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2009年08月24日

花下に半日客す。

爽やかな日曜です。

降り注ぐ太陽です。
ヘイ!ヘイ!ヘイ!!(←ここでもうテンションMAX)
それは美しい日です。

掃除、洗濯、常備菜作りも終え、
布団たたきを持つたびに

「秘剣!流れ星!!」

と虎眼先生の真似をするのも飽きてきました。


祖父の顔も拝んだし、気になるあのお店に行こうかしら。
そうね、ドライブ最近してないし。

古人曰く、
「詩想は騎驢にあり」

というわけで道に迷ってきました。そらもう存分に。
ダンテの神曲か!と車の中で叫ぶほどの盛りのいい迷いっぷりでございましたよ。

市内を端から端まで横断することになった今回のドライブは
片道1時間強、良い思索の時間になりました。
…強がらせてくれい。


祖父宅を出る前に先方に電話を入れたのですが、
出てくださったのが妙なる美声のマダム。
これは行かねば。
私の中の野性が素敵マダムとの邂逅を知らせてくれます。

しかし山の道というのは難しい。
触覚を抜かれた虫のようにフラフラしてしまいました。
この自失状態は海沿いだとありません。

海は落ち着く。
何かが減っていくような。
山は何かが増える。
どちらも気分のいいものです。

珍しい木とか見つけると、そっち行っちゃうしね。
もうホント虫ですわ。

私の五分の魂は素敵マダムカフェを求めて、無事着くことが出来ました。
途中途中の看板がなかったら本当に辿りつけなかった。

こちらは自宅の一室、オーディオルームを開放したカフェなのですが、
まず玄関にびっくり。
10畳はあります。
そこに設えられた花がとてもセンスがいいのです。
鬼百合のオレンジが映える、山野の緑をふんだんに使った
高さ1m近くの大作でした。

お部屋もとても居心地のいいところで、
大きなUBLのスピーカーとご主人手製のアンプ、
やはり奥様が活けたであろう、興趣をそそられるお花に目を奪われました。
高い天井の梁は地元産の杉の木とのことで、
テーブル、椅子の木材だけでも眼福ものです。

出していただいたコーヒーの器もどちらかの作家物らしく、
手に馴染む土ものでした。

聞けばご主人は大変な趣味人らしく、定年後こちらの山中で
JAZZを楽しむことを何よりとされているそうです。
とても気さくな方でお話も楽しく、
なによりお選びになる音楽も趣味のよいものばかりでした。

ご主人が席を立たれて、山に向かわれた後
奥様がお相手してくださったのですが、その美声は合唱で鍛えたものだそうで
10年以上昔、隣の市で行われた合唱祭では
どうもご一緒したらしいということが判明。

これだけならご縁がございますねで終わっていたのですが、
なんと出身地が同じで、娘さんと私の名前が同名だということで
とても親しくお話してくださいました。

奥様があちらに住んでいらした頃、ご近所に国際的に活躍していた女優がいて、
公園で○○、○○と娘の名前を呼ぶのがたいそう愛らしく聞こえたそうで
自分の子にも是非付けたいと思っていたそうです。

私自身の名前の由来はわからないのですが、
美しい女性がつけた名前と同じと思うと贅沢な気分になれました。
えへへ。単純。


その後、湖面のような静かな目の黒い犬と遊んで、
コーヒー一杯とクッキー2枚で2時間も長居してしまいました。ひー。
いくら居心地がよくても人んちでそれはいけんので、
後日鬼百合のシルクスクリーンが入った葉書でお礼を書きました。

小原流を嗜む奥様が活けた、玄関の鬼百合ほどのセンスはありませんが
喜んでいただけて何よりでした。

花下に半日客すとはこのことよなぁと
思いながら帰路についたのですが、
途中お察しの通り、道に迷いました。
こ慣れたものです。
何故知らない道に平気の平左で入るのか。

迷い込んだ先は青々とした苗がたなびく田がありました。
あぜ道まで驚くほど整えられていて、
精神の豊かさを感じさせるものでした。

田んぼも好きなもののひとつですが、
まだ植えたばかりの、水面に青空が映りこむのもいいですし、
日本書紀だったか、古事記だったかの
「倭の国のまほろば~」を思い出す、
金色の稲穂の波も好き。
真秀(まほ)な場所、つまり素晴らしい場所という言葉がぴったりです。
倭しうるはし。

あと、ごはんっておいしいしね!
大好きだ!

