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2009年03月22日

誤字訂正

図書館の本の話です。

巻末の出典一覧に「鬼平半科帖」とありました。
そうですね、
見事な誤字です。

この誤字を赤いボールペンで訂正していました。
高い筆圧に、自分の正しさを誇示するかのようなバツ印と「犯」と「帳」。

「公共心はないのか」「偏狭な人間だ」「誤りを看過することができないのか」
いくらでも責め立てたることは出来るでしょう。
ですがどうにも出来ません。

その本は大活字本だったからです。
十中八九、これを書いたのはお年寄りでしょう。
そう思うと義憤をかざすことさえひどくつまらないことのように感じます。



年を取ると自分がいかに正しいかを示したくなるものです。
アタック25に於いて自分が予測したパネルを取らなかった回答者に対し、

「そこをお取りになったか!!」

と児玉清氏は激するではありませんか。
20数年のアタック25の司会業は、彼に完璧なパネル取りの道程を知らしめ、
完璧が故にその予測に外れる選択をする回答者に、
責めるかのようにこう叫ぶのです。

「なぜ角をとらない!!」


児玉氏をして、こうなのです。
年を取るとはこういうことなのです。
子どもと年寄りは、いつか来た道いつか行く道です。

敬意を持って大切にしたいものです。



ちなみにこれが若いもんの仕業だと分かったら、

「目玉でも腎臓でも2つあるもんは全部1つずつ売って、本買いなおして来いやーー!!」

と大暴れしていたことでしょう。
2つとも売れと言わないだけ優しいと思っていただきたい。


ちなみにこの本、次のページに「阿田佐哲也」とあって、これも赤ペンでグリグリ訂正されていました。
これお年寄りがどうこうっていうより、校正した人がいけんわ。
誰や、アダサって。



児玉清…随筆本「負けるのは美しく」の娘さんが亡くなられたくだりは、涙が止まりません。
抑制の効いた文章を書かれる方です。





  


Posted by あさ at 02:27Comments(2)考える

2009年03月22日

晴読雨読

先週から今週にかけて祖父に持っていった本は
「秀吉と利休」 「次郎長三国志」「バルトの楽園」でした。

「次郎長三国志」が一番好感触だったのがちょっと意外。


「秀吉と利休」は先週、直木賞受賞作の「利休にたずねよ」を読んでから
勢いがついてしまった私につき合わせてしまいました。
「へうげもの」「信長遊び」と利休利休の数日でした。
いやー、「へうげもの」面白いわ。
細川護熙の顔の細川幽斎が強い強い。
忠興ちゃん(大変愛くるしい)が白目むく度爆笑してました。

「秀吉と利休」を持っていったとき、
「利休はどのへんで切腹するのか」と聞かれました。
ちょっ、おじいさん!そこだけ読む気?!
三島由紀夫みたいなこと言うなぁ。
(世の中にはいろんな趣味の人がいる。でもそれが自分と違うものというだけでその人を嫌悪するのは少し違う)


「バルトの楽園」は実話を基にした映画のノベライズです。
徳島にあった、ドイツ人捕虜収容所の話です。
ここの所長が会津出身というだけでアタイ泣いちゃうよ!
これは是非オススメしたい作品です。故に内容は省略。


会津といえば、「ヤッターマン」のボヤッキーさんも会津のご出身だそうです。
もうそれだけでTVに向かって応援しちゃいましたね。
「頑張れ、会津の人!!勝てば官軍だ!!」って。
会津の人にこの応援の仕方もなんですが。

そば職人になるという夢を抱き上京するも、悪の道に進んでしまったボヤッキーさん。

「全国の女子高生を敷き詰めて、その上をゴロゴロ転がる」

という欲望が
会津魂を持つ彼をして、悪の道に走らしむるのですね。
人の欲のなんと悲しいことよ!
しっかししょーがねーなー、ボヤやん。


祖父は充実した(?)読書生活を送ったようですが、
今週の私はメモも取らないような、しょーもない本ばかり読んでいました。
数えたら8冊。
読んでも身にならないなら、時間の無駄だようなぁ。
ちょっと反省。








  


Posted by あさ at 01:26Comments(2)

2009年03月22日

蕎麦

今週末も蕎麦屋でお夕飯です。
もう「私の体は蕎麦で出来てるの」状態です。

私以外に客はなく、ご店主の趣味という60年代の洋楽が流れていました。
知っている曲があったり、なかったり。
古色然とした上がり框はしっかりと拭き清められています。
やっぱり居心地がいいなぁ。

