。
眼下に流れる美しすぎる清流は、いかに人の手が入っていない土地なのかを教えてくれます。
「こんなに山深くて、私、通勤できるのか?」
内心思いつつも、念願の平屋がまさかの●●万という事実が
私の夢見がちっぷりに拍車をかけていました。
『そうよ、キャッシュで買えるんだし、
借金なしなら畑でもしながら静かに土に帰ることも出来るワ!
社会との接触面を最小にして、何も残さず、誰の記憶にも残らずに死ぬのが私の大望じゃない!
フッフフ。気が早いと言ってくれるな!
「葉隠」を紐解くまでもなく、死は常に身近にあるものさ。
「メメント・モリ、メメント・モリ」と召使いに言わせなくても
こちとら無常を知る文化に生きてんだっつの。
朝に死に、夕べに生まるるならひ、ただ水のあわにぞ似たりける、よ。
つか、方丈記を引き合いに出しといて、人生で一番の所有物であるところの
家を買うっておかしくね?
兎にも角にも
ドリームカムトゥルー!!
50年後くらいに家主が死んだらすぐ家も土に還るような
ミラクル新技術が開発されたらいいなぁ!
遠足地は来た時よりもきれいにして帰りましょう!
現世は永遠の輪廻の中の一瞬の遠足!
バナナはおやつですか? おやつはバナナですか?私はバナナですか?吉本隆明の新刊は出てま・・・』
ドーーーーーーーン!!
車体に不自然な振動と鈍い衝撃音。
何事かわからず車を止めてみると、運転席側の側面に鹿が突撃したようです。
当の鹿は、数メートルで後ろでフラフラしています。
私も驚きましたが、運転していた営業課長さんはなおさらだったようで
仔鹿ちゃんさながらにアワアワヒヨヒヨしていました。
そりゃアワアワもしますよ。
こんなに明るいうちから鹿が山から下りてきて、走っている車に接触するなんて。
とりあえずこの地域の振興局に電話しました。
(先ほどから田舎ワード頻出ですが、お街の方は読んでご理解いただけるのでしょうか)
すると山から「わんわん」と犬が、
後から「おうおう」と猟銃を抱えたおじさんが降りてきました。
ようやく合点。
彼らから逃れようと山を降りてきたところを、我々と接触したようです。
おじさんの軽トラに乗せられた鹿を遠く霞むまでただただ見送りました。
営業課長さんは思った以上に繊細な方だったようで、
まだかなり緊張が残ってらしたので、コーヒーを買ってきてしばらくその場にいました。
「ビックリしましたねー」なんていいながら、同調をはかっていたのですが、
匙加減はあんなものだったのだろうかと考えるも、今でもわかりません。
自分の肝の据わり方は他人を傷つけかねないなぁというのを昨年末から考えていたので。
結構な案件のような気がするのです。
ようやく運転も再開できるようになって、さらに深山を進み目的地に到着しました。
営業課長さんはそれからは本領を発揮されて、色々説明して下さいました。
もうこの時点でお顔まで鹿に似ているような気がしてきましたが、
大変仕事の出来る方のようです。
『年長の方に向かって、仔鹿っぽいなんて思ってごめんなさい~』
心の中で平謝りしながら室内外を見て回りました。
結局この物件に決めることはなかったのですが、いつの間にか売れていたようです。
ちなみに●●万円という価格は、いわくつき物件などではなく、
その集落の物件の平均価格だそうです。
根性なしの私は通勤とお手洗いの構造(アレですよ・・・)で逃げてしまいましたが、
おばあさんが住んでいらしたそうで、和室はとてもきれいに使われていました。
その後しばらくバタバタしていてご無沙汰していたのですが、
先日これぞという物件を紹介してもらいました。
その道すがら
「もうここに住みよ。ここに決めたらお祝いに鹿肉持ってくわぁ」
と言われました。
おっさん、あんた懲りてねぇな!!
もうこの時点でこれくらいフランクな話し方をされるくらい仲良しになっていたので
こちらも遠慮なく脳内あだ名は「鹿おいさん」とさせてもらいました。
案内してもらった物件はこちらも老婦人が一人でお住まいで、
彼女も物件を探しているそうです。
いくつもお家をお持ちのようですが、お車をお持ちでないそうで
より便利なところをお望みとのことでした。
またも理想の平屋建て。
鹿おいさんが有能過ぎて眩しいわ!!