ようやく知っている道にでて、産直販売所でトマトをかって帰りました。
ビュウティフル・サンデイ。
よい一日でした。


花下に半日客す…僅か半日の知り合いでも、前世に因縁が浅くなかった
           という例え。


虎眼先生…マンガ「シグルイ」で強い人。強い喃。「シグルイ」「バキ」「闇金ウシジマくん」は
       女の子が読んでいるとひかれるマンガの代表だそうです。
       フッフフ。存分にひいていただこうか。
       あ、1時だ。寝る。 
  
 
















  


Posted by あさ at 00:57Comments(2)外出

2009年08月24日

百合

車中において流れる景色の中、
山の緑にぽつりぽつりと浮かぶ白い点の清らかなことといったら。


池田孤邨の「百合図屏風」の白、オリーブ色、金の美しさを思い出して
ニヤニヤしながら運転しています。

群生する百合と一本の百合。
余白に美を見出す、先人の見識の高さよ。

師である抱一の「夏秋草図屏風」などの趣味も受け継いでいる
寂とした佇まい。


あれやこれやと考えても
例のごとく「白けりゃなんでもいい」ので
白百合が好き。

そんだけの話でした。  


Posted by あさ at 00:49Comments(2)生活

2009年08月24日

出来んやら食べれんやら

日本屈指の炭酸温泉(藤森照信さんが建てたあそこ)にて発見。

大原女や子守の女の子の頭みたいな、
頭にタオルを巻いておでこの上で結ぶのが出来ない。
どーーーにも出来ない。
あれはどうなっておるのだ。

どうでもよくなったので
おっさんのように畳んで頭に乗せました。
ハビバロンロン。
ん?



お風呂上りに休憩所でお嬢さんたちが食べていた
お饅頭が食べたくて仕方なくなる。
帰りに道の駅やらスーパーやらをフラフラするも
思い描くふっくらとした大きなお饅頭は見つからない。

が、家に帰ればそれさえもいい思い出。
「モノより思い出」ってなんかで言ってた。
あと
「カワイイは作れる」ってなんかで言ってた。
あたい、がんばゆ。



初めての炭酸泉は気持ちよかったです。
微動だにしないで、肌につく炭酸を大きく育てて遊んでいました。






  


Posted by あさ at 00:43Comments(2)外出

2009年08月23日

ライブ

某日某所。

シークレットライブのお誘いをいただき、悦楽と言っていいほどの音楽の時間と
ご縁の有り難さに心を満たされる。

私の泣きのナンバー、アランフェス協奏曲も聴けた。この多幸感よ。
まさに忘機のとき。

李白曰
「我酔君亦楽 陶然共忘機」

お酒飲んでないけどさ。


一年後のライブまで、また頑張れるな。




李白曰…「我々日本人は漢詩を楽しむ能力を忘れた。そしてそれが如何に大きな
      ものであったかというのにも気づいていない」というのを読み、
      それもそうだなぁと思いました。
      上のはもちろん江守ボイスで読んでいただきたい。
     
 
  


Posted by あさ at 23:43Comments(2)外出

2009年08月23日

愛して 食べて 歌う

前回の更新で矢鱈食べ物の話を書いていますね。
「楽しい夕食」のお話もコメントでしてくださった方もいて
あのOPが頭の中でエンドレスで流れています。
料理するときも大声で歌うしね。

そうそう「今夜も赤ちょうちん」読みました。お酒本、食べ物本独特の
愉悦的読書時間を楽しみました。
こういうのを読んで食欲を喚起させないと、毎日同じものをリスみたいに
ちょっとずつ食べてしまいます。

♪あーなーたー 今夜は何を召し上がりますか?
 昼下がりクッキング~

ちゃんとサビの部分の♪クック クックも
地獄のような低音で一人 合いの手を入れていますよ。
我ながらいい仕事振りです。

この歌をちゃんと歌おうと思って先日調べたら2番があるのですね。

♪おきまりのチャーハン コロッケ ツナトマトサラダだけじゃ
 ゆるせない 私のプライドクッキング


あんた、いい女だな!!

主婦という職業へのその矜持!
こういう人はどこにお勤めに出ても結果をだされるのでしょう。
でもその可愛い声で許せないとか言われるとびっくりしますがな。

2番のおかげでこの歌の中の女の人は
ちゃんと結婚しているのだなと思えて、ようやくほっとしました。
勝手に2つ目のお宅の方かしらとバカな妄想をしていたので。
あのかいがいさが不安だったのですよ。

私はたまにちょっとアレな感じのフェミニストかと思われるのですが、そんなことはありません。
大事にする順番が
年寄>子ども>女>男 で
その順番をあまり変えないというだけです。
まぁ融通が効かんところはあるわいな。

というわけで学童期より上で老年期より下の男性は
私に邪険に扱われても、こういうもんだとお思いになって
ご自分の素敵彼女や素敵奥様を大切になさってね。
だいたい私みたいなのにブーブー言われたってどーってことないでしょ。

まだ、素敵○○を見つけていない方は、
えーと、まぁ、頑張れ。
とにかくワシはやめとけ。
癒しとか欠片もないから。
七人の敵がいるという外から帰ってきて、ぐったりしているところに
渾身のネタを振ってくる奴がいたら疲れるでしょ。
「どやさ!!」とか
「シべりアン エクスプレス!!」とか。


おっと、閑話休題。

しかし「料理は愛情!!」(拳を振り上げる)や
「調味料は愛よ!!」というのを聞きますが、
これ、作ってる側でなくて食べてる方が入れてますよね。愛を。

だから「おいしい!!」といって食べてくれる人は大事にした方がいい。
男女問わず。

あたくし?
大事にしてましてよ?
同じものを1ヶ月続けて作っても
「おいちーーーー!!」って絶賛されますもの。




自分に。


ったく、どんだけ自分好きだと思ってんだっつの。
私はあさちゃんが快適に暮らすために毎日全力投球だっつの。
衣食住すべてが自足快感で満ち満ちておるわ。

割合としては「住」に一番重きを置いていますが。
「ここにいるだけで、もう幸せ」というあの感じ。

人によってバリ島のような南の島、ラグジュアリーなホテル、
人が集まる賑やかなお店、海、山、川。色々ありますが
移動時間とコストを鑑みると、自宅をそれとするのが一番効率がいいかなと。