例によって腹ぺこ顔をしていたのか、蕎麦を待ってる間にアイスクリームを頂戴しました。
オヤジ、ありがと。今年最初のアイスだったよ。

ザル一枚でお腹が膨れるので燃費がいいといったらないですね。
茹で上げたばかりの蕎麦は僅かに甘く、
これほど口に残らないたおやかなうま味はありません。

丁寧に引かれたと分かる出汁を贅沢に使ったツユも、
薬味で少し緊張した舌を緩めてくれます。

このように味わっても歌舞伎の「直侍」の直次郎よろしく、すっすっと食べあげてしまいます。
2,3分がいいところかなぁ。
ゆっくり食べたいときはダイ抜きとか、一品料理をお願いすればいいし。
蕎麦と寿司くらいは早くきれいに食べたいものです。

さらにここのお店は使っている器も感じがいい。
池波正太郎もどこかで書いていましたが、
もっさりとした民芸調の蕎麦猪口なんて出されたら、
薬味の葱より先にしなしなになってしまいます。

蕎麦猪口というと、中里恒子の「時雨の記」で
男が20年密かに想っていた女と再会し、

「貴女のそばにいたいから」

という意味を込めて(もちろんそれは言わない)、蕎麦猪口を贈るという描写がありました。
うーん、美しい。
それ以上に心に残っているのが、男が持ってきた海老の天ぷらにレモンをかけて云々というくだり。
所詮色気より食い気か。

(ちなみに私の好きな恋愛小説は、上記の「時雨の記」と川上弘美の「センセイの鞄」です。
「ワタクシはあと何年生きられるのでしょうか」で号泣。「漫画ゴラク」に於いて谷口ゴロでー漫画化されています。
一話以降見ていないのですが、その後続いているのでしょうか?)


最後に出される蕎麦湯も美味しく頂いて、幸せ気分のまま家路に着きました。
次はお銚子を傾けますかね。

神吉拓郎の「たべもの芳名録」で
友人たちと「ひとり蕎麦と独酌」について話しています。

「どこか人を拒否するところがある」
「そうそう、しかも昼酒とくると、おや、というところがあるよね」
「たとえば戦争を降りちゃった兵隊なんかこんな心境でしょう」
「土州浪人、なんのたれがし、故あって…という感じもあるな」
「いいいい、実にいい」

こんな話をしといて、このあとおっさん4、5人雀のように連れ立って、
水でびしょびしょのテーブルと、演歌歌手の色紙が無造作に貼ってある
蕎麦屋に行くんですから、仕様のない話です。

そうか、私は故ある土州浪人に見えるのか。専ら独酌よ。


上記諸々はもちろん、「一杯のかけそば」なんてのもありましたね。
蕎麦は何かと物語を絡め取る食べ物なのでしょう。

粉を練って、切って、茹でる。

この簡素さに精神性が宿るのかも知れません。
シンプルなものにこそ、深遠なる思想が宿るのね!
(酔ってると話がでかくなるなんて、おっさんか私は)


また蕎麦は縁起を踏まえた慣習が多いことからも伺える通り、
五臓六腑の汚れをとる清めの食べ物でもあるそうです。

美味しいやら清められるやら、良いこと尽くめの蕎麦ですが、
唯一の難点。

お腹がすぐ空いちゃう。



うう、今から何か食べるというのか。
  


Posted by あさ at 00:10Comments(2)ごはん

2009年03月21日

マダム・アク詣

県立図書館の帰りにわさだタウンに買い出し&マダム・アクエリアスの陣中見舞いに行きました。

昼休み中(だったんですよね?!)にお邪魔したにも関わらず、
あいかわらずの笑顔で迎えてくださいました。

酒井抱一の手鑑帖の富士図の太陽のような
オレンジ色のスカーフが目に鮮やかです。

ものの5分お話していると、早速お客様がみえました。
さすがの大繁盛です。
差し入れにのど飴入れといてよかった。
マダム、絶対時間超過で丁寧に診断結果をお話して下さいますもの。
今日も喉ガラガラと見たね!
私もたまに朝、酒ヤケでのどをやられていますが、
喉の痛みというのはなかなか辛いものです。


久しぶりにお顔を拝見出来てなによりでしたが、
惜しむらくはアンドーナツではなく、アンパンを差し上げたことでしょうか。
先々月泊っていただいたときに、ビールのつまみにアンドーナツを召し上がるぐらいお好きらしいので。

ビールにアンドーナツ。
斬新やのー!!


