2009年05月09日
エンデの島
うわ、4時かいな。寝らな。
というわけで大急ぎで。
「エンデの島」 高任和夫著 読了。
循環する地域通貨、整った医療サービス、
地熱や菜種油からのエネルギーの自己調達
拝金主義の楔から開放された、尊厳ある人間の在り方。
それらを実現する夢のような島に主人公は向かった。
童話か?
なんて言わないで。
「モモ」の作者、ミヒャエル・エンデの言葉、
「パンを買うお金と株で動くお金は違うはずだよ」
という言葉から膨らむ物語です。
書き下ろし作品だそうで、出来ればもっとボリュームが欲しかったです。
それ位良書でした。
最後の章の
「経済は実は愛の領域なんだよ」
この言葉を読めただけでも幸運と思える本でした。
というわけで大急ぎで。
「エンデの島」 高任和夫著 読了。
循環する地域通貨、整った医療サービス、
地熱や菜種油からのエネルギーの自己調達
拝金主義の楔から開放された、尊厳ある人間の在り方。
それらを実現する夢のような島に主人公は向かった。
童話か?
なんて言わないで。
「モモ」の作者、ミヒャエル・エンデの言葉、
「パンを買うお金と株で動くお金は違うはずだよ」
という言葉から膨らむ物語です。
書き下ろし作品だそうで、出来ればもっとボリュームが欲しかったです。
それ位良書でした。
最後の章の
「経済は実は愛の領域なんだよ」
この言葉を読めただけでも幸運と思える本でした。
2009年05月09日
壷三昧
皆さん、正雄の壷には慣れまして?!
私はもう大丈夫!こんなにも大丈夫!!
たまに谷さんと高橋アナを思い出して身悶えしますが、
なんだかんだで天下の美丈夫、草刈正雄と週末を過ごしております。
「襖」の回は己が内なる谷さんへ未練を確認した回でした。
いえ、草刈家に和室があると思わなかったので、
てっきり谷さん家にとらやの羊羹でも持っていった甥っ子、正雄君が
襖のご指南を受けるのかと思っていたのですよ。
草刈家はL字の一辺が和の様式のお家だったんですね。
とほほ。
確認したら第一話から概観が出てましたわ。
日本屈指の建築物、桂離宮の襖の美しさにため息が出ました。
光を当てると浮き出る五七の桐の雲母の刷り、その白の美しいことよ!!
鳳凰の止まり木とされる桐を表すのに、あれ以上の神聖な白い輝きがあるでしょうか。
しかしつくづく私も白が好きだなぁ。
色を選ぶのがめんどくさいのかしら。
ズボラじゃからのう。
穴を開けた襖に自分の写真を貼るくらい自分が好きな正雄さんですが、
嫁さんのことはきっともっと好き。
お誕生日の夕食でもワイン選びに余念がありません。
大変残念なことにワインを飲みながら観ることは出来なかったのですが、
昨夜のワイングラスの回と同様、これ以上ないくらい興味深く観ました。
やぁね、これだから呑み助は。
ワインの回は2つ目のツボの「スパークリングワインの泡」がとりわけよかったです。
あの泡の弾ける静かな音を聴くだけでいい気分になれました。
日出に「的山荘」という、大正時代の金山王の別荘を使った城下鰈専門の料亭があります。
贅を尽くした邸宅と庭は大変なもので、門もさながら城門のようでした。
そこで出された箸袋に枯れた文字で
「大味必淡 大音必希」
とありました。
大意ですが、美味しい物は必ず淡く、美しい音は必ず微かに聞こえる程度の音
という意味です。
これでいくと、あのシャンパンの泡の音は正しく「大音必希」のそれと言えましょう。
あ!そういえば的山荘の襖もキレイだった!
取っ手も「襖」の回に出てたような七宝焼きだったと思います。
やはり美というのは身の回りにあるのですね。
世界は美しいもので出来ている!!
だから色々大丈夫!!