そんなわけで毎日毎日幸せっぱなしで、脳内麻薬だだ漏れです。


幸福の必須条件の一つに
「継続可能であること」というのも挙げられると思います。
だいたい続けられないという時点で
分不相応であるわけだし。

それがわかっていたら、ネズミ講もサブプライム問題も起きなかったと思います。
分相応、足るを知る。
大事だわ。

(自分だけど)愛して、(毎日同じのだけど)食べて、(唐突に変な歌だけど)歌う。

アモーレ!マンジャーレ!カンターレ!!


幸せでない訳がないってもんですよ。




サブプライム問題…サブプライムローンを最初に考えた人は「これで低所得者でも
            一戸建てをもって幸せで快適な生活が出来る!」って
            思ったんですよね。どうして人の善意とお金の流れは
            幾すじの川の流れがやがて混ざり合い、海となるように
            大きな恵みにならないことが多いのだろう。

              









  


Posted by あさ at 23:33Comments(2)生活

2009年08月23日

マスター決定

今調べたら、深夜食堂のマスター役が決まったそうです。







小林薫さんですって。
予想はずれた。




私はこの方は「ナニワ金融道」の桑原さん役で

「シャチョー、シャチョー自らお沈めになられるんでっか?」

と仰っていたのしか記憶にない(さぁ、引け!!)のですが、
皆さんいかがですか?
どうも先週、NHKのドラマに主演されていたらしいのですが、残念なことに未見。



ここにきて一抹の不安が。
うちで映るの??

ケーブル?BS?地デジ?
色々わからんのですが、5つしかチャンネルないですよ。
2011年にTV卒業を見越して何もしていなかったものですから、
まさかの事態。 とりあえず続報を待つか。












  


Posted by あさ at 23:26Comments(6)映画・TV

2009年08月23日

汗かき花舞台

汗かきです。
代謝がいいといえば聞こえがいいですが、ちょっと恥ずかしいくらいの汗っかき。
毎日体の中の水が入れ替わっているような気さえします。

「記憶する水」なんてものを思い起こすと、
自分のもの憶えの悪さも得心がいくというものです。

さて日曜日のお楽しみ。
高橋アナご案内の「芸能花舞台」ですが、
夏のリクエスト特選の季節を迎えました。
玉三郎の「牡丹亭」をしないかしらと、ニヤニヤしながら待っておりましたが、
あれは「芸術劇場」でしたね。

先週は藤十郎の姫と獅子の精を堪能していました。

「今日はケーキを2個も食べたのよね…」

机に向かっていたところをおもむろに席を立ち、TVを見ながら
藤十郎と一緒に踊ってみました。

もうこれだけで汗だくだく。
見た目は大人!代謝は子ども! 知能もな!!
と言ったところでしょうか。

ビリーなんてやったらちょっとした即身仏並みに干からびちゃうわ。
私が干からびても有り難くも何にもないので、今夜も水分補給中。

いや、結構な運動量なのですよ?
美しく指先まで神経を研ぎ澄まし、中腰で膝は内側に、上半身はまっすぐ板を張ったように。
これで体を反らして、一回転、二回転。
天下の名優の踊りとはおよそ似ても似つかない粗雑な動きでしたが、
壱太郎、虎之介が出てくるまで、ぐるぐるぐるぐる回ってました。

その後獅子の精になった藤十郎。
これまで真似をしたらご近所迷惑になるでしょうから
静かにお茶を入れ直して机に戻り、美の壷まで楽しく視聴しました。




…どうかしてるのはわかっているので、お気遣いなさらないでね。
私の中では、オシャレなお嬢さんたちが
DVD見ながらヨガをするのと同じような感じなのよ。
たまたまこの日の私のインストラクターが山城屋さんだっただけなのよ。
リュクスなエクササイズだね!!
痩せるわ、美しいものは見れるわ。
ええ週末やがな!!
楽しゅうてたまらん。

今夜は何かなぁ。派手なの見たいなぁ。
玉三郎の二人道成寺なんて真似したら、ひっくり返って頭打って
バカに拍車がかかるので困っちゃうわ。


もしかしたら見ているかもしれない、私よりも若い素敵なお嬢さんたちへ。

何もない日曜の夜、30女が一人で過ごしても
楽しみ方さえ見つければこのように楽しくて、幸せでいられます。
他人から見てどうこうは、考えないのが幸せへの一里塚。
概ね無駄だしね。
だから今一人でいるあなたもこれからの孤独を恐れなくてもいいよ。

逆に誰かと週末を過ごしているあなたも、
一人の時間を楽しむのはこれだけのテクニックと精神の強靭さが問われるので
そういうことに少し自信がなければ、隣にいる人を大切にしてね。



しかしあさちゃん、せっかく新たに出来た素敵なお友達の
心を試すようなことはお止しなさいね(笑)


東男のあの方は今夜も花舞台をご覧になるのかしら?