ここでまたも始まる陀羅尼ばりの脳内妄言。
『ここは書斎で、ここが寝室で、私の持ち物数ならタンスだのの家具は一切置かずにイケルから
リビングに一人掛け用のソファだけ置いて、ここで毎晩飲みながら本読んで、
好きな水拭きもしやすいようにラグの類も敷かないで
こざっぱり生活するの・・・!!
素敵生活なの・・・!!』
完全独走状態の妄想をキープしつつ庭をみれば、手頃な大きさの畑があります。
『ご機嫌伺いにまず豆を植えて、最終的におみおつけの実と漬け物の材料は
全部ここで作れるようにするの・・・!!
週末には七輪出してビール飲みながら豆炊いたり、鹿肉ジワジワ焼いたりするの・・・!!
またも素敵生活なの・・・!!!』
止めどなく湧く泉の如き妄想。
一人だったら牛並みに涎が出ていたと思います。
お住まいのご婦人もとても穏やかな方で、人柄が家の使い方に表れているようでした。
帰りにご自身でお作りになったという無農薬のレモンやミカンを頂いて帰りました。
不動産屋さんに戻ると、別件で出勤してらした社長さん(この人もかんじのいい人だった)も
ご一緒くださってリフォームの見積依頼をした後、宮崎の帰りということで
マンゴーのお菓子を頂戴しました。
帰宅後、頂いたレモンでジャムを作りました。
皮を刻んでいるあたりから台所中、爽やかな香りが立ち込めます。
煮ている間にお礼状を書いて、間取り図を見ながらニヤニヤしてから
知り合いの家に「テルマエ・ロマエ」を持って行きました。
ツイッターをしている彼女に
「うどんを食べたと呟くと、加ト吉から『いつもありがとうございます!』と来るのは本当ですか?」
と訊ねましたが、
「デマじゃない?」とのことでした。残念。
お暇しようとすると、「らぶやん」と「エクセル・サーガ」の最新刊と
キャベツを一玉持たせてくれました。
貰い物で生きているような気がします。
テルマエ・ロマエ・・・古代ローマの設計技師ルシウスが、風呂限定で現代日本にタイムスリップし
その高い文明を持ち帰るというマンガ。シャンプーハットという利器を前に
「軍事力で領地を拡げるのは簡単だ・・・ しかし文明は・・・文明はそうはいかぬ!!」
と打ちひしがれたりしている。
この人も日本に来る度なんかかんか食べ物飲み物を貰っている。
2010年05月05日
大分はいい所です・・・よ?
G.Wも今日で終わりです。
皆さんいかがお過ごしでしたでしょうか。
今日は昼に思いついて、海鮮丼をテイクアウトして海を見ながら食べました。
爽やかな潮風と美味しいお魚。
こういうことをフラっと出来るから、佐伯はいいところです。
今年はそう遠出が出来ない身だったので、ほとんど佐伯にいましたが
一日だけあまりの天気の良さに我慢が利かなくなって
半日ならよかろうとドライブに行きました。
「我が覇道に地図などいらぬ!!」
と叫んで下調べなどまったくしないで一路竹田へ向かいました。
竹田と言いますとやはり岡城と広瀬神社ですが、
今回は敢えて避けて、知らない道ばかり通ります。
すると見たことのない立派なお寺とお庭が。
なんでも「おたまや公園」と言うそうで、歴代藩主のお墓があるとか。
説明文を何とはなしに読んでいたのですが、
「豊後・・・中川・・・あぁーーーー!!」
ワタクシの年中休業状態の海馬が珍しくフル稼働!
マンガ「へうげもの」のひとコマを思い出しました。
主人公古田織部に、甥の中川秀成が豊後に移封されたことの礼をいうコマです。
あんたか!!