そんなこんなであさちゃんは今夜も肴なしで独酌です。
長い夜になりそうだわ。





  


Posted by あさ at 22:24Comments(4)外出

2009年03月15日

太極拳

NHKのおしゃれ工房でヨガが始まりましたね。
真似してTVの前でにょろにょろと動いてみましたが、
ふひー、ひふーと不自然に息をする、ただのおかしな人にしかなりませんでした。


去年やはりNHKの趣味悠々で、「太極拳でかっこいいカラダになれ!」
と言う番組がありました。(ほんとにこんな題名)

これはとてもいい番組でした。
基本的な動きを何度も繰り返して教えてくださいますし、
中国拳法の歴史、数々の流派の特徴的な技のデモンストレーションなどもありました。

丁度金庸の武侠物を読んでいた頃なので、大変楽しめました。
ワイヤーをつけたように、飛んだり跳ねたり。

それ以上に釘付けになったのが、講師の渡邊先生です。
技のキレ、均整のとれた身体、高い身体能力、ノーブルな雰囲気漂うお顔立ち。
そしてなにより回を重ねる毎に、凍れる川が緩むが如き彼の心!!

あきらかに初期の頃は生徒に対しても頑なというか、どこか距離を置いていて
「予定された型を教えることだけが仕事です」
というような感じでしたが、少しずつ表情も柔らかくなっていかれて。


「傷ついた野生の子リスが人間に心を開いていく様を見たくないか?!」
「おまけにそのリスは太極拳まで教えてくれるんだぞ?!」


そんな宣伝をあちこちにしていたのですが、なかなか伝わりません。
それで一応見た友人たちもいましたが、彼の心のささやかな変化が見えないようです。

おかげで例によって「毎度おかしなことを言い募るあさちゃん」扱いです。
ちくしょー!!


しかし最終回で渡邊先生が、ご幼少の頃は体が弱かったこと、
それがもとで人との付き合いも苦手になってきたこと、
やがて己の内面に向かい、太極拳の鍛錬のみが生活のすべてになってきたこと。

そんな先生が今回の趣味悠々で講師を務めることで、
徐々に人とのコミュニケーションがとれるようになり、今とても感謝していると仰っていました。


おお、リヒト。
趣味悠々でかくも尊いもの見ることができるとは。
いいものを見ました。


ちなみに。
仲良くしてくださっている奥様の一人が、この番組をみて太極拳を始められました。

ある日覚えた型を素早くしたら、振り抜いた拳が隣で見ていた息子さん(7)を
吹っ飛ばしたそうです。

息子大泣き!ママ大慌て!




太極拳恐るべし。















  


Posted by あさ at 04:16Comments(2)映画・TV

2009年03月15日

壷再編

年中「美の壷」、「美の壷」と騒ぎ立てる私のところには、
心優しい友人たちが何かと美の壷情報を提供してくれます。
ありがたいことです。

そんな友人の一人から衝撃の事実が。

「今の美の壷は三月いっぱいまでらしい」



なんやとーーーーーー!!!




伝わりますか、このショック!!

私から美の壷を奪うということは、
ナルシスから湖を奪うこと、
武田鉄矢からハンガーを奪うこと、
これらに匹敵するといってもいいでしょう。
もうどうすりゃいいさ!
風よ雲よ!心あらば教えてくれ!!
(風も雲もいい迷惑)


が、よくよく聞けば番組をリニューアルするとの事。
なくなるわけではないのね、ふぅ。

ですがなんということでしょう。
谷さんと高橋みすずアナが降板されると言うのです。
あの魚眼レンズに映ると、広末涼子そっくりな谷さんにもう会えないの?
「癒し爆弾」ことみすずボイスが聴けなくなるの?
めそめそ。


後任はなんと草刈正雄さんだそうです。
女王陛下の御為に働いてらっしゃるあの方です。(言い張るぞ)
素敵な俳優さんだとは思いますが、これまでの美の壷のイメージとはだいぶ趣が異なります。
この人選だけを見ても、かなり大胆なリニューアルのようです。


やはりご高齢の谷さんの体調を慮ってのものでしょうか。
それなら仕方がないよね、谷さん。
会えなくても貴方が元気ならそれでいいよ。



この話を持ってきてくれた友人は、

「美の壷、最終回は『骨壷』かもしれんなぁ」

などと言いやがりました。
とりあえずボッコボコにしておきましたよ。






ナルシス・・・湖が好きというより、湖面に映る自分が好きな人。
武田鉄矢・・・ハンガーが好きかは知らないが、ハンガーを持たせたら強い人。








  


Posted by あさ at 02:06Comments(10)映画・TV

2009年03月15日

ホワイトデーと桜

今日はホワイトデーでした。
皆様素敵な一日をお過ごしになりましたか?