豊後女は今日も汗っかきでしてよ。



  


Posted by あさ at 23:17Comments(0)生活

2009年08月23日

ムダヅモ無き改革2

2巻発売。入荷日即日購入。

今、「何でもかんでも蕎麦を打って解決するマンガ」を探しているのですが、
こちらは「何でもかんでも麻雀を打って解決するマンガ」です。

外交も宇宙からの侵略も麻雀で解決。
よく考えたら大変高度に成熟した世界ですね。
素晴らしい。

宇宙からの侵略者はWW2後、月に拠点を移した「第四帝国」です。
南米ではなかったようですよ。

静かの海には前線基地があり、そこにたなびくハーケンクロイツが
アポロ計画とソユーズ計画を終焉に導いたのです。

劇中でプーチン首相は(…が出るのですよ。それはそれはたいそうな美形で)
計画は一時中断して練り直しているだけと言っているのですが、
現実の首相は先日のニュースで世界一深い湖中の探索の視察後、
「次は宇宙か?」という記者に対して

「まだ地球でやるべきことが多くある」と応えていました。
地に足がついとるなぁ。



第四帝国からの使者、オットー=スコルツェニー大佐が
アダムスキー型宇宙船で(ここまでフィクションレベルを高くしないと
勘違いでプンプン怒る人がいるからだろうなぁ)
ヴァチカンに現われ、こう言います。

「5人だ 地球代表の5人の雀士を選べ」

地球代表の5人は、
テキサスの荒鷲、パパブッシュ。
灰色の枢機卿、ウラジーミル=プーチン。
最強ローマ教皇、ベネディクト16世。
ガスの魔女、ユリア=ティモシェンコ。

そして、前作において、
「この老いぼれの命一つで世界平和が買えるのなら安いもの!!」
と七孔噴血させながら戦った小泉ジュンイチロー、その人です。
マンガの中の政治家は皆頼りになるなぁ。

相手もワーグナーだったり双子狩りのメンゲルだったりと、えらいことになっている。

何をお描きになっても大仰に、それこそワーグナーを彷彿とさせる大和田御大ですが、
起家を決めるだけで創世記を持ち出します。

「はじめ神は雀卓を作られた」
「牌は混沌の中にあり、闇の中でただ時を待つだけであった」
「そして神はこう言われたのである」
「『光あれ!!(Fiar lux)』」

ここで全自動卓をバシーーーン!!

ヴァチカンには全自動卓があるのです。

「神の御心のままにサイは振られ、やがてすべてを告げるもの、起家が生まれた」
「第一日目の出来事である」

第六日目で教皇聖下は大三元で相手を吹っ飛ばします。
ちなみに大三元と書いて「サントリニテ」と読む。
もう死ぬほど笑いました。
なんという豪運なのかしら、聖下。
コンクラーヴェにおいても135人の枢機卿をハコ下にお下しになったそうです。

他にも
四槓子と書いて 「リングオブニーベルング」
七対子と書いて 「タンホイザー」
など、いちいち笑う。
うちにワーグナーのCDがないのが悔しい。

この中でもその圧倒的な強さを誇るのが、
プーチン首相がワーグナーに見舞った
九蓮宝燈と書いて「シべりアン エクスプレス」。

おヒキのメドベージェフ大統領が命懸けで切り開いた血路によって生まれ、
その様は
「ユーラシア大陸を貫く無限の鉄の車輪のような筒子の列」
と言ったのは、小泉チルドレンのゆかりさんの談。
勝手にBGMはストラビンスキーの「火の鳥」を脳内再生しました。

2巻で一番の漢は
「傀儡上等」と言い切ったメドベージェフ大統領でしょう。
プーチン首相を守ることはロシアの未来を守ることだと言ってましたもの。
倒れた後、小泉ジュンイチローに抱きかかえられる様も
ミケランジェロのピエタのように美しかった。

選挙間近のこの時期、麻生タロー総理大臣も出るこのマンガで
「私」を捨て戦う政治家に思いを巡らすのはいかがでしょうか。
ついでに笑えるしね!
(「公」と「私」について語りだすと大変長くなるので略。いやぁね。説教くさいおばちゃんで)



このようにはまったマンガを方々に宣伝する私ですが、かつて
「大漁!まちこ船」というマンガを知人5人に買わせたことがあります。
これは私に宣伝力があるという話ではなく、
面白がるものが似ている人間が近くに多くいるということです。
つくづく有り難いことだわ。

しかし今回は麻雀マンガ。さすがに素敵なマダムのお歴々(貴女のことですよ!!)に薦め辛いし、
「買ったわ!!」と言われると心苦しいなぁ。
近くに住んでたらご機嫌伺いかたがたお持ちするのに。もぅ。



追記。
「未曾有」にふり仮名がふってあっったのを見て、笑いました。
親切だ。











  


Posted by あさ at 22:16Comments(1)