手元にないので何巻か確認出来ませんが、確かにそんな場面がありました。
基本、物を知らんと感動することが多くていいわ。
急に興味が湧いたので早速お庭にお邪魔して名家のお墓を拝見しました。
お墓に繋がる石橋に黒々とした蛇がいて、はわわわわと泡を食いましたが
思いがけないものを見ることが出来てよかったです。
来週図書館に行ったら、中川家に関する本をゴリゴリ読もうと思います。
これに始まり、急遽今年のG・Wのイベントは
「マンガに出た大分に縁のある武将の史跡巡り」にしました。
(歴女・・・イヤな言葉ですな)
聞けばオタクの中にはマンガやアニメの舞台になった地を巡ることを
「聖地巡礼」と呼び習わすとか。
墓ならなおさらでしょう。
記憶の棚を開け閉めして検索にひっかかったのが、
行けば涎のアウトドア専門店、「山渓」付近に「松平忠直公霊廟」の看板の建つお寺。
「シグルイ」に出てましたね!!
イケル!
やはり我が覇道に地図などいらぬな!!
・・・やっぱ地図いる。ほんといる。
(田舎者にとっては)交通量の多い道を、ぐるぐるぐるぐる。
看板は建っていませんでしたがここかなーなんて思いながら大谷派のお寺に入りました。
門前で掃除をしていたお爺さんに
「一伯公(=松平忠直)の縁のお寺はこちらでしょうか」
とお尋ねすると、なんのことはないもう少し先でした。
さらに滝尾に行けば色々あるというのも教えて下さいました。
先月だったか、図書館で渡辺克己さんという方の「忠直卿狂乱始末」をパラ見していたので
偶然にも予習が出来ていたのです。
おかげでお爺さんのお話も大変興味深く拝聴しました。
ちなみになぜ「パラ見」かというと私がよく行く図書館では郷土関係の書籍は一切貸出不可なのです。
おかげで古い本でも状態はとても良いのですが、やはり家で読んだ方が集中できます。
県立図書館なら借りられるかなぁ。
著者のところに「私、一伯公の子孫でございますの」という老婦人が現れたりして、
冒頭から面白かったです。
最後にお仕事中にお邪魔をお詫びして、車に戻ろうとすると
「どっから来たんな」と言う問いに
「佐伯です」とお答えしますと、
「遠くから来たにぃ、こかぁえっと一伯公のもんはねぇんで。わりぃのぉ」
(訳:遠くから来てもらったのに、ここにはそう一伯公に纏わるものわないのだよ。すまないね)
と言われてしまいました。
ごめんなさいぃぃぃぃ。
調べもしないで来て、その上仕事中に邪魔をする私が悪いのにぃぃぃ!!
でもなんとなく定年後に郷土史家になるおじさん達の気持ちがわかりました。
楽しいわこりゃ。
旅をして、人と接して話を聞いて、そこから自分の仮説をたてて、
歴史の新たな解釈を模索するとか。
ところで。
お読みになっている大分県民の方なら、「松平忠直」という名前は知らなくても
「一伯」という呼び名を耳にしたことはあるのではないでしょか。
そうです、
大分銘菓、「一伯」です。
あのお菓子は茶人でもあった忠直公が茶席で用いたものを模したものだそうです。
400年たった今でも大分では卿を偲ぶお菓子が愛されているのですね。
そして。
「一伯」の名を知らなくて、「シグルイ」の「松平忠直」だけをご存じの方には
上記に違和感を感じるかもしれません。
そうです、
忠直公はあれから大分へ移り、名君として民草に愛されていたのです。
というより、「シグルイ」の原案となった菊池寛の「忠直卿行状記」は
かなりフィクションに近いというのが実際のところだそうです。
また忠直が大分に入る原因の一つとなったとも言われる
大阪夏の陣の論功行賞では「へうげもの」でおなじみの天下三肩衝のひとつ、
「初花」が家康から忠直に下賜されています。
数多の首級を上げながら、褒美は肩衝一つということで
忠直はこれを地に叩きつけたという逸話もあります。
単行本ではまだ秀吉が朝鮮出兵しているので、
かなり先の話ですが、「へうげもの」好きの私にしてみたら今から楽しみで仕方がありません。
しかし私のまわりに「へうげもの」を読んでいる人はいない・・・。
絵柄がいかんのか?! 萌え絵じゃなきゃいかんのか?!
忠興きゅんはカワイイじゃないか!!
