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2009年06月06日

以後不問として頂きたい。

どういった方かは存じかねますが、以前

「芸能人なら誰に似てる?」

とメッセージを頂戴しました。

















「綾瀬はるかとゴリラを足して、綾瀬はるかを引いた感じです」


とお答えしたら、その後ぷっつりメッセージは途絶えました。
うふふふふ。



30女の虫の払い方をなめるなよ。

  


Posted by あさ at 23:21Comments(2)生活

2009年06月01日

宝瓶と鶴齢

三十路突入を記念して、宝瓶と揃いの湯冷まし、茶碗を買いました。


宝瓶というのは片口に蓋がついたようなもので、持ち手のない急須のことです。

亡くなった父方の伯父が、本家に遊びに行くと必ず宝瓶でお茶を入れてくれました。
片手で宝瓶を鷲掴みして、小さな茶碗の上を行ったり来たりしながら
一番美味しい最後の一滴まで出すべく、何度も振っていました。
あれは思い返すとなかなかかっこよかった。

30代で宝瓶、
40代で応量器。

以前はこれに箱膳が入りましたが、年を取ると座しての食事は膝が辛いようなのでやめました。
あさちゃん痛いのイヤ。

ここで私の人生における什器集めは完成を見せます。
(ちなみに20代は黒壇の箸でした。これ一膳と菜箸一膳しか持ってない)


散々探していた宝瓶ですが、これがなかなか見つからない。
まず磁器であること。
がっちゃんがっちゃんとガサツに食器を洗うので、土ものはよう持ちきらんのです。

次に白いこと。
もう白けりゃ何でもいいの。どうしてこうも白が好きなのか。
それに美しい水色も楽しみたいし。
小さな絵入りも却下としていました。

もうね、いっこもない。
ぐずぐずでしたよ。



ところがネットで検索したらトップに理想の宝瓶が!!
イエーイ!!
我が名は現代っ子!!
楽出来るなら経過も手段も問わぬ!!
ニヤニヤしながらポチっとしました。


30歳の一日前、無事届きました。
もう嬉しゅうて嬉しゅうてならん。
でも当日の夜まで我慢。
開ける暇もなかったし。


当日です。
静かな夜の静かなお茶です。
イメトレとして手首をクキクキしていた真価が今問われる。

茶碗を温め、それとは別に適量を湯冷ましにお湯を入れます。
ここでお茶葉。

フッフフ。
この日に相応しいものを用意しましたよ。
一保堂の玉露、「鶴齢」です。
一保堂の玉露ったら、お歳暮でしか見たことありませんでしたよ!
それが今自分のお金で!自分の目の前に!自分が飲むの!!
あー!年取ってよかった!!三十路万歳!!
今回は「齢」繋がりでこれにしましたが、いつか何かで天下を取ったら
最高の玉露、「天下一」を飲みたいものよのぅ。
・・・案外野心家なアタイ。


一保堂と言ったら目に鮮やかなオレンジとヒスイ色の茶壺のラベルです。
開けると鼻腔を甘やかに刺激するお茶の香りは、これからの至福の時間を確約してくれました。
50度近くまで下がったお湯を注ぎ、茶葉が緩むのを待ちます。
約1分。
この待つ時間を持つことがなによりの贅沢なのでしょう。


手首をクキクキクキクキ振りに振って、自分至上最高のお茶が入りました。



!!
・・・甘露なり。
正しく甘露なり。

とろりとした甘みと香り。
茶碗の縁は指を入れると透けて見えるほどの薄さです。
この薄さがお茶をさらに美味しくさせているのでしょう。
何ccなのか、ほんの一口で終わる幸せ。
久々に脳内麻薬がじゃーじゃー出ました。
これは癖になります。


が一つ難点が。
ちっちがめちゃくちゃ近くなる。
ただでさえ代謝という代謝がいい私です。
キュウリ一本食べただけで、その利尿作用に腎臓がフル稼働します。
まさか30になったと同時にトイレの国のお姫様になるとは。
万年アルコール除菌中の肝臓といい、私の中身はよう働くのう。


中身に負けずに私も働くよ!
これからもよろしくな!!


