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2008年08月10日

祖父の菜根譚

何年か前に祖父から「菜根譚」をもらいました。
新装版が売れているそうなので、読まれた方も多いのでは。

もらったのは昭和47年と書きこまれていて、ボロボロです。
もっとも書かれたのは明の時代、日本で紹介されたのは1866年ですから、
47年なんてちゃんちゃらおかしいのですが。

祖父は大変な読書家で、遊びに行ったときはたいがい本を読んでいます。
晴耕雨読を地で行く人です。
今は平家物語を読んでいます。

もらった菜根譚には書き込みやアンダーラインがあるのですが、
それは私が悩んでいたことと同じところでした。

泣きました。


うーん、この記事はもっと頭がちゃんとしてるときに書き直します。
明日もおじいちゃんに会いに行こう。

  


Posted by あさ at 01:09Comments(0)

2008年08月09日

麻雀放浪記

阿佐田哲也 著 「麻雀放浪記」読了

マンガ、映画にもなっていましたね。
映画では坊や哲が真田広之、ドサ健が鹿賀たけし(字がわからん)でした。

戦後の復興期を舞台に、やけっぱちで後ろ暗くてでも底抜けの明るさのなか繰り広げられる死闘。
バイニンたちの金と命のやりとり!
ビリビリするような緊張感!
恋人も質草にしてブつ!!
死人が出てもおかまいなし!!
まさに甘さ0のピカレスク!!

「大四喜十枚爆弾」なんて言われたら痺れちゃうよ!!かっこいーー!!

3、4年前ふんわりさんの作画で漫画化された時の、「近代麻雀」に少しだけ関わったのですが、
ふんわりさんのあの哲っちゃんは本当に可愛かった。
単行本にならんものか。

その「近代麻雀」に載っていた雀荘の広告に同級生が出てたのには度肝を抜かれました。
赤いチャイナ着て、「専属の雀士です」って。
「えええええぇぇぇぇ」って。

こんなに近くに修羅の道を歩んでいるのがいるとは思いませんでしたよ。
今はもう引退したようですが、お盆休みにこっちに帰ってきてた一緒に飲みたいです。





  


Posted by あさ at 23:52Comments(2)

2008年08月09日

おお。

さっき書いた嵐山光三郎と徳大寺有恒が、ごっちゃになっていたことが今判明。
嵐山氏の文人悪食とかいくら読んでも車の話が出ないので、

「おいさん憑き物とれたんだねー」なんて思ってたら違うでやんの。
恥ずかちー。
  


Posted by あさ at 22:58Comments(5)

2008年08月09日

人妻魂

嵐山光三郎 著 「人妻魂」読了

明治から昭和の奔放だったり薄幸だったりする人妻たちにスポットを当てたものです。
柳原白蓮、漱石の妻鏡子、鴎外の妻しげ、与謝野晶子etc・・・。
さっくり読めて楽しかったです。

前書きからふるっていました。
「人妻と言う言葉ほど男心をコトコトと煮込み、ムラムラといらだたせ、
ビリビリとしびれさせるものはありません。(略)
人妻→官能→嫉妬→不倫→離婚→再婚→流浪→
淫乱→堕落→覚醒→心中→自立→遊蕩→熟成→昼寝 と
妄想は果てしなく広がりますが・・・」

覚醒したのに心中ってひどいな(笑)
最後が昼寝ってところが著者のセンスのよさでしょう。
つか、すごい妄想だ。

この本を読んで「ツバメ」の語源が平塚らいてうの奥村博史から
来ていると言うのを初めて知りました。
いっこ賢くなったぞ。

あと表紙がかわいい。

この「人妻魂」というタイトルでアクセス数が増えたら何かちょっと考えてしまうなぁ。
  


Posted by あさ at 22:35Comments(0)

2008年08月03日

誰?