この「へうげもの」はその話のおもしろさもさることながら
登場人物が後世に残された肖像画にそっくりということでも知られています。
たったひとコマしか出ませんが、津久見にお墓がある大友宗麟もそっくりです。
(なぜか加藤清正は具志堅用高にそっくりで「ちょっちゅね ちょっちゅね」と言う)
忠直が出るのは楽しみなんですけど、あの顔のままじゃこわいなぁと少し不安です。
そんな忠直公の霊廟を見に行きましたら、確かに記憶通りにお寺に看板が立っていました。
ただ隣の建物が改築の為、足場を組んでいて看板が見えなかったようです。
お寺は幼稚園も擁していて、境内は霊廟、遊具、お墓、とカオスでした。
お寺とはいえ、幼稚園に部外者が入るのは親御さんたちの不安を招きかねないので
すぐ見てすぐ帰りました。
ワタクシ、子供みたら真剣にかまいますからね。 精神ステージが同じなので。
昨今の事件を鑑みれば、保護者の皆さんからすれば、私のようなのも危険因子でしょう。
帰りに寄った、港のおされカフェでも窓の外で遊ぶ子どもと目が合う度手を振って、
終いにはじゃんけんを10回ぐらいするし。
奴はチョキばっかり出すので楽勝でした。
2回ぐらい勝ったと思う。
こうして私のG・Wは地図を持たず、奇行が多く、ひとんちの墓見て回って終わりました。
そしてどうしても一つ。
何気に書かずに済ませましたが、松平忠直は大分に「配流」扱いです。つまり大分は「流刑地」です。
中川家でも 秀吉から「淡路」「宇和島」「豊後」のうち、いずれかを選べと言われ
実際の倍の石高が見込めることと、尾平、木浦などの優れた鉱山があったことから秀成は豊後を選びますが、
一族郎党家臣団に「なんであんな遠いド田舎に!!」と反発があったそうです。
言っておきたいことがある。
大 分 は 今も昔も い い 所 デ ス ヨ !!
え、うん。たぶん。
皆さんいかがお過ごしでしたでしょうか。
今日は昼に思いついて、海鮮丼をテイクアウトして海を見ながら食べました。
爽やかな潮風と美味しいお魚。
こういうことをフラっと出来るから、佐伯はいいところです。
今年はそう遠出が出来ない身だったので、ほとんど佐伯にいましたが
一日だけあまりの天気の良さに我慢が利かなくなって
半日ならよかろうとドライブに行きました。
「我が覇道に地図などいらぬ!!」
と叫んで下調べなどまったくしないで一路竹田へ向かいました。
竹田と言いますとやはり岡城と広瀬神社ですが、
今回は敢えて避けて、知らない道ばかり通ります。
すると見たことのない立派なお寺とお庭が。
なんでも「おたまや公園」と言うそうで、歴代藩主のお墓があるとか。
説明文を何とはなしに読んでいたのですが、
「豊後・・・中川・・・あぁーーーー!!」
ワタクシの年中休業状態の海馬が珍しくフル稼働!
マンガ「へうげもの」のひとコマを思い出しました。
主人公古田織部に、甥の中川秀成が豊後に移封されたことの礼をいうコマです。
あんたか!!
手元にないので何巻か確認出来ませんが、確かにそんな場面がありました。
基本、物を知らんと感動することが多くていいわ。
急に興味が湧いたので早速お庭にお邪魔して名家のお墓を拝見しました。
お墓に繋がる石橋に黒々とした蛇がいて、はわわわわと泡を食いましたが
思いがけないものを見ることが出来てよかったです。
来週図書館に行ったら、中川家に関する本をゴリゴリ読もうと思います。
これに始まり、急遽今年のG・Wのイベントは
「マンガに出た大分に縁のある武将の史跡巡り」にしました。
(歴女・・・イヤな言葉ですな)
聞けばオタクの中にはマンガやアニメの舞台になった地を巡ることを
「聖地巡礼」と呼び習わすとか。
墓ならなおさらでしょう。
記憶の棚を開け閉めして検索にひっかかったのが、
行けば涎のアウトドア専門店、「山渓」付近に「松平忠直公霊廟」の看板の建つお寺。
「シグルイ」に出てましたね!!
イケル!
やはり我が覇道に地図などいらぬな!!
