2009年06月28日

日曜美術館

「新」が取れてからの「日曜美術館」に度肝を抜かれっぱなしです。

第一回の蕭白から
「ど、どーしたん?!」
と口を開けながら見ておりました。

そうですね、美の壷の「帯」の回で「あ~れ~」(わかりますね)を妄想する草刈氏と同じ位口を開けてました。
「正雄は仕方のない奴だ!」
と素敵マダムカフェで一席ぶってきましたが、自分も大して変わりません。
いかんですね。


何週か前にあった別府の「混浴するアート」では、姜さん達はスタジオを飛び出して別府へ。
小泉武夫先生の講演会で別府に行ったときに幾つか見たので、興味深く視聴しました。

もとは別府カトリック教会に寄ったのですが、
その道向かいに若手アーティストがアパートまるまる一棟を使ってアート表現をされていました。

私には現代アートの素養がないので、少し難しかったです。
反論があるかもしれませんが、人が造る美を享受するにはある程度の素養が必要だと思います。
それが必要ないのが自然の美、神の造給うた美です。
アニミズムも含め須らく全ての宗教は、理解するものでなく信じるものであるということと同様に。

規模でいったら、人口物より自然の方が多い(はず)のが私達の世界なので
世界は学ばなくても得られる美しいもので満々ています。
誰にでも等しく与えられる美です。
それはとてもいいもののような気がする。



さてつまらん講釈はともかく、「日曜美術館」です。
アングルの回ではタローさんも大慌てしてらっしゃいましたが、
前回はロダンとカミーユで再現ドラマ付き、明日は(今日ね)クリムトです。

ど、どーしたん?

もうしまいにゃ北斎漫画でも出てくるんかといった勢いです。




えーと。
暑気払いに蛸の酢の物で一杯やるかな。





追記…何週か前のアートシーンでやなせたかし展が紹介されていましたが、
    大分にも来るそうです。欣快にたえんな!!
    「やさしいライオン」で号泣した私に7月、8月の大分市美術館で
    干乾びてしまえということですね。泣きに行きましょう。
    アンパンマンのOPもやなせ翁の作詞ですが、これでも泣く。
    
    ♪忘れないで夢を こぼさないで涙 だから君は飛ぶんだ何処までも~
    ♪愛と勇気だけが友達さ~
    
    あの頭があんこの人にそんなに重荷を背負わせんでくれ!
    十分自己犠牲の人やんか!
    友達が愛と勇気だけて。
    そんな内から湧き出て人に与えるものだけが友達て!! 
    手加減してくれ、やなせ御大!!





同じカテゴリー(映画・TV)の記事画像
マスターからお知らせ
同じカテゴリー(映画・TV)の記事
 不毛地帯 再び (2009-12-31 16:24)
 坂の上の雲 (2009-12-31 15:38)
 嫁を探しに (2009-11-01 21:43)
 不毛地帯 (2009-11-01 20:56)
 モテ男 (2009-09-06 23:13)
 マスター決定 (2009-08-23 23:26)

Posted by あさ at 02:40│Comments(2)映画・TV
この記事へのコメント
あさ様

今回も気がつくと、ふむふむと頷きながら拝読しています。

>世界は学ばなくても得られる美しいもので満々ています。

新鮮な思いです。学ばない私には福音です。

>誰にでも等しく与えられる美です。

自然の美しさやひとの心の美しさに気付き感謝できるようになりたいと、しみじみ思いました。

我利我利ガリババな私は、対極にある自己犠牲のお話にすこぶる弱いです。
人魚姫や幸福の王子とつばめ、泣いた赤おにの青おに、とキーボードで文字にしていくだけでも、こみあげてきます。
ゴメンネ、ゴメンネ~、と厳しい究極の愛は人任せにしている私に、すぐ忘れてしまうでしょうが、考える機会を与えてくださったことに感謝します。


>そんな内から湧き出て人に与えるものだけが友達て!! 
    手加減してくれ、やなせ御大!!

聞き流す歌詞でした。愛と勇気はアンパンマン自身なんですよね。
ここに、あさ様ならではの深い洞察力とやさしさを感じます。
Posted by ゆうひ at 2009年06月28日 11:38
ゆうひ様

>人魚姫や幸福の王子とつばめ、泣いた赤おにの青おに、
ご勘弁ください!!

えーい!
仕返しだ!!泣かしちゃる!


三浦綾子「塩狩峠」


うう、書いただけで明日の朝は目が半分の大きさになっています。
Posted by あさあさ at 2009年07月04日 21:20
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。