佐伯図書館の6月の入荷本の中に
「天皇のロザリオ」が入っていました。
全然新刊じゃないのに。

このブログを読んで下さった方が、リクエストされたのかしら。
誰だろ。


あと、誰か知らんですけど、「プレジデント」の2008年2月号、
「一流の読書、二流の読書」(違うかも)借りてる人いたら早く返してー。



あ、ちょっとメモ帳代わりに。
「中国が目論む世界支配」 ベンジャミン=フルフォード
「舞い降りた天皇」 加治将一
「マラリア」 桂美人

読む。

  


Posted by あさ at 22:23Comments(0)

2008年07月06日

聖☆おにいさん 読了

中村光 著
「聖☆おにいさん」 1巻 読了

マンガです。
世紀末を無事こなしたイエスとブッタが、東京は立川でアパートをシェアして
バカンスを楽しむというものです。
(これだけでおかしい)


これ、たぶん日本だから描けるマンガでしょうね。

正月に神社や寺行って、盆に墓参って、年末にクリスマスして、
薄着の季節が来る前にお嬢さんたちはラマダンして(違う)

これだけ宗教に対して大らかなのは、恥と思う方も内外にいるかもしれませんが、
私は寧ろ、

「みんながこんだけ大雑把なら世界の戦争の8割は減るんじゃない?」

と思うのです。



このマンガが世界各国で翻訳されて、あっちこっちで
「しょーがねーなー」といいながら笑えるようになったら、

「人類かなりいいところまで来た」と思えるような気がします。。

ものすごーく昔の、ほんの一時期のオリンピックが、
そう思えるイベントだったんでしょうけどね。


イエスのTシャツに
「父と私と精霊」って書いてるのに笑った。  


Posted by あさ at 02:43Comments(4)

2008年07月06日

下山事件

柴田哲孝著
「下山事件」読了。

読了と言っても、去年だか一昨年だかの話なのですが、
今日7月5日は下山事件が起こった日ということで。

下山事件と言うのは、戦後の闇と言われる事件のひとつで
いまだ謎に包まれています。
当時の国鉄総裁下山氏の轢死体が見つかったことからはじまります。
他殺とも自殺とも知れないこの事件は様々な憶測を呼び、
GHQ,GⅡ、旧財閥、政府高官、フィクサーの名前が浮かんでは消え・・・。

そんな下山事件に関する本は多く、平成3部作と言われる本の中でも
この本が世に注目されるのは帯に

「私の祖父は実行犯なのか?」

とあるところでしょう。
これほどキャッチーな下山本があったでしょうか。
真実はどうだったのか。
読んでのお楽しみ。

というかホントに楽しいです。オススメです。
推理ものも執筆している著者なので、構成の仕方が読者を引きこみます。
筆力のある方です。すごい。

もし読まれるのでしたら、最初に出たハードカバー版より、
「完全版」と銘打った文庫をお勧めします。
でも図書館にあるとしたら、ハードカバーだと思うんですよね。

さぁ悩んで!








  


Posted by あさ at 01:49Comments(0)

2008年07月06日

RURIKO

林真理子 著
「RURIKO」読了。

林女史の本は「ミカドの淑女」以来。


んー。昭和の綺羅星たる、ルリ子、裕次郎、ひばり、旭が
全盛期の頃の空気感を知ってる方なら楽しめるかもしれません。

登場人物の魅力を読者が知っていること前提ってのもなー。
「ああ、そういう三面記事がありましたね」というかんじの話が続くかんじです。

でも浅岡ルリ子(本名:信子)のお父さんが甘粕大尉に
「信子ちゃんを是非女優にして、満映に」って言われたのを
臨終の間際言うのと、
引揚者の描写は胸につまされました。

あと、へーちゃん(石坂浩二)はいけんなーと思いました。


いっこ賢くなったこと。
「小林旭」って「コバヤシアキラ」って読むんですね。「アサヒ」って読んでて人に言われて知りました。
訂正してくれてありがとう。
渡り鳥シリーズとかしらんし。

偶然ですが、読んだ日が浅丘ルリ子の誕生日でした。驚いた。
さらにその日の旧暦は、私の誕生日。
美人とお揃いで嬉しいな。  


Posted by あさ at 01:25Comments(2)