しかしスパークリングワインの澱ってあんな風に出すんですね。
びっくりしました。
スポーーーんって。
修道院で作ってた頃のシャンパンはどうしてたんだろう。
「ワイングラス」の回ではつい最近タモリ倶楽部で見た、
リーデル社の日本支社が出ていて笑いました。
ああ、そうそう。その後ろの方で、
「ルネッサーン!!」
ってやってたわ、と思いながら。
来週はクラシックなホテル。
これもまた楽しみです。
でも読みが外れてちょっと悔しくもあります。
クラシックなホテルも含めて、正雄初の1時間スペシャルは
谷さんが信濃路を歩いたように、横浜に行くのではないかと思っていたので。
ここで消費していいの?
まぁいらん世話ですな。
私はもう大丈夫!こんなにも大丈夫!!
たまに谷さんと高橋アナを思い出して身悶えしますが、
なんだかんだで天下の美丈夫、草刈正雄と週末を過ごしております。
「襖」の回は己が内なる谷さんへ未練を確認した回でした。
いえ、草刈家に和室があると思わなかったので、
てっきり谷さん家にとらやの羊羹でも持っていった甥っ子、正雄君が
襖のご指南を受けるのかと思っていたのですよ。
草刈家はL字の一辺が和の様式のお家だったんですね。
とほほ。
確認したら第一話から概観が出てましたわ。
日本屈指の建築物、桂離宮の襖の美しさにため息が出ました。
光を当てると浮き出る五七の桐の雲母の刷り、その白の美しいことよ!!
鳳凰の止まり木とされる桐を表すのに、あれ以上の神聖な白い輝きがあるでしょうか。
しかしつくづく私も白が好きだなぁ。
色を選ぶのがめんどくさいのかしら。
ズボラじゃからのう。
穴を開けた襖に自分の写真を貼るくらい自分が好きな正雄さんですが、
嫁さんのことはきっともっと好き。
お誕生日の夕食でもワイン選びに余念がありません。
大変残念なことにワインを飲みながら観ることは出来なかったのですが、
昨夜のワイングラスの回と同様、これ以上ないくらい興味深く観ました。
やぁね、これだから呑み助は。
ワインの回は2つ目のツボの「スパークリングワインの泡」がとりわけよかったです。
あの泡の弾ける静かな音を聴くだけでいい気分になれました。
日出に「的山荘」という、大正時代の金山王の別荘を使った城下鰈専門の料亭があります。
贅を尽くした邸宅と庭は大変なもので、門もさながら城門のようでした。
そこで出された箸袋に枯れた文字で
「大味必淡 大音必希」
とありました。
大意ですが、美味しい物は必ず淡く、美しい音は必ず微かに聞こえる程度の音
という意味です。
これでいくと、あのシャンパンの泡の音は正しく「大音必希」のそれと言えましょう。
あ!そういえば的山荘の襖もキレイだった!
取っ手も「襖」の回に出てたような七宝焼きだったと思います。
やはり美というのは身の回りにあるのですね。
世界は美しいもので出来ている!!
だから色々大丈夫!!
しかしスパークリングワインの澱ってあんな風に出すんですね。
びっくりしました。
スポーーーんって。
修道院で作ってた頃のシャンパンはどうしてたんだろう。
「ワイングラス」の回ではつい最近タモリ倶楽部で見た、
リーデル社の日本支社が出ていて笑いました。
ああ、そうそう。その後ろの方で、
「ルネッサーン!!」
ってやってたわ、と思いながら。
来週はクラシックなホテル。
これもまた楽しみです。
でも読みが外れてちょっと悔しくもあります。
クラシックなホテルも含めて、正雄初の1時間スペシャルは
谷さんが信濃路を歩いたように、横浜に行くのではないかと思っていたので。
ここで消費していいの?
まぁいらん世話ですな。
2009年05月09日
火鉢
火鉢を入手。
以前から火鉢が欲しかったので、思わぬ出会いに小躍りするほど大喜びです。
蛸唐草文様の染付火鉢で、Φ280×t180のやや小ぶりなものです。
帰宅後の鞄の中身を入れたり、ワインクーラーにしたりと大活躍することでしょう。
中に砂を敷いて枯山水を模するも楽しい。
磨き上げた床に直置きして、その床に映るのを見るのも雅到に富むというもの。
もー楽しゅうてならんわい!!
特に気に入った点。
この火鉢には山水画が描かれているのですが、旅人がひとり遠い山を仰ぎ見ています。
「これは私だ」
と思いました。
その旅人は笑っているようなので、なおさら私と思うのは悪くないなと。
そんなあさちゃんのテーマソングは木枯らし紋次郎の主題歌「誰かが風の中で」です。
あれは魂の歌だ。
江口洋介?
