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2009年06月27日

すまん

何年か振りにあるカフェに行きました。

高台に立つ眺めのいいお店です。
空と海のその淡青の境は、正しく神の引き給うた線だと
ただただ歎美しておりました。

天気もよかったので近くの神社に行ったついでに寄りますと、











潰れてた。











あー、ごめん。
私ここでお茶とケーキだけで「トシオ、あんたいけんで」とかいいながら
「死の棘」を読み上げたりしてたわ。
私みたいのが多かったのかなぁ。






「死の棘」1…島尾敏雄の私小説。夫トシオの浮気が原因で狂気を纏う妻ミホ。
       妄執と嫉妬、贖罪と衝突の日々の中、やがてトシオも精神に異常を来たす。
       極限状態の中で夫婦とは、家族とはを問い続ける物語。
       「ドグラマグラ」並に読んでて頭がおかしくなる。

「死の棘」2…トシオ=岸辺一徳、ミホ=松坂慶子で映画化。
        岸部四郎の談では「兄とは親戚の冠婚葬祭の時しか会うこともない」とのこと。
        あんだけそっくり兄弟でもこのくらいの距離がある。それはそれでいいと思う。
        家族間で悩みのある人にはちょっといい福音ではないでしょうか。 
  


Posted by あさ at 23:34Comments(4)生活