  


Posted by あさ at 00:12Comments(6)生活

2009年05月25日

どっちか聞かれたので。

友人に「今いくよくるよみたいな服をもらった」と話したら

「どっちや」と聞かれました。








こっちだ。

































このためだけにえらい時間の調整をしちまいましたよ。
月曜だってのにもう。

  


Posted by あさ at 22:17Comments(4)生活

2009年05月24日

どうしよう。

知人から今いくよくるよみたいな服をもらいました。

ど、どうしよう。  


Posted by あさ at 22:30Comments(4)生活

2009年05月24日

梅ジャムで幸福論

昼間行った美容室で散々グーグー寝たので、
夜中の冴え冴えとした自分をもてあまし、梅ジャムの仕込みをしました。

パンを食べる習慣があまりないのに季節に踊らされて梅を買ってきてしまいます。
梅に限らず買ってきては後で慌てる。豆やらなんやら。


乾物が一番ひどいです。
以前も書いたような気がしますが、買い込んだ乾物をやっつけるために
年末の食卓はまっ茶色です。
毎年同じことをするので、ちったぁアホじゃねぇんかと思います。


梅酒は作りません。
家の中にアルコールがあると落ち着きませんもの。
あればあるだけ飲んでしまう。
飲んで飲んで飲まれて飲んでです。
ビールのストックなんて恐ろしくて出来ぬわ。


ジャム用の瓶を出したとき、戸棚の奥に見えたのが2本のワインです。
呑み助の私がもう何年と手をつけずに持っている、生まれ年のワイン。
赤、白のそれは人からもらったものです。

その方の吉報を風の噂に聞いたときに開けようと思い、ずっと仕舞っています。


他人の幸せを願うとき、自分がその人とその瞬間、関わっているかいないかは
極々瑣末のことではないかと思います。

人や物があることで得られる幸福というのは脆弱なものです。
物はいつか壊れ、
人とはいつか別れます。

そんな淡雪のようなものを心のよすがにするのはあまり薦めません。
「あんたが何かをなくして悲しむところをみたくないのさ!」です。
何故こういう話になるとハスっぱになるんだ、私は。
あさちゃん、はずかちーのかしら。

とにかく自分の中の幸せを見出せることが、一番長く幸せでいる方法でしょう。



距離はある。何かを持っているわけでもない。
でもたまに美味しいものが手に入ったら、会いに行って分かち合う。
会わなくてもあなたが幸せならそれでいいよ。
これが私の理想の対人観です。


美味しく出来たらあの人やあの人に贈りましょう。
自分が食べる予定のないジャム作りは、人の幸せを考える時間になりました。  


Posted by あさ at 18:53Comments(2)生活

2009年05月24日

狙われる耳

祖父も大概TVの視聴時間の少ない人です。

まともに見るのは日曜日の午後、
NHKのど自慢→新婚さんいっらしゃい→アタック25
という流れです。

ですが中継ぎの「新婚はん」の30分は面白いといってる割りには
まったく画面を見ておらず、手元の本を読んでいます。
おそらく大好きな「アタック25」を逃さない為に、つけているだけのように思えます。

それとも浮いた話も沈んだ話もない最年長の孫に
無言のプレッシャーを与えているのでしょうか。
そうだとしたらなかなかの策士よのう。
結構な圧力です。

そんな術策に富む祖父と昼食後、「のど自慢」を観ていました。
会場は長崎県五島、今回もお歌の上手な方ばかりです。

一番心に残ったのは永ちゃんに扮した内科医(?)の方でしょうか。
前奏の間に客席や壇上の出演者にタオルを撒く永ちゃん。
なんとまめまめしい。
ただ残念なことに五島には永ちゃん文化は伝播していなかったようです。
ほとんどの方が普通に鞄の中に収めていました。

稲作だって全国に伝わるのに長い時間がかかったのです。
仕方がないさ、なぁ永ちゃん。

ちなみにこの永ちゃん、もうすぐご結婚されるとのことでした。
おめでとう、幸せになってね。
しかし人間、人生の甘みにかまけると何をし出すかわからんなぁ。


そのあと見もしない「新婚はんいらはい」を流しながら、祖父の耳を掻きました。

フッフフ。
TVの中の新婚さんもびっくりなこの蜜月ぶり。
全国のおじいちゃんっ子よ、存分に我を妬むがよいわ!



が、ぜんぜん取れない。
聞けば別の祖父道楽の者がつい先日取ったとのこと。
ムキーーーッ!!
この私が出し抜かれようとは。

このようにいつもおじいさんの耳の穴は数々の魔手に狙われているのです。
大変デスネ。(←スゲー人ごと)


帰りに祖父と畑に行きました。デートです。言い張ります。反論する奴はかかって来い。
新玉ねぎをもらいました。
嬉ちー。
ありがとう。




  


Posted by あさ at 18:52Comments(3)生活

2009年05月09日

火鉢

火鉢を入手。

以前から火鉢が欲しかったので、思わぬ出会いに小躍りするほど大喜びです。

蛸唐草文様の染付火鉢で、Φ280×t180のやや小ぶりなものです。
帰宅後の鞄の中身を入れたり、ワインクーラーにしたりと大活躍することでしょう。
中に砂を敷いて枯山水を模するも楽しい。
磨き上げた床に直置きして、その床に映るのを見るのも雅到に富むというもの。
もー楽しゅうてならんわい!!