2009年08月23日

しつこく「深夜食堂」

「深夜食堂」ドラマ化で容量の少ない頭がいっぱいです。
楽しみでなりません。

ドラマ化と知って、まず真っ先に浮かんだ
マスター役をしていただきたい役者さんの名前が一昨日わかりました。
私と同じTV番組を多くご覧になっていて、記憶力は段違いで頼りになるマダムに

「去年のNHKドラマ「監査法人」で、一億貸してた人の名前を教えていただけますか?」


とお尋ねしたところ、これだけの情報で

「それは山本龍二さんです」

とお答え下さいました。すごいなぁ。
ちなみにこのマダムの心の中でのマスターは、
相棒の「暇か課長」だそうです。
もう少し「夜っぽさ」が欲しいところですね、と申し上げると

「そおぉぉなんよ!!もうちょっと「かつては野獣でした」感が欲しいんよ!!」

と仰ってました。
我々の中ではあのマスターは結構な過去を背負う男になっています。

あとフードスタイリストは是非、瀬尾幸子さんにしていただきたい
というのも意見の一致を見ました。

「おつまみ横丁」が絶賛発売中ですが、
この方、「タモリ倶楽部」の食べ物の回でもご活躍されています。
魚の皮ばっかり食べる回、ご当地タレをかけてもやしばっかり食べる回など
ガストロミーとは程遠い私の食欲を強く喚起します。

タモリ倶楽部だからこんなことばっかりしているのか?と思ってしまいますが、
寄稿されていたおしゃれ系レシピ本でも、
他の方は「牛もも肉の和風カルパッチョ」とか紹介してるのに
「魚肉ソーセージのカレー炒め」などを紹介して下さっていました。
かっこいいなぁ、この潔さ。
酒呑みの心を真にくすぐる方です。
「深夜食堂」にぴったり。

お土産で持っていったマカロンも二人で食べ終えて、
帰りに夏野菜をいくつか頂戴して帰りました。
白いゴーヤに顔が書いてあって、「きゃっ」て言ってしまいましたよ。
油断したわ。

こちらのマダムは私が宇崎竜童が好きだということで
彼がCMに出ていたインスタントラーメンの付録のレンゲを5、6本下さいました。
へうげた方です。

いろんな方と「深夜食堂」で盛り上がれそうで
今からとても楽しみです。



マカロン…今一番お遣い物にしています。美味しいし見た目かわいいし、
      なにより切ったりしないですぐ食べれる。自分のガサツさが浮き彫りになるのぅ。 






  


Posted by あさ at 21:26Comments(2)映画・TV

2009年08月09日

8月9日の「百歳バンザイ!」

今見ました。

















何ヶ月も前の再放送じゃねぇか!!!!!!!




もう寝たるわ!



めそめそ。
  


Posted by あさ at 04:34Comments(2)映画・TV

2009年08月09日

五合庵


「欲無ければ一切足り 求むる有れば万事窮す」


良寛





私はここまで恬淡になれるのにあとどれくらいかかるのかしら。
マテリアルの迷宮はこわい。
執着と虚栄の茨道。

  


Posted by あさ at 04:30Comments(2)シンプル

2009年08月09日

何事もほどほどに

「閑隙に書を見ることは(略)生涯廃すべからず」


大分の賢人、廣瀬淡窓の言葉。

壮年の頃、目を痛め読書にも不自由した淡窓。

彼はまた書を読んで古今に通じれば、世の俗なことの弊害を脱して
家にいても、官途あってもそのなす事には必ず見るべきものがあると言います。



目の養生をしつつも、湯に浸かるようにたっぷりと言葉の世界に身を沈めたい。



低血糖で指が痺れてきた。
なんか食べなきゃ。

でも席を外してる隙に
♪ちかご~ろ~私たぁちは~ 

って「100歳万歳」がはじまりそうで立てない。
  


Posted by あさ at 04:20Comments(2)

2009年08月09日

ポニョを観る

「崖の上のポニョ」を観ました。
おばあさんたちの足が自由になって走り回るシーンで

「膝も痛くないしね」

という台詞で涙が反射的にジャーーッ。



やられた。


  


Posted by あさ at 04:08Comments(2)映画・TV

2009年08月09日

ぬか漬けで幸せ

8月1日から唐突にぬか漬けを始めました。

戦いの日々となるか、蜜月となるか。
8日経った今のところ、ぬか床との甘やかな蜜月を過ごしております、
オー ハニービー。
逆らえないぜ お前のポイズン。
いや、毒入ってないよ。

今あさちゃんに何か持たせたら何でもかんでもヌカ床に放りこみます。
きゅうり、なす、みょうが、にんじん、だいこん、ピーマン、ササミ、玉子。
(若干味噌漬けと勘違いしている)

例によって愛しすぎているので、バンバン話しかけています。
そのうちちっちゃいゴーレムが生まれるのではないのでしょうか。
額(ぬか)にヌカって書いてるの。
先日も声が聞こえましたもの。

辻仁成が
「もっと!もっと愛を!!愛を下さい!!」

とラジオで絶叫していたように、

「もっと!もっと乳酸菌を!!」って。(もやしもんの読みすぎ)


酷使しすぎなのか、我慢がきかなくてすぐ食べちゃうからなのか、
確かにもっと酸味は欲しいと思っていたところ。
ヨーグルトとおまけで昆布もいれてみました。
どんどんカスタマイズしていって、そのうち何かわからない漬物床になりそうです。







  


Posted by あさ at 04:04Comments(2)ごはん

2009年08月09日

ナンバンヌ

向夏から盛夏、明けても暮れても冷や汁、合間にとろろ汁を挟んで
この8月、新たな旅が始まりました。

そう宮崎から丸子宿、2009年夏の旅路の最終地、浄土南蛮(西じゃないのか)

南蛮、なんばん、ナンバーーンヌ!!