・・・やっぱ地図いる。ほんといる。
(田舎者にとっては)交通量の多い道を、ぐるぐるぐるぐる。
看板は建っていませんでしたがここかなーなんて思いながら大谷派のお寺に入りました。
門前で掃除をしていたお爺さんに
「一伯公(=松平忠直)の縁のお寺はこちらでしょうか」
とお尋ねすると、なんのことはないもう少し先でした。
さらに滝尾に行けば色々あるというのも教えて下さいました。
先月だったか、図書館で渡辺克己さんという方の「忠直卿狂乱始末」をパラ見していたので
偶然にも予習が出来ていたのです。
おかげでお爺さんのお話も大変興味深く拝聴しました。
ちなみになぜ「パラ見」かというと私がよく行く図書館では郷土関係の書籍は一切貸出不可なのです。
おかげで古い本でも状態はとても良いのですが、やはり家で読んだ方が集中できます。
県立図書館なら借りられるかなぁ。
著者のところに「私、一伯公の子孫でございますの」という老婦人が現れたりして、
冒頭から面白かったです。
最後にお仕事中にお邪魔をお詫びして、車に戻ろうとすると
「どっから来たんな」と言う問いに
「佐伯です」とお答えしますと、
「遠くから来たにぃ、こかぁえっと一伯公のもんはねぇんで。わりぃのぉ」
(訳:遠くから来てもらったのに、ここにはそう一伯公に纏わるものわないのだよ。すまないね)
と言われてしまいました。
ごめんなさいぃぃぃぃ。
調べもしないで来て、その上仕事中に邪魔をする私が悪いのにぃぃぃ!!
でもなんとなく定年後に郷土史家になるおじさん達の気持ちがわかりました。
楽しいわこりゃ。
旅をして、人と接して話を聞いて、そこから自分の仮説をたてて、
歴史の新たな解釈を模索するとか。
ところで。
お読みになっている大分県民の方なら、「松平忠直」という名前は知らなくても
「一伯」という呼び名を耳にしたことはあるのではないでしょか。
そうです、
大分銘菓、「一伯」です。
あのお菓子は茶人でもあった忠直公が茶席で用いたものを模したものだそうです。
400年たった今でも大分では卿を偲ぶお菓子が愛されているのですね。
そして。
「一伯」の名を知らなくて、「シグルイ」の「松平忠直」だけをご存じの方には
上記に違和感を感じるかもしれません。
そうです、
忠直公はあれから大分へ移り、名君として民草に愛されていたのです。
というより、「シグルイ」の原案となった菊池寛の「忠直卿行状記」は
かなりフィクションに近いというのが実際のところだそうです。
また忠直が大分に入る原因の一つとなったとも言われる
大阪夏の陣の論功行賞では「へうげもの」でおなじみの天下三肩衝のひとつ、
「初花」が家康から忠直に下賜されています。
数多の首級を上げながら、褒美は肩衝一つということで
忠直はこれを地に叩きつけたという逸話もあります。
単行本ではまだ秀吉が朝鮮出兵しているので、
かなり先の話ですが、「へうげもの」好きの私にしてみたら今から楽しみで仕方がありません。
しかし私のまわりに「へうげもの」を読んでいる人はいない・・・。
絵柄がいかんのか?! 萌え絵じゃなきゃいかんのか?!
忠興きゅんはカワイイじゃないか!!
この「へうげもの」はその話のおもしろさもさることながら
登場人物が後世に残された肖像画にそっくりということでも知られています。
たったひとコマしか出ませんが、津久見にお墓がある大友宗麟もそっくりです。
(なぜか加藤清正は具志堅用高にそっくりで「ちょっちゅね ちょっちゅね」と言う)
忠直が出るのは楽しみなんですけど、あの顔のままじゃこわいなぁと少し不安です。
そんな忠直公の霊廟を見に行きましたら、確かに記憶通りにお寺に看板が立っていました。
ただ隣の建物が改築の為、足場を組んでいて看板が見えなかったようです。
お寺は幼稚園も擁していて、境内は霊廟、遊具、お墓、とカオスでした。
お寺とはいえ、幼稚園に部外者が入るのは親御さんたちの不安を招きかねないので
すぐ見てすぐ帰りました。
ワタクシ、子供みたら真剣にかまいますからね。 精神ステージが同じなので。
昨今の事件を鑑みれば、保護者の皆さんからすれば、私のようなのも危険因子でしょう。
帰りに寄った、港のおされカフェでも窓の外で遊ぶ子どもと目が合う度手を振って、
終いにはじゃんけんを10回ぐらいするし。
奴はチョキばっかり出すので楽勝でした。
2回ぐらい勝ったと思う。
こうして私のG・Wは地図を持たず、奇行が多く、ひとんちの墓見て回って終わりました。
そしてどうしても一つ。
何気に書かずに済ませましたが、松平忠直は大分に「配流」扱いです。つまり大分は「流刑地」です。
中川家でも 秀吉から「淡路」「宇和島」「豊後」のうち、いずれかを選べと言われ
実際の倍の石高が見込めることと、尾平、木浦などの優れた鉱山があったことから秀成は豊後を選びますが、
一族郎党家臣団に「なんであんな遠いド田舎に!!」と反発があったそうです。
言っておきたいことがある。
大 分 は 今も昔も い い 所 デ ス ヨ !!