フッフフ。
知らんな。
以前から火鉢が欲しかったので、思わぬ出会いに小躍りするほど大喜びです。
蛸唐草文様の染付火鉢で、Φ280×t180のやや小ぶりなものです。
帰宅後の鞄の中身を入れたり、ワインクーラーにしたりと大活躍することでしょう。
中に砂を敷いて枯山水を模するも楽しい。
磨き上げた床に直置きして、その床に映るのを見るのも雅到に富むというもの。
もー楽しゅうてならんわい!!
特に気に入った点。
この火鉢には山水画が描かれているのですが、旅人がひとり遠い山を仰ぎ見ています。
「これは私だ」
と思いました。
その旅人は笑っているようなので、なおさら私と思うのは悪くないなと。
そんなあさちゃんのテーマソングは木枯らし紋次郎の主題歌「誰かが風の中で」です。
あれは魂の歌だ。
江口洋介?
フッフフ。
知らんな。
2009年05月09日
成長
たまに知り合いの息子さんに家庭教師をています。
予習の時間も含めて、自分にとってもなかなか学びの多いものです。
先日彼に
「なぜ本を読むのか?」
と質問されました。
理由は幾つもあるのですが、思春期の彼に一番効く回答をしておきました。
「『今の知識を持ったままあの頃に戻りてぇぇぇ!!』と思ったことはないか?
本を読むということは、未来の自分が
『あの頃に戻らなくても知識を持ってる自分』になっているということだ」
なにやらエライ切実に「戻りてぇぇぇ!!」と思ったことがあったようです。
いたく納得してくれました。
年を経ったのでしょうか、人の成長を見るのがなにより楽しい。
今は専ら彼と琴欧洲です。
琴欧洲はえらい。
遠く極東の地に、相撲を取るためにやって来たカロヤン。
「はだか はずかしい」
なんていいながらも、郷に入ってはとばかりに未知の文化を否定せず、(←これ、世界平和への道やで)
若い身空で研鑽を積んだ末の大関昇進。
外を歩けば日本人は自分を見ては「ヨーグルト!ヨーグルト!」
そんな中で素敵なお嬢さんも見つけてこの度ご結婚、
大関おめでとう!!
彼のブログで「人間の成長」というこの世で美しいものの一つを見れます。
もうね、漢字が出ただけでキュンってなっちゃいますよ。
助詞、助動詞は難しいようでスッポ抜けていますが、そんなことは瑣末なことです。
職業柄か食べてる画像ばっかりなのも心が和みます。
誰が教えたか語尾に☆マークがついているのも愛らしい。
「きょう わがしやさん いきました」と書いていて、
添付した画像があきらかに駄菓子屋だったりと
笑いの上手(うわて)を取るのもお上手(じょうず)です。
おばちゃん、君らの味方やで~。
食い詰めたらうちに来な~。
人間食べれたらなんとかなるからさ。
予習の時間も含めて、自分にとってもなかなか学びの多いものです。
先日彼に
「なぜ本を読むのか?」
と質問されました。
理由は幾つもあるのですが、思春期の彼に一番効く回答をしておきました。
「『今の知識を持ったままあの頃に戻りてぇぇぇ!!』と思ったことはないか?
本を読むということは、未来の自分が
『あの頃に戻らなくても知識を持ってる自分』になっているということだ」
なにやらエライ切実に「戻りてぇぇぇ!!」と思ったことがあったようです。
いたく納得してくれました。
年を経ったのでしょうか、人の成長を見るのがなにより楽しい。
今は専ら彼と琴欧洲です。
琴欧洲はえらい。
遠く極東の地に、相撲を取るためにやって来たカロヤン。
「はだか はずかしい」
なんていいながらも、郷に入ってはとばかりに未知の文化を否定せず、(←これ、世界平和への道やで)
若い身空で研鑽を積んだ末の大関昇進。
外を歩けば日本人は自分を見ては「ヨーグルト!ヨーグルト!」
そんな中で素敵なお嬢さんも見つけてこの度ご結婚、
大関おめでとう!!