特に気に入った点。
この火鉢には山水画が描かれているのですが、旅人がひとり遠い山を仰ぎ見ています。

「これは私だ」

と思いました。

その旅人は笑っているようなので、なおさら私と思うのは悪くないなと。



そんなあさちゃんのテーマソングは木枯らし紋次郎の主題歌「誰かが風の中で」です。
あれは魂の歌だ。

江口洋介?
フッフフ。
知らんな。

  


Posted by あさ at 02:40Comments(3)生活

2009年05月09日

成長

たまに知り合いの息子さんに家庭教師をています。
予習の時間も含めて、自分にとってもなかなか学びの多いものです。

先日彼に
「なぜ本を読むのか?」
と質問されました。

理由は幾つもあるのですが、思春期の彼に一番効く回答をしておきました。

「『今の知識を持ったままあの頃に戻りてぇぇぇ!!』と思ったことはないか?
本を読むということは、未来の自分が
『あの頃に戻らなくても知識を持ってる自分』になっているということだ」


なにやらエライ切実に「戻りてぇぇぇ!!」と思ったことがあったようです。
いたく納得してくれました。


年を経ったのでしょうか、人の成長を見るのがなにより楽しい。
今は専ら彼と琴欧洲です。


琴欧洲はえらい。

遠く極東の地に、相撲を取るためにやって来たカロヤン。
「はだか はずかしい」
なんていいながらも、郷に入ってはとばかりに未知の文化を否定せず、(←これ、世界平和への道やで)
若い身空で研鑽を積んだ末の大関昇進。
外を歩けば日本人は自分を見ては「ヨーグルト!ヨーグルト!」

そんな中で素敵なお嬢さんも見つけてこの度ご結婚、
大関おめでとう!!


彼のブログで「人間の成長」というこの世で美しいものの一つを見れます。
もうね、漢字が出ただけでキュンってなっちゃいますよ。
助詞、助動詞は難しいようでスッポ抜けていますが、そんなことは瑣末なことです。

職業柄か食べてる画像ばっかりなのも心が和みます。
誰が教えたか語尾に☆マークがついているのも愛らしい。

「きょう わがしやさん いきました」と書いていて、
添付した画像があきらかに駄菓子屋だったりと
笑いの上手(うわて)を取るのもお上手(じょうず)です。


おばちゃん、君らの味方やで~。
食い詰めたらうちに来な~。


人間食べれたらなんとかなるからさ。

  


Posted by あさ at 02:13Comments(5)生活

2009年05月09日

落椿

真冬真夏以外のものはすべてヘビーローテーションで服を着ています。
それほど被服に重きを置く習慣がないので、
清潔でさえあれば年中似たような格好でもそれほど気になりません。
枚数も同年代の女性と比べたらかなり少ない方でしょう。


2004年にはうっかり被服費0円を達成してしまいました。
年度末に家計簿、というよりお小遣い帳を見返したときには

「わ、私の娘時代は終わった・・・!!」

と惜春とも安堵とも言い難い独り言を呟いたものです。
(下着・靴下は年末にごっそり捨てて、ごっそり買うので歳末特別会計費に含まれます)


そんな中で袖を通さないワンピースがクローゼットに一着あります。
丈は膝丈、袖は7分、地は紺色で織部の緑と白のかなり独特な幾何学模様が入っています。
上から下までくるみボタンが付いていて、丸い襟がなんともクラシカルなものです。

イメージしていただくなら、もたいまさこがひっつめ頭に白いソックス、
かごを持って買い物に行くときに着るワンピースとでも申しましょうか。
奇矯ギリギリの服です。




これを70歳過ぎてから着るためだけに持っています。

若者向けのブランドのものなので、今着るのが一番似合うのかも知れませんが
あえてこれを年を取ってから着たい。
自分で「年を取る楽しみ」を作っとかないとね。

なにより70過ぎてもある程度の体型と健康を保つための物差しとしています。

ウエストを共布のベルトで絞ることで生まれる、ドレープが美しいワンピースです。
不健康なほど太る訳には参りません。
また腰が曲がっては膝裏が、ひょっとしたらそれより上がちらりと見えてしまいます。
わしはタダで見せる程安うないでの!!
安い安くないはともかく、姿勢はよい方がいいでしょう。