え、うん。たぶん。
2010年05月02日
おはようございます
夜明け前の清しい空気が気持ちいい朝です。
おはようございます。
ただいまAM4:00。
早起きですネ!
だってAM4:20から「100歳万歳!」がありますからネ!
目覚ましのお茶を一服いただきながら、
「うへへ」と口開けたまま視聴しますからネ!
そんな心のグルーミングが終わったら、掃除して身支度して
祖父宅に突撃して朝ごはんを一緒に食べるつもりです。
なんで血が繋がってるだけで、こんな早朝でも家に上げてくれて
ごはんまで食べさせてくれるんだろうと
たまに不思議になります。
ちなみに祖父は朝はパン食です。
昨日は潮干狩りに行くと息巻いておりましたが、
私の手元にはアサリがありません。
潮風薫る海沿いを走り目的地に向かったのですが、
どうも蕎麦屋のおやじが教えてくれたのと様子が違う。
おやじの弁ではまったくの手ぶらで良し、とのことだったのですが、
皆さん完全装備で狩りに臨んでいます。
・・・私、本当に入場料の500円玉だけ持って来ちゃったよ。
格好はポロシャツに短パン、足元はサンダルでUV対策もゼロです。
もしかしたらおやじが勧めてくれた場所ではなかったのかもしれません。
「まぁ来年の楽しみに取っておくさ」
ということでUターンして帰って来ました。
気持のいいドライブだったのでよかったと思います。
帰宅後運転だけで紫外線にやられたらしく、顔が痛くて大変でした。
化粧水をぺちぺち塗って、ごはんを食べた後
葉書、便箋の整理と在庫確認と、いただいた手紙とアドレス帳の整理をしていました。
以前にも何度か書きましたが、私は食べ物を貰う運が青天井なので
お礼状を書く文具が欠かせません。
なのに今の季節に使える鳩居堂のシルクスクリーンの葉書がもう弾切れです。
「軍曹!!最後の補給物資のルートを抑えられました!!もはやこれまでです!」
「フッ、奴さんやってくれるじゃねぇか。総員退避!殿(しんがり)は俺だ!
おいフリッツ。生きて帰ってジャネットと所帯を持つんだぜ。
子どもが生まれたらこんな馬鹿な男が居たってことを、ドーナツでも食わせながら
話してくれや」
「軍曹・・・!!」
咄嗟に浮かんだ妄想で泣きそうになりました。
フリッツとジャネットには年子で7人くらい産んで幸せになってもらいたいものです。
まぁルートは抑えられていないので、そのうちお街に出て買ってきます。
あらやだ、もういい時間。
お茶の用意をして、「100歳万歳!」に備えねば。
では今日も良い一日を。
おはようございます。
ただいまAM4:00。
早起きですネ!
だってAM4:20から「100歳万歳!」がありますからネ!
目覚ましのお茶を一服いただきながら、
「うへへ」と口開けたまま視聴しますからネ!