彼のブログで「人間の成長」というこの世で美しいものの一つを見れます。
もうね、漢字が出ただけでキュンってなっちゃいますよ。
助詞、助動詞は難しいようでスッポ抜けていますが、そんなことは瑣末なことです。
職業柄か食べてる画像ばっかりなのも心が和みます。
誰が教えたか語尾に☆マークがついているのも愛らしい。
「きょう わがしやさん いきました」と書いていて、
添付した画像があきらかに駄菓子屋だったりと
笑いの上手(うわて)を取るのもお上手(じょうず)です。
おばちゃん、君らの味方やで~。
食い詰めたらうちに来な~。
人間食べれたらなんとかなるからさ。
2009年05月09日
落椿
真冬真夏以外のものはすべてヘビーローテーションで服を着ています。
それほど被服に重きを置く習慣がないので、
清潔でさえあれば年中似たような格好でもそれほど気になりません。
枚数も同年代の女性と比べたらかなり少ない方でしょう。
2004年にはうっかり被服費0円を達成してしまいました。
年度末に家計簿、というよりお小遣い帳を見返したときには
「わ、私の娘時代は終わった・・・!!」
と惜春とも安堵とも言い難い独り言を呟いたものです。
(下着・靴下は年末にごっそり捨てて、ごっそり買うので歳末特別会計費に含まれます)
そんな中で袖を通さないワンピースがクローゼットに一着あります。
丈は膝丈、袖は7分、地は紺色で織部の緑と白のかなり独特な幾何学模様が入っています。
上から下までくるみボタンが付いていて、丸い襟がなんともクラシカルなものです。
イメージしていただくなら、もたいまさこがひっつめ頭に白いソックス、
かごを持って買い物に行くときに着るワンピースとでも申しましょうか。
奇矯ギリギリの服です。
これを70歳過ぎてから着るためだけに持っています。
若者向けのブランドのものなので、今着るのが一番似合うのかも知れませんが
あえてこれを年を取ってから着たい。
自分で「年を取る楽しみ」を作っとかないとね。
なにより70過ぎてもある程度の体型と健康を保つための物差しとしています。
ウエストを共布のベルトで絞ることで生まれる、ドレープが美しいワンピースです。
不健康なほど太る訳には参りません。
また腰が曲がっては膝裏が、ひょっとしたらそれより上がちらりと見えてしまいます。
わしはタダで見せる程安うないでの!!
安い安くないはともかく、姿勢はよい方がいいでしょう。
「今生の 姿くづさず 落椿」
佐藤信子さんという方の句です。
このようにありたいものですね。
それほど被服に重きを置く習慣がないので、
清潔でさえあれば年中似たような格好でもそれほど気になりません。
枚数も同年代の女性と比べたらかなり少ない方でしょう。
2004年にはうっかり被服費0円を達成してしまいました。
年度末に家計簿、というよりお小遣い帳を見返したときには
「わ、私の娘時代は終わった・・・!!」
と惜春とも安堵とも言い難い独り言を呟いたものです。
(下着・靴下は年末にごっそり捨てて、ごっそり買うので歳末特別会計費に含まれます)
そんな中で袖を通さないワンピースがクローゼットに一着あります。
丈は膝丈、袖は7分、地は紺色で織部の緑と白のかなり独特な幾何学模様が入っています。
上から下までくるみボタンが付いていて、丸い襟がなんともクラシカルなものです。
イメージしていただくなら、もたいまさこがひっつめ頭に白いソックス、
かごを持って買い物に行くときに着るワンピースとでも申しましょうか。
奇矯ギリギリの服です。
これを70歳過ぎてから着るためだけに持っています。
若者向けのブランドのものなので、今着るのが一番似合うのかも知れませんが
あえてこれを年を取ってから着たい。
自分で「年を取る楽しみ」を作っとかないとね。
なにより70過ぎてもある程度の体型と健康を保つための物差しとしています。
ウエストを共布のベルトで絞ることで生まれる、ドレープが美しいワンピースです。
不健康なほど太る訳には参りません。
また腰が曲がっては膝裏が、ひょっとしたらそれより上がちらりと見えてしまいます。
わしはタダで見せる程安うないでの!!
安い安くないはともかく、姿勢はよい方がいいでしょう。
「今生の 姿くづさず 落椿」
佐藤信子さんという方の句です。
このようにありたいものですね。