「今生の 姿くづさず 落椿」 

佐藤信子さんという方の句です。
このようにありたいものですね。






  


Posted by あさ at 01:14Comments(4)生活

2009年04月24日

藤の花の盛りを迎えましたね。

好き好きでしょうが藤棚などで整然とされたものや、鉢に植わっているものより
山肌にふわりと見える薄紫の方が美しく感じます。

気品高い女性の匂うような美しさの花の房、脆弱なようで強靭な蔓。
また藤は「酒飲み花」とも言われ、水揚げするときに少しお酒をいれるとよいとか。
お酒と相性がよいというのも物語を想起させます。
藤のような人。素敵です。

ここ数日はどこの山沿いを運転しても藤を愛でられます。
まだ分別がつく前の木々の緑に添う、淡淡としたむらさきの目立たず奥ゆかしいこと。
山肌を滝のように房を垂らす様もたおやかです。



あるとき一瞬目に入った藤に何か違和感が。
・・・?


!!
はじめて見ました。
青々とした松に絡み付いていたのです。
たまたま私が見たことがなかったと言うだけかもしれませんが、
ちょっと異形でしたね。


強く猛々しい松の幹、鋭く濃い緑の松葉。
これを絡めとる藤の花はこれまで見出すことのなかった、
清雅でありながら官能的な美しさがありました。

こういうのをエロスを内包した美とでもいうのでしょうか。




まだ見ぬ私のダーリンへ。
「俺は藤の花のように昼は淑女、夜は娼婦みたいな女がいいんだよう!!」
とか言わないでね。
ダーリンをボッコボコにしたくないの。


  


Posted by あさ at 23:55Comments(4)生活

2009年04月24日

小泉先生で別府へ

小泉武夫先生の講演会に行きました。

思い起こせば7.8年前でしょうか。
放送大学でやたらおかしい先生がいて釘付けになったのが始まりでした。

自らを「発酵仮面」と称する先生は、発酵学の権威であらせられます。
NHKの芸能花舞台だか芸術劇場だかで、舞踊「納豆売り」を扱うというだけで、
センセイ呼ばれていました。フットワーク軽いわ。

また著作も多数表されています。
日本経済新聞にも連載されてらっしゃるので、ご存知の方も多いのではないのでしょうか。

「鰯の天ぷらのぺらぺらとした油のコク味」
「胃袋めがけてすっ飛んでいったのであります」
「こいつをヌル燗でコピリコピリとヤるんですな」

など小泉語録は枚挙の暇がございません。
小泉先生の文章のすごいところは、誰でも体験、知覚したことがあるけれど、
言語化していないことを言語化し、それを読む側に追体験させてくれるところです。
天ぷら油のあの味を「ぺらぺらとしたコク味」と表現するそのセンス。
初めて聞くのに言われてみれば、その言葉がもっとも相応しいじゃございませんか。
ともするとこういう感覚的な造語は、読むときひどく違和感や不快感を与えかねないのに
匙加減が絶妙なのです。

しかもその言葉が定着しやすい。
私も「コピリコピリとヤるんですよ!!」
なんて言ってみたりします。
実際にはガブガブとですが。


そんな先生の講演会があるのです。
行かねばなりますまい。いざ別府!

途中行くつもりだった蕎麦屋、レストランが潰れていて驚きました。
やはり飲食店は栄枯盛衰が激しいのですね。

あちこちうろうろしたもですから、ぎりぎりの会場入りです。
席は前から2番目。後ろの方に別府大学の学生さん、前の方に年配の方が多くいらっしゃいました。
公演の題目は「悪臭」
「くさいはうまい」という著書もあらわされた小泉先生です、
最初から最後までクッサイ食べ物のお話をして下さいました。
会場はおばちゃんの笑い声の絶えない楽しい1時間半でした。
今後も別府大学では、香りをテーマに講演会をするそうなので、
興味のある方はいらしてみてはいかがでしょうか。

帰りに鉄輪温泉温泉界隈を歩いてみたのですが、
石畳の坂路が温泉情緒を一層引き立てる、感じのいいところでした。
「おー、これがこれが」と
ヤングセンターや秘宝館を仰ぎ見ましたよ。

立ち寄り足蒸し湯に足を突っ込みたかったのですが、
ストッキングを脱ぐのは憚られたので、
気持ちよさそうに蒸し湯を楽しんでいる方達を羨ましげに見ておりました。
散策しておりますと、牡丹の花が咲く庭のある旅館が期間限定でカフェを開いているとのこと。
アラアラ行かねばね。
と、ほくほくしながら入りました。