そんな心のグルーミングが終わったら、掃除して身支度して
祖父宅に突撃して朝ごはんを一緒に食べるつもりです。
なんで血が繋がってるだけで、こんな早朝でも家に上げてくれて
ごはんまで食べさせてくれるんだろうと
たまに不思議になります。
ちなみに祖父は朝はパン食です。
昨日は潮干狩りに行くと息巻いておりましたが、
私の手元にはアサリがありません。
潮風薫る海沿いを走り目的地に向かったのですが、
どうも蕎麦屋のおやじが教えてくれたのと様子が違う。
おやじの弁ではまったくの手ぶらで良し、とのことだったのですが、
皆さん完全装備で狩りに臨んでいます。
・・・私、本当に入場料の500円玉だけ持って来ちゃったよ。
格好はポロシャツに短パン、足元はサンダルでUV対策もゼロです。
もしかしたらおやじが勧めてくれた場所ではなかったのかもしれません。
「まぁ来年の楽しみに取っておくさ」
ということでUターンして帰って来ました。
気持のいいドライブだったのでよかったと思います。
帰宅後運転だけで紫外線にやられたらしく、顔が痛くて大変でした。
化粧水をぺちぺち塗って、ごはんを食べた後
葉書、便箋の整理と在庫確認と、いただいた手紙とアドレス帳の整理をしていました。
以前にも何度か書きましたが、私は食べ物を貰う運が青天井なので
お礼状を書く文具が欠かせません。
なのに今の季節に使える鳩居堂のシルクスクリーンの葉書がもう弾切れです。
「軍曹!!最後の補給物資のルートを抑えられました!!もはやこれまでです!」
「フッ、奴さんやってくれるじゃねぇか。総員退避!殿(しんがり)は俺だ!
おいフリッツ。生きて帰ってジャネットと所帯を持つんだぜ。
子どもが生まれたらこんな馬鹿な男が居たってことを、ドーナツでも食わせながら
話してくれや」
「軍曹・・・!!」
咄嗟に浮かんだ妄想で泣きそうになりました。
フリッツとジャネットには年子で7人くらい産んで幸せになってもらいたいものです。
まぁルートは抑えられていないので、そのうちお街に出て買ってきます。
あらやだ、もういい時間。
お茶の用意をして、「100歳万歳!」に備えねば。
では今日も良い一日を。
2010年05月01日
ご無沙汰しております
実に5ヵ月振りの投稿です。
晴天に恵まれたG.Wを皆さん楽しんでらっしゃることと思います。
私は食ったり寝たり働いたりの毎日を過ごしておりました。
強いて大きな話を上げるならば、
1.副業がひとつ減った。
2.上記に伴い、ネット環境が変わった。
3.兼ねてからの案件だった終の住処探しを本格的に始めた。
くらいでしょうか。
ご心配をかけないよう詳細を申し上げますと、
1.
不況が故でも、私の不始末(ありそうだがの)が故でもなく、
雇用主の方が「子育てに専念したい」ということで、
引っ越しに伴いチームはしばらく解散の次第となりました。
孟母三遷ですね。素敵。
長くお勤め致しました。
思えば9.11のニュースもこちらで見たなぁ。
机には雇用主からもらった「茶々ー天涯の貴妃ー」のフライヤーを貼っていました。
『女は負ける戦をしてはならぬもの』
というコピーが「あさちゃんにぴったりやったから」だそうです。
私もそう思います。
まぁ映画は見とらんがな。
2.
上記の事務所をお借りして別の副業もこなしておりました。
(器用貧乏とか言うな!!)
ネットもこちらでのみ繋げていたのですが、
ようやく断念して家でも使えるようにしました。
これが数十分前の話です。
工事をしてくださる業者さんとなかなかタイミングが合わず、
延び延びになっていました。
…もうね、実はすごくイヤなのよ。
家の中に物や機能が増えるのがイヤ。
理想は禅寺か田舎のこぎれいな公民館ですもの。
なんっにもないところで暮らしたいのよ!!
3.