私は朝5時からの美の壷の再放送を観た後、
「小姑にねちりねちりといびられながら、隅々まで掃除をする嫁ごっこ」をして、
朝食を取った後、のろのろと「比叡山」(別冊太陽)を読んでおりました。
この時点でAM7:00。年寄りか私は。

外は大変な強風です。
遠くに見える梅もあまりの風に耐えかねて、7分は散ってしまいました。
梅こそ季節を終えましたが、木蓮が盛りを迎えています。
白木蓮のすっと立つ姿の清しいことよ。
もう白けりゃなんでもいいなぁ。

木蓮の花が開いてきたら、桜もいよいよ遠からじです。
やはり桜は日本の春の象徴と言えましょう。
『武士道』でも本居宣長の言葉を抄き、「大和魂」の章で桜を称えています。
稲造ばかりに任せちゃおられん!ワシもやるでよ!!
というわけで、一足ならぬ三足ほど早く今日を「桜を愛でる日」としました。

そうは言っても蕾未だ固し。
仕方がないのでピンク色の服を着ることしましょう。
アタイが桜よ!
此花咲耶姫の再来と称えるがいいわ!!


・・・うん。持ってない。
クローゼットを開ける前から分かっておったがな。
ピンクと言ったらハンカチくらいしかありませんでした。

それでも執念深く探しますと、
・洗顔ネット
・ボウル
・布団たたき

以上がピンク色でした。
いっそボウルを頭に被ろうかとも思いましたが、
台所道具を頭に被るのは、衛生観念上如何なものかと思い諦めました。

NHKの芸能花舞台か芸術劇場かなにかで「道成寺」でもやらないかなぁと
思いながら、布団たたきを元に戻しましたよ。
この執念、まさしく「京鹿子娘道成寺」の清姫も尻尾を巻いて逃げる程です。
ていうか彼女、どっからどこまでが尻尾?



午後になってはたと気が付くと今日はホワイトデー。
先月のバレンタインデーのお返しに行かねば!
ばたばたと身支度を整えて、家を出ました。




帰ってみると、自分が用意したものよりお返しの頂き物の方が多い。
韓国土産のパック、紅茶、お菓子、アスパラガスetc

午前中桜さくらとぶつぶつ言っていたからか、桜のお煎餅までありました。
おおぅ、引き寄せの法則か?

甘いおせんべいに桜の塩漬けがきれいに広げて付けられています。
まさかこんな素敵な物を頂けるとは思わなかったので、
帰りしな、桜まんじゅうを2つ買ってきてしまいました。


盛り盛りのお茶うけで、三足早い桜を愛でるおやつ時間は幸せなものになりました。




清姫・・・ビューティー坊主に一目惚れするも袖にされ、大蛇に化けて坊主を追い掛け回すという執念の人。
で、結局どっからどこまで尻尾なの?  


Posted by あさ at 01:29Comments(4)生活

2009年03月01日

世界が愛した日本

「世界が愛した日本」 四條たか子著 読了。

逆説の日本史の井沢元彦さんが監修をされています。
あの人、づるづるの坊主頭になったと思ったら、もう毛が生えてますね。
何とかなるもんだ。

日本が世界で愛されるきっかけとなった外交美談が7つ収められています。

しょっぱなから号泣ですよ。
一つだけ紹介させてください。


「今から48時間後、イランの上空を飛行するすべての飛行機を、イラク空軍の攻撃対象とする」
フセイン大統領のこの爆撃宣言を覚えておいでの方も多いのではないでしょうか。

イランに取り残された邦人200余名、迫り来るタイムリミット。一刻の猶予も許されない・・・。
残り時間僅か75分。誰もが希望を捨てかけたそのとき、
「救援機が到着しました!!」
港内のこのアナウンスに、どれほど安堵の涙を流したことでしょう。
一機の飛行機がテヘランのメヘラバード国際空港に着陸したのです。
月と星が鮮やかに輝くその機体は、日本人たちを乗せ飛び立ちました。


もうここまで号泣です。
月と星を冠する国、トルコと太陽の旗を持つ日本の物語です。

1890年、明治天皇の表敬訪問の特使一行を乗せ帰るエルトゥール号が、
本州最南端で有名な串本沖で、暴風雨のため岩礁に衝突し遭難するという事故が起こります。
死者518名という大惨事でしたが、なんとか命をつないだ69名。