しかし桜が終わったかと思ったらもう藤だ牡丹だですよ。
来週には菖蒲だなんだ言い出すんですよ。
もう追いつかんでいけんわ。手加減してくれ。

目当ての牡丹は手加減無用の美しさ。
座る美女を牡丹に例えた言葉も思い出されます。
他にお客もいなかったようで、窓際の席に案内してもらえたのも運がよかったです。
煎茶をいただきながら枯淡の風情溢れる静かなお庭を拝見しました。

帰りはアバンティを聞きながら、珍しくテンパリ気味のスタンをおちょくりつつ
別府を後にしました。
皆がボンボン飛ばす別大国道で緊張しきった体をほぐすべく、田ノ浦ビーチで休憩。
彼誰時の公園は若いカップルが素敵な時間を過ごしています。
結構なことです。
おばちゃん邪魔するつもりはなかったの。ごめんね。




よい休日を過ごしました。





今「やさいの時間」を見ていたのですが、
藤田先生のてんとう虫とおばちゃんのコスプレが可愛すぎる。
もうキューーンてなる。キューーンて。

小泉先生は偉くなりすぎて、もうこういうことはしてくださらないのかしら。


  


Posted by あさ at 23:18Comments(7)生活

2009年04月24日

得心

先日、友人と来年(再来年?)の大河ドラマの話をしていました。
福山雅治が竜馬をするそうですね。

何を話しても語尾に
「でもまちゃ(=福山雅治)はかっこいいからね!」
と言う彼女。

「彼奴はラジオ界においては鶴光の正当なる後継者。気をつけるべきだ」
とNHKに側に立って私は意見したのですが、
どうやら彼女は笑福亭鶴光を知らないようです。

そこで一つ二つ鶴光のモノマネをしてあげました。
「※※※※でっか~?」 (自主規制)
「※※※※ますのんか~」 (再度自主規制)




そしたらね、ドン引きデスヨ。
鶴光でも福山でもなく、私がドン引かれてしまいましよ!!
好きな人のことならどんな些細なことでも知りたいという
乙女の恋心を(勝手に)汲んだ結果が、ドンッッッッ引きですよ!!


得心がゆかぬわ!!!





不当な扱いに憤りましたが、
ここ10数年近くこのような思いをしていないことを考えると、
やはり幸せに過ごせているのだなと思うに至りました。



しかし、納得がいかん。

  


Posted by あさ at 23:17Comments(2)生活

2009年04月11日

私の花

先日墓参りに行きました。

あえて春分の日の前と後に行く。
フッフフ。これが玄人の仕事よ。
黄砂でヒョウ柄になった墓石をビカビカに致しましたよ。

行く途中の畦道を見ると白いオダマキの花が!
ウッソ!早っ!しかも白!

摘もうとすると手折れないほどの太い茎と拒むように棘がびっしり。
よく見たら全然違いました。とほほ。
指切っちゃった。


オダマキを勝手に私の花としています。

あさ(麻)糸を巻くオダマキに似ていることからその名がついたこと、
咲く時期が誕生日に近く、誕生花であること、

この二つだけで「これはアタイの花!!」と言い張る。
相変わらずだ。





平家物語に「おだまき」という段があります。
なんと舞台は大分県。豊後大野です。

美しい姫君のところに足しげく貴公子が通います。
やがて姫君は身ごもりますが、貴公子の身元がわからない。

「オダマキの麻糸を針に通し、その針を貴公子の着物にこっそり指して
糸を手繰って追いかけなさい」

母から知恵を授かって姫は貴公子の居所を掴みますが、
そこは洞穴、なんと貴公子は姥山(今の祖母山)の神である大蛇だったのです。

大蛇は針がもとで死んでしまいますが、その子、孫は大成し
特に五代緒方惟栄は尚武でその名を轟かしたそうです。


豊後大野のパンフレットによく書いている話なので、
大分に住む我々にとっては、今さらといった感もありますね。
歌舞伎の「妹背山婦女庭訓」にも似た話があります。




ここでオダマキの花言葉を。



「断固として勝つ!!」



「友愛」やら「純潔」やら美しい単語が多い花言葉の中でこれ。

この無根拠な自信!万事を勝負に繋げる野蛮な感性!
我が花に相応しいわ!!