もともとこのぐらいの年齢で家を持とうと決めてはいましたが
ここに来て鋭意活動中。
しかし
「将来屋根のあるところで暮らせないかも」
という不安を抱かせる政権というのは如何なものであろうか。
働きかける心理がネガティブなものであっても、
結果として経済に寄与すれば問題ないのか。
不動産屋の営業課長、「鹿おいさん」とは大の仲良し。
詳細は別項にて。
おいさん面白すぎる。
そんなこんなで少し暇が出来たので、
ぺそぺそと文章や絵を書いています。
新たな副業の営業の算段もせねば。
こちらをご覧になって、こいつの文は多少は使えそうだと
お思い下さる方がいらっしゃいましたらご連絡くださいませ。
エッセイ、随筆、書評、店舗・商品紹介他、
槃特の身ではございますが、ご依頼いただけましたら
ご満足いただける質と納期でお応えいたします。
今日は蕎麦屋のおやじに教えてもらった場所で
干潮の時を狙い、潮干狩りをしよう思います。
G.W中ちゃんと決めている外出の予定はこれだけです。
楽しみ過ぎてごはんが食べられません。
私の荒ぶる狩猟本能をアサリに鎮めてもらわなければ
あさちゃんガリガリになっちゃいます。
このように今年のG.Wはアサリに遊んでもらうだけなので
名物「怒涛の鬼更新」を何回かすると思います。
新着記事の連絡が来る設定をされている方は
大変やかましいと思うので、しばらく解除された方が
穏やかな休日をお過ごしできるかと思います。
あまりよくシステムがわかってないのですが、
あれは題名だけ表示されるんですよね。
私は題名の下品率が気持ち高い(某社の新書みたいだね!)ので
なおさら申し訳ないです。
それでは素敵なG.Wを!!
晴天に恵まれたG.Wを皆さん楽しんでらっしゃることと思います。
私は食ったり寝たり働いたりの毎日を過ごしておりました。
強いて大きな話を上げるならば、
1.副業がひとつ減った。
2.上記に伴い、ネット環境が変わった。
3.兼ねてからの案件だった終の住処探しを本格的に始めた。
くらいでしょうか。
ご心配をかけないよう詳細を申し上げますと、
1.
不況が故でも、私の不始末(ありそうだがの)が故でもなく、
雇用主の方が「子育てに専念したい」ということで、
引っ越しに伴いチームはしばらく解散の次第となりました。
孟母三遷ですね。素敵。
長くお勤め致しました。
思えば9.11のニュースもこちらで見たなぁ。
机には雇用主からもらった「茶々ー天涯の貴妃ー」のフライヤーを貼っていました。
『女は負ける戦をしてはならぬもの』
というコピーが「あさちゃんにぴったりやったから」だそうです。
私もそう思います。
まぁ映画は見とらんがな。
2.
上記の事務所をお借りして別の副業もこなしておりました。
(器用貧乏とか言うな!!)
ネットもこちらでのみ繋げていたのですが、
ようやく断念して家でも使えるようにしました。
これが数十分前の話です。
工事をしてくださる業者さんとなかなかタイミングが合わず、
延び延びになっていました。
…もうね、実はすごくイヤなのよ。
家の中に物や機能が増えるのがイヤ。
理想は禅寺か田舎のこぎれいな公民館ですもの。
なんっにもないところで暮らしたいのよ!!
3.
もともとこのぐらいの年齢で家を持とうと決めてはいましたが
ここに来て鋭意活動中。
しかし
「将来屋根のあるところで暮らせないかも」
という不安を抱かせる政権というのは如何なものであろうか。
働きかける心理がネガティブなものであっても、
結果として経済に寄与すれば問題ないのか。
不動産屋の営業課長、「鹿おいさん」とは大の仲良し。
詳細は別項にて。
おいさん面白すぎる。
そんなこんなで少し暇が出来たので、
ぺそぺそと文章や絵を書いています。
新たな副業の営業の算段もせねば。
こちらをご覧になって、こいつの文は多少は使えそうだと
お思い下さる方がいらっしゃいましたらご連絡くださいませ。
エッセイ、随筆、書評、店舗・商品紹介他、
槃特の身ではございますが、ご依頼いただけましたら
ご満足いただける質と納期でお応えいたします。
今日は蕎麦屋のおやじに教えてもらった場所で
干潮の時を狙い、潮干狩りをしよう思います。
G.W中ちゃんと決めている外出の予定はこれだけです。
楽しみ過ぎてごはんが食べられません。
私の荒ぶる狩猟本能をアサリに鎮めてもらわなければ
あさちゃんガリガリになっちゃいます。
このように今年のG.Wはアサリに遊んでもらうだけなので
名物「怒涛の鬼更新」を何回かすると思います。
新着記事の連絡が来る設定をされている方は
大変やかましいと思うので、しばらく解除された方が
穏やかな休日をお過ごしできるかと思います。
あまりよくシステムがわかってないのですが、
あれは題名だけ表示されるんですよね。
私は題名の下品率が気持ち高い(某社の新書みたいだね!)ので
なおさら申し訳ないです。
それでは素敵なG.Wを!!