おそらく外国人をはじめてみるであろう、地元樫野地区の住民は懸命に救助活動を行います。
暗闇の中、生存者を確認すると安全な場所へ移動させ、体温を冷たい海で奪われた彼らを
自分の服を脱ぎ抱いて暖めました。

そのころ折り悪く、天候不良が続きこの漁村にもそう食料は備蓄されていません。
それでも正月用に蓄えていた米、野菜、最後の鶏一羽までも人命救助に回しました。
最南端とはいえ冬を迎える寒い中、衣服、布団も差し出したのです。

このあとさらに美談は続きますが、ここまでの2国間の救助劇だけでもお伝えしたく書いてみました。
なんという佳話でしょうか。

テニアンでの救出談は、最初日本では政府もマスコミも
何故トルコの飛行機が助けに来てくれたのかわかりませんでした。
後になって元駐日トルコ大使がこう語ります。

「エルトゥール号における日本人の献身的な救助活動を、トルコ人は決して忘れていません。
今の日本人が知らないだけなのです」


トルコ人を助けたかつての日本人、十数年前日本人を助けたトルコ人。
彼らに恥じない生を送るのが、最低限の今の日本人の責務に思います。









  


Posted by あさ at 03:13Comments(4)

2009年03月01日

やーらーれーたー!!

例によって、祖父のところに行きました。
「山本五十六」の最終巻を渡しにです。
読むのが早い祖父のこと、きっと待っていることでしょう。

あれー?いないよー?
まぁ、畑に行ったのでしょう。
本と柔らかくて甘いもの、今回はプリンをテーブルに置いておきました。
和、洋、中、駄(?)を問わず、柔らかくて甘いものならなんでもいいようです。
でも、そろそろネタ切れ。次はどうするかなー。


そんなことを考えながら、
私と1、2を争う「祖父道楽」の親戚に、
誰もいないおじいさんの低位置を写真に撮って送りました。



その数時間後。
おじいさんと盆栽展に行っていたことを自慢する彼が私の目の前に。

「いや、盆栽展はたいしたことなかったよ」
「おじいさんは久しぶりの外出だったって」
「一応あさを待ってみたけど(笑)」
他。


キーーーーーーッ!!
くわえたハンカチがちぎれるわ!!


花見の季節は私がおじいさんを独占するからな!!
見とれよ!!




  


Posted by あさ at 02:21Comments(2)生活

2009年03月01日

ワシズ

知り合いの奥様がなにやら憂い顔です。
伺いますと、

「映画『ドラゴンボール』の予告を見ると辛くてかなわん」

とのことでした。

そうですね。憂い顔にもなりますね。
私も男塾の映画化のときには同じ心持ちになりました。


そんな奥様を元気づけようと、悟空さんと同じ髪型の鷲巣さんが大活躍する
今月号の「近代麻雀オリジナル」を差し上げました。
表紙の鷲巣さんに

「オッス!おらワシズ!!」

と吹き出しをつけてみましたよ。
喜んでいただけるかしら。






  


Posted by あさ at 01:52Comments(4)生活

2009年03月01日

苔を超える雪

戦後のジローさんの浮世離れした裕福な生活を維持した
お金儲けの辣腕振りが来週見れるかどうか
とっても気になるあさちゃんです。
(イヤミねぇ)

もうどんだけNHKに振り回されてんだか。
ドラマ「白洲次郎」を素面で観るために、一本もつけずにそば食べるし。
あんだけ再放送がある「美の壷」も
本放送を観るために、絶対飲みに行かないし。

今週の「雪」は素晴らしかったです。
My favorite ツボ 「苔」の回並に
「キレイ!キレイ!わっしょいわっしょい!!」と
盛り上がってました。

兼六園の美しいことよ!
赤松の幹、南天の実の異なる赤の白い世界で映えることよ!

差し色がなくても、日本人は何もないところに「無」ではなく、
むしろ積極的に美しさを見出します。
北の地の果てしない白のなんと冴え冴えとしたことか!!

そうよ!何もないから生まれる美があるのよ!!
Simple is Best!!
YAHOOOOOOOOO!!!