昨今巷間を賑わす「ホルモンヌ」(by悶悶ホルモン)に準えて、
アタクシ「ナンバンヌ」を名乗らせていただきましてよ!


字面もいいわ。蛮てあなた。私にぴったりです。
今年度の被服費を全額投入して、赤い特攻服に背中に金糸で
「南蛮奴」って刺繍でも入れちゃう?
30才、夏のメモリアルに?
止めてくれるなおっかさん、背中のアジが泣いている?


そんなこんなでただ今南蛮漬けに溺れています。耽溺と言ってもいいでしょう。
間違いなく8月いっぱい毎日食べていることであろう、南蛮漬け。
だいたい粉つけて揚げればウツボだって食べられるのです。
これを甘酢に漬けるのですから、そら美味しいわ。

無粋に利点を挙げるならば、
・どんな食材でも作れる。
・保存が利く。
・熱くてもよし、冷やしてもよし。
・お弁当にも入れられる。

さらに個人的には、酸っぱけりゃなんでも美味しいと感じるので、なおさらラヴィングナンバン。
どうにもガサツな舌です。

甘味こそ淡味を求めますが、鹹味と酸味はガッツリときいていて欲しい。
この時期ならばなおのことです。

ここ数日で美味しかった南蛮漬けをご紹介したいと思います。



・アジの南蛮漬け
 王道にして最上。下魚好きと言われればそれまでですが、下魚ってことは
 養殖したってコストがかかるだけってことなので、いずれも天然、安心
 していただけるということですもの。サイドの野菜も人参、玉ねぎと
 オーソドックスに。

・カボチャと豚肉(カレー用)
 かき揚げもですが、揚げ物は何か一つ甘いものを入れると美味しいですね。
 かぼちゃのホクホクと豚肉の脂の濃い旨み。
 これにカボスの皮を擦っていれて香り付けにしました。

・鶏肉と長芋、玉子の南蛮漬け
 長芋は火を通すと百合根のような食感になりますね。
 シャキシャキからホクホク。人間に置き換えてもいい人そうだ。長芋万歳。
 以前あった「ためしてガッテン」のチキンソテーの回からこっち、
 鶏肉を焼くたびに「ジューシーラインを見極めろ!!」と
 叫ぶ癖が抜けません。まぁ美味しく焼けるからいいや。
 
・ナスと厚揚げの南蛮漬け
 材料は精進料理のようですも、揚げ油でどっしりとしたおかずになりました。
 ちなみに揚げ油は毎回使い切りです。フライパンで揚げるので
 そう油を使っていませんし、酸化された油はやはり抵抗がありますもの。
 さらに贅沢にサラダ油ではなくオリーブ油で揚げています。
 贅沢と言うよりサラダ油が得意でないってだけですが。
 ところであの「脂肪がつきにくい油」というのは、
 どの程度浸透しているのでしょうか。如何な物かと思うのです。

・薄切り肉とゴボウの南蛮漬け
 豚肉には醤油、にんにく、酒で下味をつけて揚げました。
 揚げたてのカリカリも美味しいですし、漬け汁をすって衣が溶けて
 とろりとしたのをいただくのもまた美味。
 

すべての南蛮漬けには玉ねぎの薄切りが入り、粉も薄め薄めにつけています。
漬け汁を使い回したりもするので。
これにごま油を足して、冷やし中華の具とつゆにもしました。
他にもササミ、キュウリ、ジャガイモ、切干大根、大根おろしと
夏の間中遊べそうです。



 
 


  


Posted by あさ at 03:43Comments(2)ごはん

2009年08月09日

手紙をあなたに

「知らない人からの手紙には返事を書かない主義だけれど、
あなたの手紙はあんまりのんきで面白いので、つい返事を書きたくなった」


これは瀬戸内寂聴さんがデビュー前、三島由紀夫にファンレターを贈った際の返事です。
ここから三島との手紙の遣り取りが始まり、
彼女の最初のペンネーム、三谷晴美を貰うにいたるお付き合いになったそうです。


手紙での遣り取りというのはなかなかよい距離感を保てるものですね。
書かれてから届くまでのタイムラグ、2.3日というのもまた良い。

「2,3日前、この人は私の事を考えてくれていたのだなぁ」

と思うと、じわりと胃の腑のあたりに温かみを感じます。
胸じゃないのよね。
何かしら。
感謝ってお腹のあたり来ません?
興奮は胸に来るのですけれど。

あ、これは生きていくのに「出来のいい体」かも。


そんな心と体の接合具合を測ってくれる手紙ですが、
せっかく送るのですもの、少しでも喜んでいただけるものを選びたい。
字にも文にも自信のない私は、ごまかす気満々で
先日も素敵な便箋、葉書を探すべくおまちの文具屋さんに行きました。