  


Posted by あさ at 02:58Comments(6)生活

2009年04月11日

弱点

「好きに違いない」

と友人から言われてお笑いを見ました。
名前は忘れてしまったのですが、ヨイヨイのお年寄りに扮した
二人組が漫才をするというもので、
ボケ役はもう「すぅー すぅー」という声しか出ない。



うわぁぁぁぁん!大好きだよぅ!!ちくしょー!!



落ち着け、あれはニセモノだ。

わかっているのに、ありがたいものを見たような気がして
手を合わせてしまいました。


もういけんですわ。OVER75が見事弱点。





この芸人さん達が売れて、グラビアアイドルのお嬢さんたちを
食っちゃあ捨て食っちゃあ捨てするようになったら、
私の心の均衡が崩れそうで今から怖いです。

  


Posted by あさ at 01:57Comments(4)生活

2009年04月03日

おじいさんに穴をあける。

祖父を花見に誘いに行きました。
いそいそと和菓子を買い込み、一路祖父母宅へ。
道すがら見える薄墨のごとき桜の花が心を逸らせます。

甘いお茶も用意したよ。
今年も喜んでくれるかしら。

着くと玄関にはすっとした枝ぶりの桃が活けてありました。
灰色がかった青い花器にぽってりとした桃の花が映えます。

百花の魁と言われる梅にはどこか高潔の痩躯の隠士にした厳しさがありますが、
桃は古代の美女を思わせるような奔放な華やかさがありますね。
さて、次は桜よ。
待っとれよ!!


「おじいさん、去年行った公園に花見に行きませんか」



「寒いから出らん」




だーよーNEEEEぇぇぇ。




というわけで、コタツの上に早速和菓子を広げてモリモリ食べてもらいました。

おやつが終わりますと、私は叔母が来たらあげようと思っていた40代向けファッション誌をめくり、
祖父は「徳川三代 99の秘密」を読んでいました。


「一日僅か5ステップ!!滞るリンパを流しむくみ知らずの春顔へ」
ほぅ。
ビフォー・アフターの写真では、顔が一回り違います。
目も大きくなって、法令線も薄くなっているようです。


「おじいさん、もっと美しくなりたくありませんか」

祖父母宅では、耳の遠い祖父には大変不利なルールがあり、
一方的に言えば、返事がなくても諾とするのです。
おかげで祖父はしょっちゅう炊飯器のスイッチを押していないと祖母から責められています。

返事がなかったので、己が美を希求する心があると見做して
寝っころがって本を読むおじいさんの顔をゴリゴリ押してみました。

途中
「ぐ」

と聞こえたような気がしましたが、きっと
「虞美人のような美人になる!」

と言いたかったのでしょう。
わかる。わかるよおじいさん。アタイとおじいさんは以心伝心だもの!
一緒に美人になろうぜ!!


飽きたので(?!)止めてみるとなんということでしょう。
弾力のない92歳の肌は指の形に穴があいたまんまになっていました。
しばらくしたら戻りましたが、改めて老化というものを見た思いです。
こうやって予習しとかないと、いざ自分がなったときびっくりするからね。
おじいさんありがとう。そしてごめん。
ところでなんでそんなにされるがままなの?


次こそは暖かい一日になってもらわんと、またおじいさんに穴があく。
どうか晴れますように。




いまから趣味の園芸を見ます。OPも一緒に大声で歌わなきゃ。
そのあと草刈正雄とのファーストコンタクトです。
うぅ。心臓に悪い。


  


Posted by あさ at 21:36Comments(4)生活

2009年03月15日

ホワイトデーと桜

今日はホワイトデーでした。
皆様素敵な一日をお過ごしになりましたか?

私は朝5時からの美の壷の再放送を観た後、
「小姑にねちりねちりといびられながら、隅々まで掃除をする嫁ごっこ」をして、
朝食を取った後、のろのろと「比叡山」(別冊太陽)を読んでおりました。
この時点でAM7:00。年寄りか私は。

外は大変な強風です。
遠くに見える梅もあまりの風に耐えかねて、7分は散ってしまいました。
梅こそ季節を終えましたが、木蓮が盛りを迎えています。
白木蓮のすっと立つ姿の清しいことよ。
もう白けりゃなんでもいいなぁ。

木蓮の花が開いてきたら、桜もいよいよ遠からじです。
やはり桜は日本の春の象徴と言えましょう。
『武士道』でも本居宣長の言葉を抄き、「大和魂」の章で桜を称えています。
稲造ばかりに任せちゃおられん!ワシもやるでよ!!
というわけで、一足ならぬ三足ほど早く今日を「桜を愛でる日」としました。

そうは言っても蕾未だ固し。
仕方がないのでピンク色の服を着ることしましょう。
アタイが桜よ!
此花咲耶姫の再来と称えるがいいわ!!