あのしっとりとした美の壷の世界に浸って、なぜこのテンション。

「ヘイ!ジョージ!!腹筋から火を噴きそうだろ!?」
深夜の海外の通販番組のようなノリです。


今回のツボで特によかったのが、3のツボのかまくらです。
かまくらは祠を模したもので、秋田のあるところでは
毎年100を超えるかまくらを作って、灯すそうです。

かまくらのなかの神棚に豊作を約束する神を奉り、 
訪れた人を招きいれ共に祈るそうです。
(あ、今気が付いた。客人婚にも関係ある?)

こういう話を聞くと信心とは尊いものだなぁといつも思います。
願いを織り込んだ佐伯市上浦の豊後二見ヶ浦の大注連縄とか。


いやぁ、今回はつくづく私のツボを押しまくる回でした。


今日は壷友マダムの店で、私のために美の壷のCDをかけて下さったので
未だに幸せな余韻に浸っています。
もう、壷友マダムったら。
かけていただかなくても、なんぼでも口三味線で「モーニン」を歌いますのに。



美の壷のあとNHK教育にかえたのですが、ジェロのドキュメントをしていました。
先々週の視点論点にも出てたし、みんなのうたでも一ヶ月彼の歌が流れてたし。
ジェロ、あんたどんだけNHKと親和性が高いんだ。

みんなのうたで使われていた歌は「晴れ舞台」という歌でしたが、
これがもう反則もいいところで。
故郷に置いてきた苦労人の母親に、自分の晴れ舞台を見せてあげたいといった内容なのですが、
これだけでも泣かすのに、この歌にあわせて流れるアニメの中の母親が
めちゃくちゃ苦労してそうなお母ちゃんなんですよ。

NHK,手加減してくれ。








  


Posted by あさ at 01:24Comments(2)映画・TV

2009年03月01日

マダム運

NHKのドラマ「白洲次郎」を観ていたら、こんな時間です。
ジローさん、もといタローさんに私は怒られるのでしょうか。
おお、テリブル。

「せやな、そこは正座やな」

タローさんに言われる前に居住まいを正してみました。
粗忽者のなんと怒られ慣れていることよ。


だって今夜は武相荘見るってお約束したんだも~ん。
隣の市のカフェのマダムと。
美の壷仲間、ビ友改め壷友マダムです。

久々にお邪魔しました。
最後に伺ったのはクリスマス。

ケーキの販売もされているお店で、この日にお茶を頂くのはご迷惑になります。
パープレイスに行ったついでに、マダムがお好きとおっしゃっていた
LUSHの入浴剤をポストに放り込んできました。ダンクシューッ!!
ちょっとしたストーキングですね。

「♪知らず 知らずのうちに~」

宇崎竜童の今なら信じられないようなストーカーの歌が思い出されます。
(アタイ、一番星のブルースも歌えるよ!嫁を大切にする人の作品は好ましい)



それからとんとご無沙汰だったので、入った途端大変な歓待を受けました。
お礼のお電話を下さっていたそうですが、私が間違えてお教えしていたようです。
申し訳ない。


深く体を預けられるソファに座って、昨日の美の壷の感想を交わしながら、
美味しいコーヒーとシフォンケーキを頂きました。

途中お茶会の帰りという、着物の三婦人がみえました。
軽く会釈をしたとき拝見しただけですが、どなたも品のよい着物をお召しでした。
思わぬ眼福に心が華やぎます。

帰りにクリスマスのお礼と、お店に置いてある壷友マダム手作りのイチゴのジャムを頂戴しました。
重ね重ね申し訳ない。



どうも私は「もらい物運」がべらぼうに高いようです。
食べ物限定ですが。
おなか空かしてるように見えるのかのぅ。

さらに「マダム運」も天井知らずです。
マダム・アクちゃまをはじめ、壷友マダム他
素敵マダムのお歴々と親しくさせていただいております。

最近では前回のブログで、若干季節が遅れた椿をお贈りしたマダム。
二つほどヒントを入れておりましたが、ご自分のことかしらとお悩みでした。
なんと奥ゆかしい。
(麻の葉模様は私のシンボルにしておりますよ~)


フッフフ。
この細やかさ、一度とて男相手に発揮したことがないわ!



帰りに蕎麦屋によって、そば味噌焼きとザル、天ぷらをお夕飯にしました。
タラの芽の苦味が春を教えてくれます。
季節は巡りますねぇ。


林住期の季節を過ごす、素敵な先輩達の知遇を得る運をこれからも大切にしたいと思います。
つくづく人との出会いは宝ですね。




さて頂いたジャムでロシアンティーを入れるかな。










  


Posted by あさ at 00:18Comments(2)生活