衣食住が簡素に過ぎる毎日の反動か、こういう細々とした消耗品には
季節をかんじるものを選びたくなります。
春夏秋冬4つじゃ足りん。
七十二侯ぐらいわけて揃えたい。
(う。でも蚕起食桑 (蚕が桑を盛んに食べ始める) の絵はイヤかも)


今回は涼やかなうすい翡翠色とベージュの地に青いひょうたんの絵の便箋セットと
青紫の朝顔にのびやかな蔓の罫線の便箋セット。
うすいうすい藤色の地に秋の七草の一筆箋に
シルクスクリーンの黒桔梗、百合、風鈴、金魚他の葉書(このシリーズ大好き)
お札を1/4に折ったサイズの小さなポチ袋を買いました。
鷺草の慎ましやかな絵が愛らしい。

このポチ袋、お正月に限らず大活躍します。
お金の遣り取りをするときに使うとスマートに相手に渡せます。
やはり裸銭(すごい言葉だ)は避けたいものです。

以前お金を集める段で、あるマダムが知らない間に席をはずして
懐紙に包んでお預け下さいました。
その細やかさに淑女の嗜みを見た思いです。

私は淑女と違うのでラクして最初っから袋になっているのを使います。てへ。


あと何か拾ったものを入れるのにも便利。
見たことのない葉っぱを持ち帰って「葉でみわける樹木」(画期的な図鑑)で
食べられるか調べたり、小鳥ちゃんは食べそうでも、人間のあさちゃんは食べても
問題ないか判断しかねる実を入れて、後日祖父に聞くために使うのです。
なんて便利。

おかしい。
淑女の嗜みの話から山でむしって食べられるものの品定めの話になっとる。

とにかく淑女を目指す方にも、猿すれすれの娘さんにも
携帯をお薦めしたいのがポチ袋なのですよ。

もう一つお薦めしたいのが名刺サイズのカードです。
ちょっとしたメッセージを書いて置いておくのに大変使い勝手がよい。
さらにいうとメッセージを残しておく必要があるときは、大概不測の事態なので
どんなシチュエーション、お相手でも失礼でないよう白の無地が便利です。
これに同サイズの封筒も用意しておくとモアベター。
YOU! 人目に触れるのが恥ずかしいようなことを書いちゃいなYO!

さらにこの日文具屋さんで大量購入したのが文香です。
もうね、あればあるだけ使ってしまうのです。
酒もあればあるだけ飲んでしまう。
…何かこう、今性格が見えましたね。

売り場にあるものの1/3を買い占めてしまいました。
発注担当の人が読み間違えて、来月あたり大量発注しないよう祈りつつ
レジで精算してもらいました。

ほんとうにゴメンな。
おばちゃん、あんまりおまちに出ないからごっそり買っちゃったけど、
いつも通りの発注してや。



誰かを気遣ったら、誰かから返ってきます。
一人一人がこの循環を意識して生活したら
世界はもっと具合がよくなるわ。
かつてマザーテレサが
「皆が自分の家の前を掃除したら世界中がきれいになる」
と言ったように。

悪意はどこかで必ず途切れるけれど(20世紀!)
善意は永遠に回り続けると思います。



手紙はそれをわかりやすくおしえてくれますね。

  


Posted by あさ at 02:09Comments(2)生活

2009年08月09日

2009 秋 薪能

去年行けなかった薪能の案内が今年も届きました。

一年早いわ。そら馬齢も重ねるわ。
手加減してくれ。

演目は能「一角仙人」「屋島」狂言「棒縛」

この「棒縛」は小学生のころ見た覚えがあります。
演者の方が小学校に来て、解説と歴史を交えながら案山子みたいになってたような。

今年は10月10日、一昨年は油断してたらえらい寒かったのよねー。
こんなときくらいしかこ洒落た格好しないから、寒暖にまで気が回らんのですよ。
あと会場が宮崎というだけで暖かいような気がする。

いや、すごいわ。
宮崎のイメージ戦略。
あのフェニックスに惑わせられっぱなしです。

  


Posted by あさ at 00:42Comments(2)外出

2009年08月09日

夏・読書記録(抄)

いずれもアタイの別宅、地元書店にて購入。


・上坂冬子 著 「死ぬという大仕事」 読了
 
 遅ればせながらお香典代わりに購入。
 我々は至誠の筆を持つ人をまた見送った。
 彼女の作った道を汚さないことが最低限の勤め。


・半藤一利ムック本 読了
 
 昨年に続き、私の「半藤一利祭」は終わりを見せない。まだまだ盛り上がるぞ。
 隣に姜氏のムック本が置いてあった。おそらく漱石繋がり。
 

・田母神俊雄 著 「田母神流ブレない生き方」 読了

 この方が浪人になったときは、「こういう人を食いっぱぐれさせてはいけんな」と
 思い、本を買ったがまったくの杞憂に終わる。よかった。
 確かにブレがない。 しかし共著、対談の方が面白いのは何故なのか。