・・・うん。持ってない。
クローゼットを開ける前から分かっておったがな。
ピンクと言ったらハンカチくらいしかありませんでした。

それでも執念深く探しますと、
・洗顔ネット
・ボウル
・布団たたき

以上がピンク色でした。
いっそボウルを頭に被ろうかとも思いましたが、
台所道具を頭に被るのは、衛生観念上如何なものかと思い諦めました。

NHKの芸能花舞台か芸術劇場かなにかで「道成寺」でもやらないかなぁと
思いながら、布団たたきを元に戻しましたよ。
この執念、まさしく「京鹿子娘道成寺」の清姫も尻尾を巻いて逃げる程です。
ていうか彼女、どっからどこまでが尻尾?



午後になってはたと気が付くと今日はホワイトデー。
先月のバレンタインデーのお返しに行かねば!
ばたばたと身支度を整えて、家を出ました。




帰ってみると、自分が用意したものよりお返しの頂き物の方が多い。
韓国土産のパック、紅茶、お菓子、アスパラガスetc

午前中桜さくらとぶつぶつ言っていたからか、桜のお煎餅までありました。
おおぅ、引き寄せの法則か?

甘いおせんべいに桜の塩漬けがきれいに広げて付けられています。
まさかこんな素敵な物を頂けるとは思わなかったので、
帰りしな、桜まんじゅうを2つ買ってきてしまいました。


盛り盛りのお茶うけで、三足早い桜を愛でるおやつ時間は幸せなものになりました。




清姫・・・ビューティー坊主に一目惚れするも袖にされ、大蛇に化けて坊主を追い掛け回すという執念の人。
で、結局どっからどこまで尻尾なの?  


Posted by あさ at 01:29Comments(4)生活

2009年03月01日

やーらーれーたー!!

例によって、祖父のところに行きました。
「山本五十六」の最終巻を渡しにです。
読むのが早い祖父のこと、きっと待っていることでしょう。

あれー?いないよー?
まぁ、畑に行ったのでしょう。
本と柔らかくて甘いもの、今回はプリンをテーブルに置いておきました。
和、洋、中、駄(?)を問わず、柔らかくて甘いものならなんでもいいようです。
でも、そろそろネタ切れ。次はどうするかなー。


そんなことを考えながら、
私と1、2を争う「祖父道楽」の親戚に、
誰もいないおじいさんの低位置を写真に撮って送りました。



その数時間後。
おじいさんと盆栽展に行っていたことを自慢する彼が私の目の前に。

「いや、盆栽展はたいしたことなかったよ」
「おじいさんは久しぶりの外出だったって」
「一応あさを待ってみたけど(笑)」
他。


キーーーーーーッ!!
くわえたハンカチがちぎれるわ!!


花見の季節は私がおじいさんを独占するからな!!
見とれよ!!




  


Posted by あさ at 02:21Comments(2)生活

2009年03月01日

ワシズ

知り合いの奥様がなにやら憂い顔です。
伺いますと、

「映画『ドラゴンボール』の予告を見ると辛くてかなわん」

とのことでした。

そうですね。憂い顔にもなりますね。
私も男塾の映画化のときには同じ心持ちになりました。


そんな奥様を元気づけようと、悟空さんと同じ髪型の鷲巣さんが大活躍する
今月号の「近代麻雀オリジナル」を差し上げました。
表紙の鷲巣さんに

「オッス!おらワシズ!!」

と吹き出しをつけてみましたよ。
喜んでいただけるかしら。






  


Posted by あさ at 01:52Comments(4)生活

2009年03月01日

マダム運

NHKのドラマ「白洲次郎」を観ていたら、こんな時間です。
ジローさん、もといタローさんに私は怒られるのでしょうか。
おお、テリブル。

「せやな、そこは正座やな」

タローさんに言われる前に居住まいを正してみました。
粗忽者のなんと怒られ慣れていることよ。


だって今夜は武相荘見るってお約束したんだも~ん。
隣の市のカフェのマダムと。
美の壷仲間、ビ友改め壷友マダムです。

久々にお邪魔しました。
最後に伺ったのはクリスマス。

ケーキの販売もされているお店で、この日にお茶を頂くのはご迷惑になります。
パープレイスに行ったついでに、マダムがお好きとおっしゃっていた
LUSHの入浴剤をポストに放り込んできました。ダンクシューッ!!
ちょっとしたストーキングですね。