・山田芳裕 著 「へうげもの」9 読了

 ついに利休切腹。利休の羅刹の如き強さに笑い、仏の如き微笑に泣く。
 朝鮮の王子様、臨海君がキラキラしていた。あれは反則だ。


・高山栄 著 「京もキノコ!一期一会」 読了

 在野のキノコ博士、初のエッセイ本。
 キノコ好きの人の文章はどうしてこうも面白いのか。
 キノコの毒は言語中枢がどうかなるのだろうか。
 絵がきれい。


・さくら剛 著 「インドなんて二度と行くか!ボケ!!…でもまた行きたいかも」 読了

 腹筋崩壊。
 「三国志男」といい、この人の笑いへの欲とタフさに脱帽。
 こういう人こそかっこいいのよ。 引きこもりだけど。
 自分が男の子の親になったとき、ある程度覚悟しなきゃなと思った。


・石川雅之 著 「もやしもん」8 読了

 端から端までビールの話。 
 ビール!!おビール様を飲ませて!!
 京大、関大アメフト部以上の突破力を持つというおば様たちがかっこいい。
 ああいうタフなおばちゃんになりたい。


・水村美苗 著 「日本語が亡びるとき」 読了

 水村節に飢えて、この人が解説だけ書いた小説まで読む。
 期待が愉悦的読書体験を奪ったのかもしれない。
 ご自身の来歴故か、悲観に過ぎるのではと終始思う。
 「本格小説」に続く、小説を一日千秋の思いで待っています。
 


他、新書を4冊、悉くはずす。
嗅覚が鈍ったか、題名が巧妙になったのか。





   



  


Posted by あさ at 00:17Comments(2)

2009年08月08日

ぬかったわ

先々週だったか、日曜美術館に作家・高村薫さんが出ていました。


「新潮」連載の「太陽を曳く馬」の単行本化をこの番組で知りましたよ!
いつの間に?!

その日の内に本屋に行ったら平積みで置いてあるし。
何故気がつかなんだ、私よ。

「暑いのー、「照柿」の季節じゃのー、読み返しますかのー」

なんて思っていたらこの僥倖。
今年のお盆休みはこれね! 
なんて思っていたのに我慢がきかなくて今日買ってきてしまいました。
今こうしている間もソワソワする。
「晴子情歌」のような人間の心の深遠と、「李歐」のような読後感の爽快さを求めるのは贅沢かしら。
楽ちみ。


彼女の作品を読まれた方なら諾としてくれるでしょうが、
とかく真面目な方なのだろうなぁという印象を受けます。
ある時期から作品に散りばめられたキリスト教的なモチーフが
悉く仏教的なものに変わります。
これについて女史は
「阪神大震災によって、人の生死を分けたものはなんだったのか」
という問いを自分にし続けた結果と、何かで読んだ覚えがあります。
(「半眼訥々?」違うか)

TVの中でもその思索の深さと誠実さは充分に伝わるものでした。
今までで一番姜氏と話したゲストじゃないかしら。
活字にして欲しい対談でした。



少し驚いたのが、高村女史のド金髪。
これに驚いたというより、人の髪色に釘付けになる自分に驚きました。
何年か前の橋本崇載七段以来です。

紳士じゃなくても金髪がお好き。



もうひとつぬかったのが、「OUTLIERS」が既に邦訳されていたことです。
しかも訳者が勝間和代さん。
ぜんっぜん気がつかなかった。

これはもう先日読んだのですが、マルコム・グラッドウェルはやっぱり面白かったです。



マタイの法則と彼が呼ぶ、チャンスを与えられた人は己のスキルを伸ばし
それがさらなるチャンスを呼び込むことにつなげる法則、

また成功した人物の多くは、成功した領域で1万時間を超える経験を積んでいるという1万時間ルール、

さらにチャンスとそれをつかみ取る能力、

ある程度社会的・文化的背景がサクセスの要因となるが、それを認識することで克服できることなど。

ビートルズなどたくさんの具体例が面白いです。
自己啓発本というより、ノンフィクションとして読みました。

ただこれ、訳は勝間和代さんじゃなくてもいいんじゃないかなぁと。
売るためだけなら、もう彼女の推薦の帯だけでも充分でしょ?
訳がよろしくないとかいう話ではなくて、仕事や富の分配の話としてお聞き下さいませ。

あと装丁は原著の方がかっこよかった。


しかし気にしてたこの2冊の情報を逃すなんて。
アタイも焼きが回ったもんだよ。



橋本七段…NHK日曜AM10:00「将棋の時間」の講師としてもご活躍。
       口癖は「マジやべぇ」
       かつてド金髪のパンチパーマ、紫のスーツで視聴者の度肝を抜く。
       先々週は浮き輪を持って登場。 なぜだ。
       ファッション・言動ともに釘付けにさせる、なんともこ憎い女殺し(油地獄)。
  


Posted by あさ at 23:05Comments(2)

2009年08月01日

ショック

あああぁぁぁ。
2時間かけて書いた記事が消えた。
長いのに限って消える。
何が悪かったんだ。

なんとゆう徒労感。

コメント返して本読んで寝ます。

  


Posted by あさ at 23:37Comments(12)生活