「♪知らず 知らずのうちに~」

宇崎竜童の今なら信じられないようなストーカーの歌が思い出されます。
(アタイ、一番星のブルースも歌えるよ!嫁を大切にする人の作品は好ましい)



それからとんとご無沙汰だったので、入った途端大変な歓待を受けました。
お礼のお電話を下さっていたそうですが、私が間違えてお教えしていたようです。
申し訳ない。


深く体を預けられるソファに座って、昨日の美の壷の感想を交わしながら、
美味しいコーヒーとシフォンケーキを頂きました。

途中お茶会の帰りという、着物の三婦人がみえました。
軽く会釈をしたとき拝見しただけですが、どなたも品のよい着物をお召しでした。
思わぬ眼福に心が華やぎます。

帰りにクリスマスのお礼と、お店に置いてある壷友マダム手作りのイチゴのジャムを頂戴しました。
重ね重ね申し訳ない。



どうも私は「もらい物運」がべらぼうに高いようです。
食べ物限定ですが。
おなか空かしてるように見えるのかのぅ。

さらに「マダム運」も天井知らずです。
マダム・アクちゃまをはじめ、壷友マダム他
素敵マダムのお歴々と親しくさせていただいております。

最近では前回のブログで、若干季節が遅れた椿をお贈りしたマダム。
二つほどヒントを入れておりましたが、ご自分のことかしらとお悩みでした。
なんと奥ゆかしい。
(麻の葉模様は私のシンボルにしておりますよ~)


フッフフ。
この細やかさ、一度とて男相手に発揮したことがないわ!



帰りに蕎麦屋によって、そば味噌焼きとザル、天ぷらをお夕飯にしました。
タラの芽の苦味が春を教えてくれます。
季節は巡りますねぇ。


林住期の季節を過ごす、素敵な先輩達の知遇を得る運をこれからも大切にしたいと思います。
つくづく人との出会いは宝ですね。




さて頂いたジャムでロシアンティーを入れるかな。










  


Posted by あさ at 00:18Comments(2)生活

2009年02月15日

香り

香りというのは、やはり精神状態を左右しますね。
好ましい香りは概ねよい思い出と直結しているようです。

部屋の香りにはいただき物のクラシカルな石鹸の香りのサシェがメインで
クローゼットには白木蓮のサシェを使っています。

副次的に掃除の後「朝霧」というお香を炊いています。
色味のろくにない服を着て、香と掃除と沈黙(独り言はノーカン)の毎日。

・・・これなんていう作務?
尼寺へ行け、尼寺へ!!(BYハムレット)←こいつもたいがいな奴ですな。人のことは言えんが。





嗅覚が鋭い方というのは頼もしいですね。
見合いの釣り書に「鼻がいい」と書かれたらキュンキュンしてしまいそうです。
生存能力が高そうで素敵じゃありませんか。
「鼻が利く」という慣用句を考えた昔の人は、センスいいなぁ。

我々が古代の人より格段に劣った五感が嗅覚だと言いますが、
やはり匂いでものを判断しなくても
生きていける現代はありがたいぬるま湯です。
アタイ、甘い汁とぬるま湯がダイスキ!!

だめすぎる。
でもいいのです。
先代の努力の恩恵に感謝し、
竹島やら尖閣諸島やらの急務でない問題は
次代の叡智に委ねましょう。
じゃないと大概ケンカになるじゃないですか。
ぬるま湯万歳。




ぬるま湯でふやけきったあさちゃんですが、
これでも多少は艶めいた話があったりなかったり。
梅の香りに纏わる思い出です。

山道に白い梅の花びらが落ちていた季節です。
散りかけとはいえ、雅致に於いて欠けるものではない梅の古木の前で偶然あった人が、
後日私にまた逢えるかと思い、その梅の木がある古道をひとり登ったという話を後日聞きました。

我ながら清らかな話です。

これがいつの間にか、梅を見たらコートを頭から被って

「紅天女!!」


とかやる、ちょっとアレな30女になっていようとはその方も思わなかったでしょう。
時の流れは残酷ですね。
思い出は美しいままで香りと共にしまっておきたいものです。



そういえば昔ジバンシィの「AMARIGE」という香水を恩師から頂戴しました。
「AMOUR(愛)+MARIAGE(結婚)」の造語です。
「愛に溢れた結婚をなさいね」というメッセージだったのかもしれません。

・・・。先生ごめんなさい。
マヤちゃんと真澄さんが結婚するころには
我が身もどうにかしたいと思います。
100年先ですね。







  


Posted by あさ at 00:48Comments(2)生活